整形外科での診察 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<病院->保育園>

あまり良い診察結果ではなかった。 (-_-)


太腿の筋肉が常に緊張している(肩がこった時のような)状態のために

お座りやハイハイを阻害しているから、上手にできないらしい。


それにより上半身が不安定になって、

両腕はバランスをとるだけで精一杯になり、手を上手く使えない。


手が使えないから物を持って遊んだり、

食事をしたりすることが嫌になってしまうという説明だった。


更に、股関節が亜脱臼の状態で、放置することは余り良くない。

先程の筋肉の緊張の事も合わせて、手術して治療した方が良く、

そうすれば座れるし、ハイハイもできるようになるので、

次の段階(食事)へステップアップする事が出来るようになる。


ただ、翔は麻酔に弱いという体質がある。

その危険を冒してまで早急に手術が必要かといえば、そうではないらしい。

でも、このままでも良くない。


そこで、大きくなれば、それだけ麻酔に対しても強くなるので、

一年後の五歳になった時に再診を受け、

その時の状況から手術をするかしないか判断しようという事になった。

毎日のマッサージとリハビリを頑張れば、良くなっているかもしれないし・・・。


その理論展開の全てを鵜呑みにするつもりはないが

当たっている所もあるし、

毎日のマッサージとリハビリを頑張れば、良くなっているかもしれないし・・・。

とにかく、ワイフとジックリ相談する必要がある。



何も痛い事をされなかったので、翔はご機嫌で病院を出た。

保育園に着くと、丁度食事が始まるとこだった。

翔はいつものようにクラスメイトに打ち解けて食事を始めた。