因業爺のブログ -189ページ目

「タ」の項=楽しみ


「楽しむは君子の徳也」

ある日父を訪ねたら、こんな言葉が板切れに書きつけて下がっていた。
楽しみを追い求めるのは俺ほどの者の権利だとでも云うのかなと感じた。
まあ亡父は「君子」に近かったが、
一生を楽しんだのかどうかは疑問だな。

亡父に比べると、俺は楽しむ事にかけては人後に落ちない!
自慢することでもないがな。

釣り、麻雀、囲碁は父に教わったが、
それは以外の遊び、趣味、道楽といった類のものは、
いつのまにか「独学」しちまった!


人間を働く人と遊ぶ人に分けると、
まちがい無く俺は遊び人だな。
家を興す人じゃなく、家を売っちまう人だ!
事実祖母が建てた家を
三代目の俺が売っちまったい!

俺も仕事はした。
でも社会の為とか国民の義務とかそんなんじゃない!
遊ぶ金を得る為で、気高い目的なんかじゃなかったな!
スケールは小さいけれど、一応遊びきったような気がする。
・・・ほとんど・・・たぶん・・・


ところで、「遊び」と「楽しみ」は似ているけれどちょっと違う。
遊びには「なぐさみ」また「背徳的」と言った臭いが強い。
一方楽しみには「よろこぶ、追求する」といった感じがする。

いわゆる「飲む打つ買う」の三道楽は遊びの代表だ。
楽しみというとスポーツや庭いじり、旅行、読書などと
どこか上品な感じがある。

「悪い遊び」って言葉はよく聞くけれど、「悪い楽しみ」って聞かないだろ?
俺はどうも「遊び」の方に傾いていて、その上いろんな楽しみにも目が無くて、
あれあれ~と言う間に一生が終りそうだ!
何も造らず何も残さず、これといった働きもせず、
強いて言えば、後半で「庭」と出会って、
多少はお役に立ったかなぁという程度だぁ!

でもみんなは、「楽しみ」に軸足を置き、
遊びの方は、サラッと流せよ!

今回は亡父のパクリで
「楽しむは君子の徳也」だ。


「タ」の項 完



次回「レ」の項は9月5日




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美術館巡りをした

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東京ドームを見下ろすホテルをベースにヒルズの森美術館と上野でギリシャ彫刻を見た♪ ヒルズのフランス現代アートは、解ったふりして見るのもいいかも〓 ウチの物置からがらくた出してきて、横に置いても誰も気付かないだろな〓と思ったよ〓 ギリシャ彫刻
は のけぞっちまったぜ〓〓

「ヨ」の項=夜


二十五から四十才くらい迄、「夜」の人だったよ。
昼間はほとんど寝て居て、夜から起き出すのさ。
仕事はクラブ歌手や、スナック、レストランクラブの経営。
バーテンもしたし、コックもした。
だって朝起きるのが辛いんだもん!

キャバレーでは専属歌手兼司会もした。
いろんな芸人さんがコンビに誘ってくれたし、
盛りを過ぎた女性歌手には「内弟子」に誘われた。
でも、苦労するのはヤだし、当時の生活は甘美で
とても抜け出す気になれなかった。

そのうちバンドを組んでジャズを始めたらもうダメ!
ある時亡父に聞いてもらったら「こんなモン音楽じゃない」と言われた。
今は俺が今時のモンは音楽にもハン楽にもならんと思うから不思議だな!
近頃はクラシックが一番シミルけど、モダンジャズが聞こえてくると
耳が「大きく」なっちゃうぞ。

夜の世界から抜け出せたのは、
経営していたクラブの倒産で、自宅、実家に加えて
女房の実家まで飛んじまったからだ。
まあ、俺は、只の道楽者でショセン経営に向いてなかっただけの事だな。
でも昼の世界に帰れたし、まあまあってとこだが、
カアチャンご免ね。

何しろ、お天道様にさからったくらしは、体に良くないし、
酒とタバコはヤメられないし、
ハデな生活で出銭が多いのさ。
世間の見る眼も「オミズ」には冷たいぞ。
自分はとにかく家族たちにはどうだったろうな?

やがて、客の一人だった人に、植木屋の親方を紹介されて、
弟子になったはいいけど「力仕事」だよっ!
それに太陽に当たらなかった身体に赤い斑点が出来た。
医者は「カイセン」と言うダニだと云われた!
あれは誤診だよな?

でも止むを得ず植木屋してたら、今度は植木屋にハマったぜ!!
エナメルの靴を地下足袋に換えて、今じゃ「まっ黒クロ助」だぁ!

言っとくぜ!「明るくなったら起きろ、暗くなったら寝ろ」




「ヨ」の項 完



次回「タ」の項は8月29日。























ウグイスが遊びに来た♪

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朝 網戸に掴まって部屋を覗いてました 手を出すと移ってきました しばらく頭を撫でて 庭木に移しても逃げません〓 驚いた事に翌日もまた来ました また手を出すとスッと指先に来ました〓 3日目は来ませんでしたが妻は小鳥好きの私の亡父の化身とか墓参りの請求だとか…(笑)にしてもなんだったのか?解りません

「カ」の項=革命


先頃、政権交代があった。
これを静かな革命と呼んだ人が居た。
そして何か変わったか?
まあ一歩前進には違いないが、双子による政権のキャッチボールじゃヤだぜ!


突然だが古い中国の話だ。
出典は忘れたがまあ三千年程前と思ってくれ。
道端で老婆が泣いているので、訳を聞くと
「息子が理由もなく役人につかまったが、ワイロが払えず首を切られる」
という。
いかにも昔の中国だな。
どこの国でも昔から政府とか、役人とかは民衆の上にアグラをかき、
役にも立たん事をして私腹を肥やすばかりさ。
俺は政治不信をあおり立てようてんじゃないぜ!
官による官の為の政治にムカついているのさ。
その上、政官業の癒着なんて聞くと熱が出るぜ!


俺は中学3年頃から、社会の矛盾が目につき始めて、
「砂川基地反対斗争」あたりから社会と関わり始めたよ。
だって非道いだろ?
米軍と日本政府が、日本の農民の土地を取っちまうてんだ。
理屈はともかく早い話が、戦争の為の基地だろ!
そんなもんいらねぇよ!!
畑の中で「赤トンボ」唄ったよ。
農家の人が測量にきた人たちに黄金水(糞尿)をまいて反抗するので、
鼻つまみ乍泣いたぜ。
あれから約六十年、日米の政府を許した事は一度もないし、
期待したこともない。
あいつら、最低のお義理を果たすだけで、
最大の義務を国民に押し付けてるぜ。

だが俺だって、屈託を抱えたまま一生を終るもんかい!
いつの日か一矢報いてやるぜ!
と言っても、年取っちまったよ!
口ばかりで足が出ねぇや!
だからあいつらの悪口を言って歩いてるんだ。

「大金バラまいて議員になって、赤の他人の為にタダ働きしようてのかい?
そんな上品な顔立ちにゃあ見えねぇがね!」なんてね。


今回はみんなに宿題だ。
「自分が国に何をするかではなく、国が自分に何しやがるのか」だ。


「カ」の項=完






次回「ヨ」の項は8月22日
















「ワ」の項=若者よ

かなり昔、若者よ身体をきたえて置けって唄があったよ。

その頃はたいして身にシミなかったけど、今頃になって

「しまったぁ」と思ってるんだ。


毒とも知らされず、タバコを大量に吸っちまって、

六十才くらいから「ゼンソク」になって、ヤメタ時にはもうおそかったよ。

毎日をセキとタンに苦しみ医者通いだ。

七十過ぎた今は、呼吸が苦しいダケでまあまあだがな!


身体は、長く使うものだし、たった一つの自分の財産だよ!!

しっかり鍛えて、強くたくましく作り上げておけよ!!

強い身体があってその身体で金を稼ぐ!!

「汗をかかない金」を欲しがらなけりゃあ

何の悩みも起きないぞ。


もう一度言うぞ!

金は身体で稼げよな!!


さて人生を七、八十年とみて、その長い年月をたっぷり楽しむ為には、

金よりも健全な肉体だ!

札束かかえて入院しててもなあ~!!


近頃の若い者は、金の使い方をしらねえなあ。

若いときには貯金なんかするなよ!

また、後に何も残らない金は使うなよ!

物を買えてんじゃねえぞ、

自分自身に投資するんだよ。


ボディビル、武道、スポーツ、美術館回り

旅行、読書、音楽、資格あつめ、登山、釣り。


等々楽しいことがいっぱいだろ!

これらは、みんな後まで残り、人生を豊かにするぞ。

こんな事に金を使えよ。

いまどきのゲームやギャンブルはほんとのムダ使いだよ!


俺は麻雀にハマッテ、家族に迷惑をかけ、金と時間を大量に失っちまったよ!!

反省や後悔が今になってズシッと来るぜ


囲碁って知ってるかい?

白と黒の石を交互に置いて闘う昔からあるゲームだよ。

これはお薦めするよ。

「今、何が一番大切か」を考えるトレーニングに最適だ。

後でもいい事にとらわれて、チャンスをのがす事が多いからなあ!

今は何をすべきか、これが今回の教訓だよ。


「今なすべきは何か」だ


「ワ」の項 完

「オ」の項=応分



身分に応ずる事。

江戸時代までは身分という考え方が、
また制度としても厳然としてあったのさ。
士農工商とかね。
言葉も作法も衣食住も自由じゃなかったんだ。
また、子供のクセにとか男のクセにとか言われるのも、
この考え方の延長線上だ。

「たかが」職人のクセに・・・とか「年寄」のクセになどと言われると
ムッと来るぜ!
上から目線で言われたら俺でもキレるぜ!

しかし、しかしだ!
この「分相応」という考え方をアクチブにとらえるべい!
言葉を変えると、無理か道理かは自分で決めるよってことだ。

例えばローンだ。
年収の何分の一とか決めてくれるけど、
会社は大丈夫か?健康は?セールストークに気を付けろよ!

近頃はコギャルとかいうスネカジリが外国製ブランド品などを持っている!
安月給の兄ちゃんが高級車に乗っている!
入社数年で建売に住んでる!
これって自分で考えての事か?
誰かに「アオラレ」て無理してるんじゃないのか?


さて、この無理って視点で、人の生き方を二つに分けてみた。

一つは、自分を高く設定して背伸びしつづけて行く。
そのうちに一つ高みに到達しようって寸法だ。
もう一つは、常に楽な方を選ぶ。
水が低い方へ流れるように極めて自然だ。
フラフラと風に揺れ、水に流され、ナニゲ無く一生を終る。
この二つだが、実はこちらの方は自分で決めてはいないんだぞ。

性格とも性分とも言われて来たが、実は遺伝だよ!
前にも書いた「氏と素性」だ。
「育ち」もゼロとは言いにくいが、ほぼ関係していない。

いろんなタイプの人間が居て集団が成り立って来たのさ。
車にもブレーキがあるように、全員がイケイケじゃヤだろ!

自分を良く知る事から始めて、自分の「分」は自分で決めろよ!
無理してもいい、楽してもいいから決して悔いる事のない
自分らしい一生を送ってくれよな!
一回こっきりだからな!


今回の贈る言葉は「分相応」だ。



「オ」の項 完





次回「ワ」の項は8月8日























































































































「ルの項」=ルネッサンス





よく耳にする言葉だろ?

フランス語で「再生」の意味で文芸復興と訳されたりもする。
十四~十六世紀にヨーロッパで始まったが、
「神」中心の文化からの近代化だったと覚えといてくれ。
キリスト教からの解放という側面もあり
宗教画と肖像ばかりの絵画の世界も大きく変わった。
バイブルというクサリが外れて、人間中心の文化のバクハツだ!


かくて、地球は太陽を周り始め、猿が先祖に納まり、
「神を信じる者も信じない者」もナチスと闘った と
アラゴンの詩にもあるように人が神を迸別した
最近は神の意志に関係なく子供も生まれるらしいぞ。


さて、アメリカの石油商にして元大統領のブッシュ君は
数ある宗派のうち「福言主義派」に属するらしい。
原理主義だな!
バイブルに書いてある事は全部正しいって訳さ!
その派には七千万人もいるらしいぞ。
彼は靴はよけるが、なぐられたら反対のホッペタを差し出すのか?
その後で空爆するのかな?


はるかな昔から、無知につけこみ、弱い心にしのびより
宗教屋はけっこうな稼ぎになったのだ。
また見え見えの商売人はともかく
善意の宗教家って奴は始末におえないなあ!!
何しろ本気で信じ込んでいるんだ!
神や仏が居た、或いは居ると狂信している。


俺も近々ボケ老人になるし車も運転するから、
いらっしゃるなら、小学生の列に突っ込みそうになったら
「上」の方から「御手」を伸ばしてハンドル切ってくれよな!
「想定外」のツナミが来る時は、テレビ出演して注意してくれると助かるぜ!
放射能も善人の上には降らすなよ!


せっかくのルネッサンスが「文芸」の復興に終わらず
「人間」の「復興」につながらなかったのは、
何故なんだろうね?


今回みんなに遺す言葉はこれだ!!

「神も仏もあるもんか」

ほんとのドンゾコで苦しんだ者だけが身をもって知る真実だ。


忘れるなよ!!







「ルの項」 完




次回「ヲの項」は8月1日































との項…東京 補

江戸のポリスについて、雑な書き方をしてしますったので補足、訂正をします。人数を百人と書きましたが 捜査に当たるのは南北奉行所合わせて28人だが事務職等々を含めると640人居ました。この人数で裁判を含め現在都庁でしているような仕事等を全てしていたとは、驚くよなぁ!以上、訂正でした珵

「ヌ」の項=糠漬け


今回は食い物の話だ。
「医食同源」ってぇ言葉があるくらい「食」は大事だぞ。

最近は珍しいもん好きが増えて、イタ飯のフレンチのと変なもんに
血道を上げているが、あれはほんのタマーにしとけよ!
焼肉もだぞ!

日本人の身体は日本の気候、風土によって造り上げられた物で、
食もまた長い歴史の中で「必然」的に発展して来たものだ。
アゴの形も腸の長さも、ヨーロッパとは違う。
日本には日本の食があるのだ。

最近は「日本食」の良さが、ヨーロッパやアメリカで認められ始めて、
日本食レストランが増えているらしいが、それも間違いだな。
イタリア人はスパゲッテを喰えよ。
アメリカ人は豆と牛を喰ってろよ!
身体こわすぞ!!
日本食は日本人にこそ合っている食文化だ。
あんなデカイ身体でソーメンで足りるかよ!
何事も「控えめ」を良しとし、油ぎったことを嫌い、
サラッと生きて来た日本人の食事だぞ。

ひと昔前、米を喰ってると「バカ」になると言われた時期があったんだ。
確かに白米とタクアン漬けで済ませては、ここ一番の力は出ないけれど、
日本には梅干し、糠漬け、佃煮、納豆、トーフなど
素晴らしい食材がたくさんあるのだ。

「米」国の小麦屋に尻をたたかれた売国学者が、
盛んに「パン」を喰えと叫んでいたぞ。

一方ウソかホントか、米が余って仕方ないから、
米を作らなけりゃ金をやると政府が言う。
俺の義母も、何もしないで一反につき六万円もらって喜んでたなぁ。
畑はレンゲ草を作っておくと良いらしかった。
村の畑は広大なうす紫の花園になっていた。

俺が今、どうしても皆に喰って欲しいのは
ミソ汁、海草、魚は特に小女子(コーナゴ)がいいぞ。
緑茶もたくさん飲めよ!
糠漬けはカッケを防ぐぞ。
それに何と言っても「米」だ。

今回は特に強く言おう!

「日本人なら日本食」だ。



「ヌ」の項 完





次回「ヲ」の項は、7月25日。