16日付朝日新聞首都圏版夕刊の1面トップは「診療科名シンプルに、38科4割減案」。
廃止を検討する診療科名として次の科名が挙げられていた。
心療内科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、胃腸科、循環器科、アレルギー科、リウマチ科、美容外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、皮膚泌尿器科、性病科、肛門科、産科、婦人科、気管食道科
広告規制緩和の方向の中で、診療科名でなく、治療実績などで患者に判断してもらおうということが、この背景のひとつにあるだろう。医療機関は、ホームページ等でより実績や専門性をアピールしていくことになるだろう。
また、これは非常に穿った見方だと思うが、「美容外科潰し」の意図があるのではないか。
医療安全の強化や、行き過ぎた広告への罰則適用などが医療法改正で実施された。これも美容外科対策という見方もできる。
もっとも、廃止の一方で総合科等を新設する方針も盛り込まれるようだ。
総合科には公的資格を与え、初期診療を担う位置づけとするらしい。「かかりつけ医」の制度化とも連動する動きである。
病院の外来抑制策にもつながるだろう。
ちょうどこの原稿を書いているとき、リウマチ専門医のE先生から私の携帯に電話があった。
「リウマチ科がなくなりそうですね」と話したら、「(リウマチ科は)患者の会の要望でできた診療科名だから、(廃止に)反対も多いのでは」とコメントをいただく。決定までまだ紆余曲折があるだろう。