<お仕事>
本当に最近の天気予報は当たらない。
今日も晴れ予報だったが、直前に曇りに変わった。
風向きは良いが雲底が低く、とても上がりそうにない。
午前中は、宿題の回答を一人一人聞いた。
なぜ、一人一人聞くかというと、各自でしっかり考えてもらうためだ。
講義中に正解に気付いた人が発表してしまうと、
その他の人は「アアそうか!」と考える事を止めてしまうからである。
上達を、“する”,“しない”は、考えるか考えないかで決まる。
上達しなくなった方の殆どは、
考える事を止めた方、諦めた方、妥協した方である。
勘違いしてもらっては困るのは、
“考える”とは、何も難しい“科学理論”を理解することではない。
パラグライダーに関することなら何でも構わないのである。
“イメージすること”
“カタログを見ること”
“遠征計画を立てること”
“マヌーバのビデオをみること”
“考える”とはパラグライダーに関する事に対して、
飽くなき追求をして、行動する事を指しているのである。
だから、川地塾では全ての説明を行なわず、
気が付いた方から回答を言いに来ることにしている。
考え抜いて答えを導き出した方は、その答えを忘れはしないし、
新たな問題に対する、ヒントと答えを導き出せるようになるのである。
そんな訳で、午前中は回答タイムに多くの時間を割いた。
午後からはルスツで飛べそうだという事なので、移動して飛んだ。
満足のいくアドバイスが出来たかというと、疑問を挟む余地が有るが、
ハッキリ言って、あのコンディションで飛べて、
且つ、ソアリングが出来た事は奇跡的と言ってもよい。
次回までに、各自が練習に励み上達している事を楽しみにしようと思う。