融解頬に 唇に 冷たく触れた 融ける体温が 舌先に馴染むのに そう時間はかからない 交し合う気配に 支配されるこの時間 もう既に 境目がどこかなんて判らない 最期のうたを聴いて 息が止まるほどに 声が嗄れるほどに 壊れゆくこのうたを 曇った視界の向こうに 微笑んでいる あなたを見た気がした