「パイロットが空から学んだ一番大切なこと」(坂井優基著)を読んだ。
タイトルからわかるように、著者は現役のパイロット。
この本は、パイロットの日常を記したエッセイではない。本の帯にも「新世代のためのビジネス基本書」とあるが、まさしくビジネス書として非常に面白い。
ぜひ一読をお勧めしたいが、章タイトルをいくつか紹介する。
「フライトとはプロジェクトである」
「チームワークには自由という空気を」
「ビジネスリーダーとしてのパイロット」
プロジェクトマネジメントのヒントが多く記されていた。チームワークには「自由」という空気を、の章は必読だ。機長と副操縦士との間の権威勾配が強すぎてはいけない、自由にものが言える空気があって、初めてリスクマネジメントが成立するというところが最も印象に残る。
これは医療と非常に相通じるところがある。医師に対し、コメディカルがモノを言えないようではいけない。今後はチーム医療を評価する時代。回復期リハもそのひとつだし、NSTも次期改定で評価されようとしている。
チーム医療ができないところは、リスク、収入、質といくつもの面で損失を被るだろう。