絵本を読んで! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

少し寝不足のようだったが、今日も元気で保育園へ行った。

登園するちょっと前に、

タッチー(起立トレーニング器具)と

ジャングルジムの隙間に入ろうとしていた。


「何をしているんだ、ショウ!!」

「そんな所に入ったら出てこれなくなるぞ!」


パパがそういうと、翔は後ろを振り返り、何かを言った。

そして、また向き直った。

その視線の先には他の本と一緒にポッチーの絵本が山済みされていた。


翔が悪戯しないようにと、

手の届きにくい所に隠して置いたのを、翔が見つけたのである。

大人の視線からは隠れているつもりだったが、

翔のような這いずりの姿勢からは見えていたのである。

それでも、以前の翔からは考えもつかない行動だった。


「よしよし、保育園から帰ってきたら読んであげるよ」 (o^-')b

そういうと翔は大人しくなり、「しょうがないな」といった顔で

抱っこされるために両手を上げた。



先月後半からPCの調子が良くないので、

重複しているファイルや不必要なファイルなどを処分して、

ハードディスク内を整理整頓していたら、

あっという間に夕方になってしまった。


それ以外にも、植物の手入れもしていたが・・・。

時計を見て慌てて、保育園に迎えに行った。


帰ってきても翔は元気一杯だ。

部屋中を動き回って、玩具で遊んでいる。

でも、それ以外に悪戯ができないか考えていて、

目を離すと即決行する。


そうだ、朝約束した絵本を読んであげようか?

翔はパパの膝の上で飛び跳ねて喜んだ。

はっきりと会話を理解している証拠だ。

絵本を読んでいる間、とっても良い子で膝の上に座っていた。