不覚にも・・・ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->療育施設> 晴れ のち くもり

少し朝寝坊気味の翔は、起こしてもボーッとして動きが鈍い。

牛乳もノロノロ。 ご飯もノロノロ。

そして、長時間の朝食に耐えられず、オシッコはオムツへ!


「しょうがないな・・・」 とオムツを履かせようとしていると、

翔が両手でパンツを掴み、待ったをかけた!?

「どうしたショウ? オシッコがまだ出るか?」


オマルに座らせて、待つ事数分。


プ~~~ン ( ̄0 ̄) ! ?


何か臭わないか?

「あれ、ショウ!? ウンチをしたのか?」

そう、翔はオシッコではなく、

ウンチが出るので、待ったをかけたのだ。

ヽ(*゚Д゚)ノ━ォォオオ


ここまで、明確に自分の意思を表に出した事は初めてだった。

「凄いぞ!ショウ!!」

思わず叫んでしまった。


ただ、量こそたいした事は無かったものの

とても柔らかい事が気になった。

数日前もしきりに 『 歯軋り 』 をしていたので、

体調を崩さなければいいなと思っていた事が現実になりつつある。


見た目には元気で熱があるわけではないので、

とりあえず保育園に連れて行った。



お昼寝途中で迎えに行き、心理相談のために療育施設へ移動した。


プ~~~ン ( ̄0 ̄) ! ?


何か臭わないか?

「あれ、ショウ!? ウンチをしたのか?」

今度は大ウンチだった。

先程までニコニコしていたのが、

急に黙り込んでしまったのでおかしいなとは思っていたのだが・・・。


翔は今までに見せた事の無い表情をした。

怒るでも無し、泣くでも無し、

「俺とした事が不覚にも・・・。」といった顔でだった。

翔は自分のお尻が汚れる事がチョ~嫌いである。

だから、一回目は避けられたのに、二回目は

それを避けられなかった自分に腹が立っていたのかもしれない。



次は、何らかの方法でシグナルを送ってくれるように

なってくれれば嬉しいし、期待したい。 (o^-')b