そっと合わせた掌
絡めた指が解けないように
重なる心音に熱く肌が反応する
溺れて
溺れて
溺れて
堕ちる快楽に
歓喜の声は嗄れ
狂気の夜は終わらない
ざわざわと登りつめる情欲
疼いた奥底に流れる意識
貴方に這う無数の爪痕
滲んだ傷は愛おしく
握り返した冷たい手に
湧き上がる執着
微かに囁く声さえ甘く
それはまるで極上の劇薬
毎夜致死量ギリギリの
発狂寸前憐れな中毒患者
死線を越える刹那
貴方の喉を掻き斬りましょうか
温かな貴方を浴びて
微笑いながら私も断てるでしょう
ぬるりとする掌を合わせて
この指がずっと解けぬように・・・