西遊記04 スペシャル一日目 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事>

ここの所天気予報は外れている。

今日も南西風から西風の強風予報でとても飛べそうになかった。

が、現実には風は弱めで、伊吹山に宿泊していた塾生から連絡が入った。

また、地元の塾生パイロットも飛べそうだと情報を入れてくれた。

早速、受講生二人を連れて、伊吹山に向った。


現地では四国へ向う途中の塾生が大集合していた。

我々が到着した頃から風が入り始め、続々とテイクオフ(離陸)し始めた。

すぐさま入山手続きをして、テイクオフ場に上がった。


本日のサーマルトップは1900mで、

伊吹山の山頂に何度も行く事が出来て、トップアウトを何度もした。

風が強かったので、余り遠くまで行けなかったが、

それでも、沖のフラットランド(平野部)を遊び回る事が出来た。


最後は、誰も居なくなってつまらなくなったので、

サーマルバンバンの中を無理やり降ろした。

その30分後に風が穏やかになり、サーマルも大人しくなった。 (;^_^A

塾としては充分なフライトが出来、GPSデータとして残す事が出来た。


今回のスペシャル受講生は少人数なのでプライベートレッスンのようになった。

詳しい分析は明日行う事にした。



そう言えば、翔はどうしているのかって?

実家のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんに預けてある。

我がままを言っても聞いてもらえるので、

とても居心地が良いようで帰宅するとニコニコしていた。


ただ、大会中帰宅しなかった時は、ホームシックにかかって泣いたそうだ。

電話のパパやママの声で機嫌がよくなり、電話口で笑い声を出していた。

今日はパパは帰ってきたし、明日はママも来る。

ゴールデンウィーク後半はずっと一緒だ。 (^▽^)/ ヘ(゚∀゚*)ノ b(^▽^)