川地塾in南関東EX 第二回 1日目 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり ところにより 晴れ

土曜日が完全に雨だったので、来週も朝霧で開催する事にした。

雨は朝方まで降っていたので、地面がかなり濡れていて、

良好なサーマルは望めないだろうし、

雲底も低くなって、飛べるかどうか微妙なところだろう。

また、飛んでいる下から雲が湧いてくることもある。


寒冷前線が通過したわけでなく、

日本列島南岸を低気圧が通過した事による雨だったので、

晴れ間が広がっても、急な突風が吹く恐れは無いが、

やはり、充分注意を払わなければならない。


勝負は雲が無くなる一瞬だろうと予想して、

タイミングを見て、何時でも良い時に出てもらうために、

二年生を先に行かせた。


一年生は前回充分な説明が出来なかったことと、

今回から参加された方もいるので、もう一度同じ説明をする事にした。

何処の地区でも同じだが、毎回同じ事を言っているにも拘らず、

間違えて覚えていたり、忘れていたりする。



30分程遅れて、一年生を連れてエリアに向かった。

もう飛べる状態だが、テイクオフ前に雲が湧いている。

それでも、徐々に少なくなり、飛べるようになって来た。

二年生はもう当の昔に準備が終わっているにも拘らず、

なかなか飛ぼうとしない。

このタイミングを逃したら、次はどうなるか分からないのに・・・。


二年生のテーマは、サーマルの乗り継ぎ、コース取りである。

しかし、このコンディションとタイミングを読めないようでは・・・、

まだまだと言わざるを得ない。


日頃から、今日のようなしょぼいコンディションでも、

自然のリズム、風の呼吸、雲の流れ。

それらを読まずして、飛んでいて読める訳がない。

それを読む事ができるように、先に行かせたのに・・・。 (^_^;)


川地が今がチャンスと思ったタイミングで

隣のエリアから 『 上手いパイロット 』 テイクオフ(離陸)した。

私の知り合いのHさんである。30分程ソアリングしていた。


その後、低く雲が垂れ込め、エリアはクローズ。

幸いにも13:30頃から再び雲が無くなったので、

どうしても飛びたい人がテイクオフ(離陸)に上がった。

しかし、もうぶっ飛びしかないだろう。

それ程飛びたいのであれば、先程飛べば良かったのに・・・。 (^_^;)

これでは、サーマルのタイミングを読む事など到底出来ない。


何故か?


それは、全ての行動が自分の欲求に支配され、

自然の鼓動を感じていないからだ。



さて、どうしたものかな? (^^ゞ