<保育園->療育施設> のち
少し朝寝坊気味の翔は、起こしてもボーッとして動きが鈍い。
牛乳もノロノロ。 ご飯もノロノロ。
そして、長時間の朝食に耐えられず、オシッコはオムツへ!
「しょうがないな・・・」 とオムツを履かせようとしていると、
翔が両手でパンツを掴み、待ったをかけた!?
「どうしたショウ? オシッコがまだ出るか?」
オマルに座らせて、待つ事数分。
プ~~~ン ( ̄0 ̄) ! ?
何か臭わないか?
「あれ、ショウ!? ウンチをしたのか?」
そう、翔はオシッコではなく、
ウンチが出るので、待ったをかけたのだ。
ヽ(*゚Д゚)ノ━ォォオオ
ここまで、明確に自分の意思を表に出した事は初めてだった。
「凄いぞ!ショウ!!」
思わず叫んでしまった。
ただ、量こそたいした事は無かったものの
とても柔らかい事が気になった。
数日前もしきりに 『 歯軋り 』 をしていたので、
体調を崩さなければいいなと思っていた事が現実になりつつある。
見た目には元気で熱があるわけではないので、
とりあえず保育園に連れて行った。
お昼寝途中で迎えに行き、心理相談のために療育施設へ移動した。
プ~~~ン ( ̄0 ̄) ! ?
何か臭わないか?
「あれ、ショウ!? ウンチをしたのか?」
今度は大ウンチだった。
先程までニコニコしていたのが、
急に黙り込んでしまったのでおかしいなとは思っていたのだが・・・。
翔は今までに見せた事の無い表情をした。
怒るでも無し、泣くでも無し、
「俺とした事が不覚にも・・・。」といった顔でだった。
翔は自分のお尻が汚れる事がチョ~嫌いである。
だから、一回目は避けられたのに、二回目は
それを避けられなかった自分に腹が立っていたのかもしれない。
次は、何らかの方法でシグナルを送ってくれるように
なってくれれば嬉しいし、期待したい。 (o^-')b