<お仕事>
誠に残念だが、朝霧のリスタートコースは中止となった。
人数が集まらなかったのである。
ホームページや雑誌だけでなく、
ショップのスタッフからの働きかけの依頼や
掲示板へのポスターの掲示など、
積極的な営業活動が必要だったといえる。
なぜなら、インターネットや雑誌を見て、
「自分のレベルアップのために入塾しよう!」
と考えて申し込みをする方は、既にエキスパートコースに入っても
遜色無いレベルであることが多いのである。
(今回参加を表明していただいた方もエキスパートコースレベルだった。)
この人は、テイクオフが危ないな・・・、
ランディングの練習をした方が良いな・・・、
なんて思う人に限って、セーフティーセミナーや講習に参加しない。
これは、朝霧に限った事ではなく、セミナーを依頼された時に
主催者がよく口にすることなのである。
実は向上心の欠如こそが、アンセーフティーであり、“危険”なのである。
だからこそ、そういう方々に警鐘を鳴らすのだが、
こちらが一生懸命になればなるほど、及び腰になり、
技術的なアドバイスをしても馬の耳に念仏になってしまう。
川地は“ぶっ飛び”に否定的という見方もされがちだが、
本当の安全とは何かを知っている人がぶっ飛びをするのは肯定している。
しかし、実際には“ぶっ飛び”に満足している方の8割以上が、
大きなアクシデントを起こす危険分子予備軍と言えるのである。
だから、セーフティーテクニックの啓蒙活動より先に、
まず、「上手くなろう!」というヤル気を起こす事が肝心だ。
これは、川地がまだスカイ朝霧のスタッフとして、
常にエリアに居た頃には可能だったが、
朝霧に顔を出さなくなってからは、非常に難しい状況になったと言える。