またしても | HAJIMEのひとりごと

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8072 (←今回トラブルを起こしたJA8072号機)

JAL機のトラブルがあった。
同社内で最長路線である、サンパウロから成田に向かう便で与圧装置がトラブルを起こし、緊急降下ののち、新千歳に着陸した事故だ。
かつてはサンパウロからの便はロサンゼルス経由だったが、今はニューヨーク経由になっている。遠回りなような気もするが、そうでもないらしい。

与圧装置のトラブルというのは重大である。与圧装置無しには高高度を飛ぶことはできない。与圧無しで人間が呼吸し生存できるのは、3000m程度が限界といわれている。
与圧装置のトラブル発生をコックピットで感知した瞬間、パイロットは即座に酸素マスクを装着、3000mまでの緊急降下を試みるはずだ。操縦席のちょうど頭の後ろあたりに酸素マスクが取り付けられており、トラブル発生時にはすぐに装着するよう訓練されている。パイロットが気を失ったらおしまいだからだ。

私も操縦訓練中に、セスナ機で一度緊急降下を試したことがあるが、緊張する。高度計の針がぐるぐる回り、耳が痛くなる。
このジャンボ機の場合は、10000mから3000mまで降下したのだから、相当な気圧変化があったと思う。報道では客室の後方から風邪が吹いてきたという証言があり、機体前部で与圧低下があったのだろうかと思う。床下の貨物室ドアの異常かも知れないし、原因はわからないがけっこう怖かっただろうと思う。
減圧し、酸素マスクが降りると、プリレコーデッドアナウンス(自動音声)で「緊急降下中。酸素マスクをつけてつけてください」という放送も流れるだろう。これを聞くとぞっとする(はずだ)。

ところで、今回トラブルを起こしたB747-400のJA8072号機は、調べるとけっこういろいろなトラブルを起こしていることがわかる。
しかも、同型機の中では初期の機体であり、登録は1990年の1月になっている。すでに15年も飛んでいる機体だ。JALは未公表だが、ANAの平均機齢は7年、シンガポール航空のそれは5年である。15年というのは少なくとも、ANAの平均の2倍を上回っているのでハイタイム機と言えるだろう。

搭乗前に、インターネット等で搭乗する機材の機齢を知っておきたくなってきた。機体番号がわかればすぐ調べることができるのだが・・。
CAの平均年齢より、はるかに重要な情報である。