『ただいま。』 の挿話参。 | ぽっぽっぽ、散歩の旅。

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ひねもすのたりの日々報告。

卯月晦日。

雨降り。



一昨日、

相模大野アートクラフト市に、無事出展して参りました。

青空にも、

沢山のお客さんにも恵まれ、

充実の一日でありました。

ありがとうございました。



さてさて、

次は、アート&クラフト<土澤>マーケット に出展です。

山の神さんの友人が、

花巻に住んで居られるので、

数年振りの再会も期しての旅です。

はてさて。




「ただいま。」 での事。


ギャラリーあんどうさんの一階では、

此方で15回も個展を開いている波賀焼 植田禎彦 さんの展示が。

流石に大御所だけあってお祝いのお花が沢山。

此方の学校を出た訳でも住んで居た訳でもない当方には、

お花を贈ってくれる友人も居らず、

少し寂しいものがありました。

が、しかーし。

大叔母とその娘さんの御姉さんが、

蘭の花を贈ってくれた。

一挙に会場が華やぎました。

ありがとうございます。

感謝感謝。



会期前日、

会場設営の折、

ギャラリーあんどうさんの骨折りで、

植田さん共々地元紙の取材を受け、

翌翌日の朝刊に記事を写真付きで掲載して頂いた。

お蔭様でまたひとつ孝行が出来ました。

ありがとうございます。



で、会期終了翌日、

お墓参りとお礼を兼ねて大叔母を訪ねた折、

大叔母が、

「あなたさぁ、新聞に此処出身と書かれていたけど、

            此処では育っていないよねぇ。」


「そうなのよ。

 だけどこの子は、此処で生まれたのよ。」 と、すかさず母が。


「あぁ、そうだったけ。」


「そうなのよ。

 冬に生まれたからオムツを干すのに難儀したのよ。」



当然赤ちゃんだった為、

当時の事は全然記憶に無く、

大叔母と母の会話に口を挟む余裕も無く、

只々聞いているしかない当方でした。



昔から交わされる

「ご出身はどちらですか?」 の会話。

そんな時は、

「少し長くなりますけどお時間大丈夫ですか?」

と、答える当方。



























大叔母とお姉さんがら贈られた、

蘭花に記されていたメッセージが、


「おかえりなさい。」