実は・・・私は薬剤師免許を持っている。
これでも一応薬学部卒なのである。
信じてもらえないかも知れないが、大学卒業後3年間は、薬剤師の仕事をしていたのである(傍らで資格は未取得だが、中小企業診断士の勉強などをしていた)。
調剤の現場で仕事をしていると、やはり調剤過誤が怖い。当時の処方せんは手書きが当たり前であったから、余計気を使った。果たして他人が読むことを前提に書いたのか、と疑われるような処方せんも少なくなかった。
同じ薬剤でも、複数のミリ数が存在することもある。3mg、5mgなどというようにだ。
処方せんには、医薬品名、1日分の量×○T(tag=day)と書かれていることが多かった。
錠剤も○T(tab)と書かれていたりして、紛らわしかった。
目では理解しているものの、頭では別の理解をしていて、例えば3錠を6日分なのに、6錠を3日分としてしまいそうな時もあった(実際にそういうミスをする前に薬剤師の仕事を辞めたのは正解だった?)。
同じようなことが株の世界で起こった。1株61万円で売り注文を出すというところを、1円で61万株の売り注文を出したと言う一件である。
人間は錯覚を起こすことがあるということ。さらに、あり得ない注文にはアラートを出すべきなのに、結果としてそれがうまく機能していなかったことが原因と言えよう。
証券取引はオンライン化されている。医療においても、電子カルテ化がより進む方向になってきた。
電子化されることによって、あり得ない処方が出てしまうようなことがないとよいが。