翔の進歩23 絵本 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

かなり以前から翔は玩具の種類を見分けられる。

人の顔も見分けられる。

景色も見分けられる。


しかし、絵本は???であった。

紙をペラペラめくる事は好きだが、

その内容、つまり描かれている絵や写真には

全く興味を示した事が無かった。


しかし、先週、ワイフが図書館で借りてきた絵本では

少し様子が違ってきたようだ。


翔のお気に入りビデオコレクションの一つに子犬の「ポッチー」があるが、

このポッチーの絵本が、翔に馬鹿受けだったらしい。

読み上げている間はケラケラと笑い続け、

読み終わって本の山の中に戻すと

引っ張り出してもう一度と催促するらしい。


早速、川地も数冊の本を床に並べて置き、

「どれにする?ショウ?」と訪ねると、

翔は迷わず“ポッチー”の絵本を手にした。


これは、ポッチーの絵が分かるだけでなく、

自分の意見を主張し、気に入った物だけを選択できること、

また、その中身の内容想像ができる事を意味している。

さらにはそれを催促するとは驚きだ。 スゴ━━(゜Д゜o)━━イ ★☆


翔が精神的にまた一つ成長した。