<ツアー 六日目>
今日も風は南南東から南の風が強く入ってくるようだ。
昨日のように一日ただ待ち続けるのは、飽きたし疲れるので、
山の反対側にある南向きのテイクオフ(離陸)場へ行く事にした。
当初、川地は余り乗る気ではなかった。
テイクオフが狭くて整備されていない上に強風が入るし、
山の斜面は大きな岩がむき出し、絶壁になっている。
更に谷が狭いので、ランディング(着陸)場は常に強風が吹いている。
南向きテイクオフ
しかし、お客様は以外にこの場所を気に入ったようだ。
テイクオフ場周辺には日本と同じ様な木が生えており、
風が止むのを待つにも、木の下でお昼寝が出来たからのようだ。 (~_~;)
時計の針が15時を随分と前に通過した頃、やっと風が落ちてきた。
他の国から来たパイロット達はまだ様子を見るようだ。
お客様は「あの地元の人達はまだ飛ばないね・・・」
「あの上手そうな人達が飛ばないのなら・・・」とか話し合っている。
確かに『外人』だが、イギリスやドイツなどの
スペイン以外の国から来たグループだし、
殆どがスクール生だから飛ばないのは当たり前である。
皆様に発破を掛けたら、準備をして飛び立って行った。
タイミングが難しく、外すとぶっ飛んでしまう人も居た。
タイミングが良かった人は、1時間程飛んでいた。
中でも、I垣さんはエディーのサポートされて、
ピエドラヒタの方向にXCで帰って行った。
最終日の夕食は、
これまた世界遺産である『AVILAの城壁』の観光を兼ねていた。
AVILAの城壁
ガイドブックにあったレストランで食事をした。
確かに美味しかったが、相応の値段が請求された。
AVILAのレストラン
最後に少し飛べた事でお客様にも満足頂けた様で、
皆満面の笑みを浮かべていた。