スペインツアーVol.07 南向きのテイクオフ | 見えない翼

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私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー 六日目> 晴れ

今日も風は南南東から南の風が強く入ってくるようだ。
昨日のように一日ただ待ち続けるのは、飽きたし疲れるので、
山の反対側にある南向きのテイクオフ(離陸)場へ行く事にした。


当初、川地は余り乗る気ではなかった。
テイクオフが狭くて整備されていない上に強風が入るし、
山の斜面は大きな岩がむき出し、絶壁になっている。
更に谷が狭いので、ランディング(着陸)場は常に強風が吹いている。


南向きテイクオフ

カメラ 南向きテイクオフ



しかし、お客様は以外にこの場所を気に入ったようだ。
テイクオフ場周辺には日本と同じ様な木が生えており、
風が止むのを待つにも、木の下でお昼寝が出来たからのようだ。 (~_~;)


時計の針が15時を随分と前に通過した頃、やっと風が落ちてきた。
他の国から来たパイロット達はまだ様子を見るようだ。


お客様は「あの地元の人達はまだ飛ばないね・・・」
「あの上手そうな人達が飛ばないのなら・・・」とか話し合っている。


確かに『外人』だが、イギリスやドイツなどの
スペイン以外の国から来たグループだし、
殆どがスクール生だから飛ばないのは当たり前である。


皆様に発破を掛けたら、準備をして飛び立って行った。
タイミングが難しく、外すとぶっ飛んでしまう人も居た。
タイミングが良かった人は、1時間程飛んでいた。
中でも、I垣さんはエディーのサポートされて、
ピエドラヒタの方向にXCで帰って行った。


最終日の夕食は、
これまた世界遺産である『AVILAの城壁』の観光を兼ねていた。


AVILAの城壁

カメラ AVILAの城壁



ガイドブックにあったレストランで食事をした。
確かに美味しかったが、相応の値段が請求された。


AVILAのレストラン

カメラ AVILAのレストラン



最後に少し飛べた事でお客様にも満足頂けた様で、
皆満面の笑みを浮かべていた。