<保育園>
かなり以前から翔は玩具の種類を見分けられる。
人の顔も見分けられる。
景色も見分けられる。
しかし、絵本は???であった。
紙をペラペラめくる事は好きだが、
その内容、つまり描かれている絵や写真には
全く興味を示した事が無かった。
しかし、先週、ワイフが図書館で借りてきた絵本では
少し様子が違ってきたようだ。
翔のお気に入りビデオコレクションの一つに子犬の「ポッチー」があるが、
このポッチーの絵本が、翔に馬鹿受けだったらしい。
読み上げている間はケラケラと笑い続け、
読み終わって本の山の中に戻すと
引っ張り出してもう一度と催促するらしい。
早速、川地も数冊の本を床に並べて置き、
「どれにする?ショウ?」と訪ねると、
翔は迷わず“ポッチー”の絵本を手にした。
これは、ポッチーの絵が分かるだけでなく、
自分の意見を主張し、気に入った物だけを選択できること、
また、その中身の内容想像ができる事を意味している。
さらにはそれを催促するとは驚きだ。 スゴ━━(゜Д゜o)━━イ ★☆
翔が精神的にまた一つ成長した。