自転車で通園 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

今日は午後から北海道へ出発だ。

お迎えはワイフが行なうので、自動車で出かけた。

川地はというと、自転車で翔を送っていくことになっている。

こんな事もあろうかと自転車の荷台に籠を取り付けておいたのだ。


翔はいつもと違う雰囲気に戸惑い気味だ。

「パパ、大丈夫?」 そんな顔をしている。 (-"-;)


走っている最中も笑顔はなかった。

翔は移動している時、進行方向を見たがるので、

私の後ろから体を乗り出そうとして危ない。

途中止まってショルダーベルトを短くセッティングしなおした。

何とか無事に保育園に着いた。


慌てて連れて入り、翔を降ろすと、クラスメイトが寄ってきた。

どうしたんだろうと思っていると、

みんな口々に「かっこいい!!」と言っている。

どうやら、トーマスの絵付きヘルメットに興味が集中しているらしい。

皆一斉に質問してきた。

「どうしたのこれ?」

「何をするの?」

「何処で買ったの?」

「ほしいなぁ?」

「かぶってもいい?」

「かっこいいよね?」


一辺に聞いてくるので返答に困る。

翔はこいつらウザったいんだよなぁ~。

ヘルメットごときで騒ぐんじゃないよっ! (  ̄っ ̄)

てな顔をしている。


これで、また翔はモテルことになるんだろうな・・・。 (*v.v)。 (・ε・) 。(v.v*)