内科検診 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->療育施設->自宅>

今年もこの時期がやってきた。

この時期は様々な検診を受けなければならない。

今日は、内科検診の日だ。


ただ、検診と言っても5分も診察しない。

特別な装置を使うわけでもない。問診するだけである。


ここに、川地は一つの疑問を抱く。

翔は、定期的に大学病院に行って、診察してもらっている。

掛かりつけの医者になってもらえると言うのならまだしも、

一年に一回しか会わないし、何のために診察しているのだろうか?

目的は何だろうか?

この手の施設に課せられた規則なのだろうか?


予算?をとても無駄に使用しているのでは???


川地家にとっても負担になる。

たった5分のために、午後の保育園はお休みしなければならず、

子守のために、午後は殆ど仕事はできない。


一日だけならまだしも、歯科検診やら整形外科やらと

受診しなければならない検診が多く、

定期健診のための通院や療育施設へ通園したり、

翔のために補装具を変更したりと、

この時期は何もできない日が続くので本当に大変なのだ。


私が普通の会社で働いていたら、何日休まなければならないのだろうか?