久々に痴的知的興奮を覚えた、いい本だった。
- クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)/西田 宗千佳
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「クラウド」は「蔵人」ではない。雲のことだ。
web2.0と言われたが、2.0は「あちら側」、すなわちインターネット上の世界を言ったもので、「クラウド」はその延長線上にある。
PC内を「ローカル」としたときに相対する言葉である。
この本では、なぜソフトが衰退したかを述べている。衰退というのは「売れなくなった」ということであり、その理由にウェブアプリ化が進んだことを挙げている。
appleのサービスの「mobile me」もこの「クラウド」型サービスである。
googleのgmailもそうだ。
今後はさらにこうしたサービスが普及するとしている。
非常にそのニュアンスがよくわかる。「持たざる経営」ならぬ「持たざるPC(ソフト、データ)」に向かうのだろう。
googleではgmail用に最適化した「google chrome」というブラウザーを公開したと、この本にあった。
私もさっそくインストールし、gmailを使ってみたところ、確かに動きがよい。立ち上がりも速い。
検索のスピードも上がったように感じる。
iPhoneの秘密にもこの本では迫っている。何が本質的な特徴なのか、どこか他の携帯端末と違うのかが、よく分かる。
本当に久々に知的好奇心を満足させてくれた一冊だ。