さて、前回はどのように算命学の命式を出すのかやってみました。

 

星にはそれぞれ意味合いがありますが、それだけではないということをチラリと紹介しました。

つまり、出る場所(方向)によって星の意味合いが違ってくるのですよということでしたね。

 

これから10回にかけて、各十大主星とそれぞれの方向に出た時の意味合いをご紹介したいと思います。

 

その前に、算命学の基本の原理を今回はお伝えしようと思います。

 

十大主星の世界は5つの方向に分けることができます。

 

方向とは東・西・南・北・中央です。

 

①北方(頭の場所):水性 習得本能の場所 星にすると龍高(陽)・玉堂(陰)

②南方(お腹の場所):火性 伝達本能の場所 星にすると鳳閣(陽)・調舒(陰)

③東方(左手の場所):木性 守備本能の場所 星にすると貫索(陽)・石門(陰)

④西方(右手の場所):金性 攻撃本能の場所 星にすると車騎(陽)・牽牛(陰)

⑤中央(胸の場所):土性 引力本能の場所 星にすると禄存(陽)・司禄(陰)

 

となります。

星にも陰陽があり、同じ習得本能でも陽の龍高星は体験学習で、陰の玉堂は机上の理論となるのです。

この陰陽の思想がとても算命学では重要になります。

物事の本質だということですね。

 

世の中、何事も一つでは成り立たないことを意味しているのです。

ですから、男女がいて、太陽と月があって、海と雨がありと2つで一つという考え方を基本にすると、より広い考え方や視野の広がりがあります。

 

例えば、自民党一党独裁ではだめで、ちゃんと野党がいなければなりません。

王様がいても、補佐役が必要です。

社長がいて、副社長がいる。

このように役割があるのです。

 

ワンマンでは独裁国家になってしまいますよね。

物事を成すには、陰陽思想を取り入れているところが、結局長続きします。

それが世の中の理ですから。

 

話を戻します。

 

算命学にはもう一つ大事な考え方があります。

「五行説」です。

 

これが五行説を図にしたものです。

 

つまり、各方向には様々な意味合いがあるということです。

そして、それは生じたり(応援したり)、剋したり(いじめたり)する関係が五行説です。

 

簡単にいうとじゃんけんの関係ですね。

 

例えば、水は火を消します(いじめる)。しかし、水は木を育てます(応援する)

(相生相剋理論)

 

これが算命学の基礎であり奥義であるというわけです。

この考え方を使って、開運に導くのです。

 

「陰陽五行説」

 

算命学のとても大切な考え方です。

これはどんなに熟練しようが、勉強を長く続けようがずっとついて回る考え方になるのです。

この図はしっかり把握できることが今後の算命学の理解には必要になります。

 

では、次回より方向別の十大主星の意味合いをご紹介したいと思います。

 

 

 

前回の続きです。

 

今回は十二大従星の意味合いを読み解きます。

 

まず、左肩に天印星(赤子の星)があります。ここは若年期の時期ですね。

つまり、幼少期から30歳くらいまでは、黙っているだけで周囲から愛される魅力がある時期です。

星の時期と環境が一致するため、とてもスムーズな時期をお過ごしになられたのでしょう。

 

次に中年期には天庫星が出ております。30代後半から人生の目的が絞られてきます。天庫星は「墓の番人」という意味合いがありますから、先祖代々の店を継いだり、親の面倒を見るなど、一族を守る役割に立たされることが多くなるでしょう。自分に与えられた役目をしっかりこなすようにすると、晩年期の運勢がどんどん良くなっていきます。基本的に、情愛の深い星なので、よき理解者やパートナーに恵まれやすくなります。

 

最後は晩年期ですね。ここに天貴星があります。ちょうど今がその時期にあたるでしょう。いわゆる「老人らしい老人」にはなりません。心の中ではいつも情熱的な闘志を燃やし、チャレンジ精神も旺盛です。見た目も考え方も若々しいのが特徴ですが、気力に体力が追い付かず、たまにイライラすることもあります。この星の持ち主は、年老いてから猛烈に何かを学びたくなります。趣味の範囲を超えて真剣に取り組み、素晴らしい成果を上げて周囲を驚かせることも少なくありません。

 

このように、基本的な星の意味合いはあるのですが、出る場所によってちょっとずつ異なるのです。

若年期には若年の星、晩年期には晩年の星がくると環境と星が一致しているため、割とスムーズな時を過ごせるのですが、たけしさんの場合は、若年期に赤子の星は合っていますが、晩年期に小学生の星が来ています。つまり、老人になっても若々しい心と純粋さを持ちます。しかし、体がついていかないため、若干ストレスになることがあるのです。

 

よく、定年を迎えてから、大学で学び直している方などいらっしゃいますが、そのような方はこのように晩年に学ぶ星が来ているとそうなりやすいです。

 

とにかく、宿命の自分の星を発揮させることが一番の開運法になるので、その意味でも自分の星を知るとは大事なことになるのです。

 

ちなみに、中年期は天庫星でしたね。ここで親の面倒やご先祖様を意味する星の為、そのような役割をしないと急激に運勢が下降します。星が来ても「やるやらない」はご本人の意志です。

ここが当てものの占いと活用する占いの差になります。

 

星を順当に消化している人は、親の面倒やお墓のことなどしっかり取り組んでいらっしゃいますが、不運に陥っている人は、どこかで自分の星の役割を放棄している人がいます。

そこで、アドバイスとしてはあなたは親の面倒をよく見なさい。先祖を大事にしなさい。となるのです。

 

自分の持っている宿命のエネルギーを知ることがいかに重要かが伝わると幸いです。

 

 

 

本日は、お笑いタレント・映画監督のビートたけしさんの算命学の命式を見てみましょう。

 

こちらになります。

 

中心が禄存星ですね。

こちらは、義理人情に厚い、愛と奉仕の親分肌の星です。とにかく愛し愛されることが人生のテーマです。これは男女関係だけにとどまりません。

老若男女問わず関わる人すべてに注がれるのが特徴です。また、禄存星の愛は人間だけではなく動物や植物、物など身のまわりに及ぶこともあります。

人が不自由な思いをしていると感じた時には手助けを買って出ます。義理堅く、相手の立場に立ってものを考えるので、あらゆる人と上手に付き合っていけるタイプですね。

 

禄存星の運気アップのポイントは、人と触れ合い、人に尽くす喜びを感じることです。

この星を持つ人は、人を引き付ける温かな雰囲気を漂わせています。特別なアクションを起こさなくても自然と人が集まってきます。頼られればイヤと言えないので、他人の問題を優先して、自分のことを後回しにしてしまうことも多々あります。これが行き過ぎると精神的にも物理的にも重荷になって、「なんで自分がこんな他人事に振り回されなければならないのか」と不満が芽生えることもあるかもしれません。

 

本来は手助けの為に始めたのに、不満が生じると知らず知らずのうちに見返りを期待してしまいます。また、時に相手を疎ましく思ってしまい自分から距離を置くような行動を取ったりしがちです。でも、人との触れ合い、人に尽くすことが生まれながらの性格です。それに逆らう事は運を下げることに繋がります。

 

南の星(お腹)も禄存星ですね。

ボランティア精神にあふれた愛情豊かな目下や部下に縁があるでしょう。金銭面や愛情に対する関心が強いタイプなので、日常生活の中で、早いうちから指導しておくと良いでしょう。

ここにたけし軍団の皆様やお子さんが入りますね。後輩もそうでしょう。

中心(自分自身)との関係でみると、価値観やものの感じ方などにギャップがなく、気の合う友人同様の楽な親子関係や師弟関係が築かれるでしょう。何か一緒にやることが良いのです。ですので、お笑いの番組など一緒に作られていたのはお互いにとって良かったのだと思います。

 

西の星(左手)も禄存星ですね。

配偶者は、人の役に立つことを喜びとする面倒見の良い方に縁があります。気丈な妻ですね。中心と同じ星のため、お互いに思い合える、明るい伴侶です。気持ちが分かりあえるので、衝突しても問題はありません。

 

禄存星は財の星ですので、お金は溜まるでしょう。ただし、回転財のため世の中のためのお金で、使わなければ腐ってしまいます。このような人は、よく人にお金を渡したり、お金使いが荒くなる人もいます。

たけしさんのエピソードで、芸人のヒロミさんがおっしゃっていましたが、道路工事か何かしていた人たちに1万円づつ配って歩いたことがあるとか。それはこの星が発揮されたのだと思います。使うことで良しとするのが禄存星です。

 

北の星(頭)は石門星ですね。

これは人間関係の広さが特徴になります。本人も社会性があり、親もそのような気質がある、またはそのような人にえんがあるということです。

あまり社会性が出てくると家庭的ではなくなりがちです。特にこの傾向は母親に強く表れ、母親が極めて社交的な家庭に育つことで、自分の運気が上がります。

中心が禄存星なので、自分から目上や親を見ると、たくましい親ですが、とにかく自分たちの考えを押し付けてくるので、敬遠したくなるでしょう。孫の顔を見せることができれば円満になる可能性があります。

 

東の星(右手)が貫索星ですね。

大変独立心が強く、しっかり者です。兄弟は何人いてもいずれバラバラになって、それぞれ違った環境で生きていく運です。個性が強く、頑固に自分の人生を歩みたいため、家や故郷を離れていく傾向があります。

中心(自分自身)との関係では、兄弟が自分の意見を押し付けてくることがあり、逃げ腰になることが多いでしょう。うまくやっていくためには、本人がオープンに自分を表現することです。ぶつかり合いも成長のためです。

 

各方向にある星は、自分自身の一部であり、また相手(親、兄弟、子ども、配偶者など)の特徴でもあります。

引き寄せの法則ではありませんが、「類は友を呼ぶ」ように、自分の一面を持っている人に縁があるので、集まってくるといったかたちでしょう。

算命学は柔軟にとらえてください。

 

長くなりましたので、十二大従星はまたの機会にします。

 

 

 

生きていると、嫌なこともあった。けど、それがあるから今がある。ということも多々あります。

 

良いことばかりでは、人間は傲慢になるし、怠慢になる。

けど、嫌なことが起こると「考えます」。

 

よく言われるのは、「悪いことがあるから、良いことがより良く感じられる。」

 

ずっと晴天続きだと、晴れの爽快感はなくなりますね。

雨の日や風の日があるから、晴天が心地よく感じることができます。

 

「負」のエネルギーは人生において必要なものだと思います。

 

その「負」の壁(障害)は自分をより豊かに成長させるためには必要な要素だと思っています。

 

算命学でも「陰陽」という考え方があります。

 

「陽極まれば陰になる」という言葉があります。これは、良い約束事ばかり集めると、それは陰転するということです。

 

良い約束事を「合」といい、悪い約束事を「散」と呼びます。

 

この日にスタートした方が良いとか、この日はダメとか言いますが、

多くの鑑定士さんは「合」の約束事を見て助言していることが多いです。

しかし、熟練になると「散」の使い方がうまくなります。

 

人生を長い目で見たとき、今の「散」の時期は、必要であり、ここの時期に何をして、

人間形成して、その後の本当に開く運勢にどう載せていくか。

 

目の前の運気だけではなく、人生全体を通して「今をアドバイス」する。

これができている人はどれくらいいるのかわかりませんが、相談者はそのような相談の受け取り方をすると

より算命学(占い)を「活用」できると思います。

 

今後、こちらのブログでも、紹介していきますが、算命学を当てものとしてとらえるより、人生の指針・考え方として

「今の意味づけ」としてとらえるとより、深く理解できます。

 

いわゆる悪い時期や自分が欠けている点などをどう受け止めて、自分の長所をどう生かすか。

 

みな悪い点を受け入れることは最初は難しいと思います。

 

例えば、仕事運が大いにある方も、実は配偶者運がなかったり、親縁がなかったりと

自分の宿命の中でも、陰と陽があります。

 

配偶者運も子ども運も親縁も、友人縁も仕事運も全て良くしたいと思うでしょうが、それをすると陰転します。

そして、「ありがたさ」のわからない人になってしまいます。

 

どこかが欠けているからこそ、自分を成長させることができるのです。

 

人生は修行の場だと思っています。

 

どの場面で修行するかは人それぞれです。

離婚したからダメとか、仕事につけていないからなダメなど

短絡的に人を見ることがなくなります。

 

算命学を知っていくとそのような人生価値観が学べます。

これが、算命学でいう精神世界を学ぶということです。心の修練ですね。

 

それにはまず算命学が信頼に足るものであるということを知っていただく必要があるので、

今は初歩的に星の意味合いをお伝えしております。

 

算命学の「技術」をお伝えしているところは多いと思いますが、

このブログでは、もう少し踏み込んだとらえ方をしてもらえたらうれしいと思って書いております。

なので、心理学の視点なども一緒に読んでいただけると幸いです。

 

算命学(占い)を当てものとしてとらえるは、もったいないです。

自己理解や人生の意味について、視野を広げる材料として、

他人と自分の違いを認められる道具として使うと

余計な感情にもとらわれません。

「あいつの言っていることは間違っている」という気持ちは、自分を正当化したいだけです。

「あいつの中心の星は貫索星で守りベースのゆっくりさんで、自分は車騎星で攻撃本能が強い行動派だ」と知るだけで、

「あー違うのね。お互い正解」の認知で終了します。

 

そして、その環境や行動でお互い運を上げていくだけの話です。

 

人は人、自分は自分という意識ができて、他人に振り回されなくなります。

 

また、いつものように、話が脱線してきましたね。

 

最初の話に戻すと、

人生には「負」「正」の出来事がある。

 

負のエネルギーも必要です。

 

では、今までの人生で、「負」の出来事に対して、どれだけ真正面から取り組めたのだろうか。

と思ってしまいました。

これは必要なことだと頭ではわかっていても、やっぱりつらいですよね。

 

生まれる前に「魂が計画してきた」ことだと思っても、いやだなと思ってしまいます。

 

でも十分この負のエネルギーを受け入れて体験しないと、自分の成長には繋がらない。

 

どうせ、負は必要だし、目の前にあるのだったら、「どう取り組むか」という

心の姿勢「覚悟」の仕方を、前もって準備しておくのが良いと思います。

 

それが、このような意味つけであったり、考え方だと思います。

心の修練にはこのような知識や考え方の広がりが必要です。

 

ひとりでは難しい場合は、相性の良い人に相談するでも良いです。

 

そうやって、いろいろな道具や価値観やアプローチの方法を技術として身につけて、

真正面から向かうことで、ほとぼりが冷めたころには、自己成長や「気づき」があると思います。

 

嫌なことがあったら、「逃げ腰」ではなく、真っ向から立ち向かう心の準備をしておくとでは、

結果が違うと思います。

 

そこで最初の私のふとした思いが出てきます。

 

「私は今まで自分の負にちゃんと向き合ってきたのだろうか」と。

 

どこかで逃げ腰で、なんとかやり過ごそうとか、ごまかそうとか、技術で逃げようとかしていなかっただろうか。

 

十分味わって、真正面から問題を見つめて、取り組んでいるだろうか。

 

結果として、今の自分は真っ向勝負した自分よりは人間形成ができていないのではないか。と。

 

そんなことをふと思った土曜日の朝でした。

 

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前回まで、宿命における星の意味合いを紹介してきました。

 

ここでは、算命学の星がどのような表で示されるのか。そして、その意味合いなどをお伝えしたいと思います。

 

算命学の星は、「人体図」を通して表します。

 

これが人体星図です。

 

それぞれの場所には、一つずつ意味合いがあります。(左図)

 

これまで、十大主星と十二大従星を学びましたが、

右の図では、十大主星が入る場所と、十二大従星が入る場所を示しています。

入る場所によって、星の意味合いが少しずつ変わって参ります。

 

では、まず左の図から1つずつ説明します。

 

①人体図の頭の場所は、北方といって、親(特に父親)や目上の場所となります。(十大主星が入ります)

②人体図の胸の場所は、中央といって、自分自身の場所となります。ここが一番の中心となります。(十大主星が入ります)

③人体図の腹の場所は、南方といって、子どもや目下の場所になります。(十大主星が入ります)

④人体図の左手の場所は、東方といって、兄弟姉妹や友人、母親の場所となります。(十大主星が入ります)

⑤人体図の右手の場所は、西方といって、配偶者や補佐役(パートナー)の場所となります。(十大主星が入ります)

 

ここまでが、十大主星の入る場所となります。

 

次に、十二大従星の入る場所を説明します。

⑥人体図の左肩の場所は、初年期(若年期)といって、大体0歳~30歳くらいまでの運勢を示します。

⑦人体図の左足の場所は、中年期(壮年期)といって、大体30歳~60歳くらいまでの運勢を示します。

⑧人体図の右足の場所は、晩年期(老年期)といって、大体60歳~くらいまでの運勢を示します。

※年代に関しては、もっと細かい技法がありますので、人によって若干ばらつきがあります。

 

これが人体星図になります。

 

では、簡単に一つ例題をお示しして具体的に読み取ってみたいと思います。

 

例えば、このような星があったとします。(矢印は気にしないでください。)

すると、①の目上の場所に車騎星が入っていますね。するとこの方の父親や目上に当たる人は車騎星の質、つまりスポーツマンシップで、エネルギッシュな行動派のタイプに縁があるし、自分自身もそのような気質があるということになります。

②中央は貫索星となります。ここは自分自身の本質が表れるので、貫索星の意味合いとしては、独立心が旺盛でマイペースな人ということになります。

③目下の部分には石門星があります。つまり、後輩や部下、子どもたちと接するときにはこの石門星の意味合いが強く働きます。石門星の意味合いは、みな対等意識で社交性を発揮して集団を作るような気質ですね。

④左手には鳳閣星が出ています。友人や兄弟、母親などは鳳閣星の意味合いの人に縁があるということです。つまり、鳳閣星の意味合いである、のんびりとしていて食べることが好きで、冷静なバランス感覚を持っている明るい人ですね。それは自分自身でもあり、そのような人に縁があるということです。

⑤右手には禄存星が入っています。つまり配偶者や好きな人のタイプは禄存星の意味合いの人ということになります。つまり、大らかで優しくスケールの大きな人。また、お金持ちにご縁がありますね。

 

これは、「そうなる」というよりは、このような条件が宿命で与えられているので、そのような環境や人々に囲まれることで自分の運勢が伸びていくということになるのです。これが自分を知り開運法になるということです。

不運な人はどこか宿命の星とズレがあるので、それを修正してあげることが鑑定士のお仕事となります。

 

占いを当てものではなく、活用するとはそういうことになるのです。

ここでもし、あなたの父親はエネルギッシュな行動派ですね、と言って当てに行こうとすると外れるのです。

ポイントはこの人の父親は行動派という宿命が与えられているのに、「違う」ということが宿命のズレであり、その部分を宿命に合わせることがアドバイスとなります。

ここは目上、上司の場所でもあります。父親は変えることが難しいですが、上司などは選ぶことができる場合があります。ですので、怠けてずるい人よりも、一生懸命働いている上司につくことで自分の運勢が伸びていくのです。

 

では次に、十二大従星を見ていきたいと思います。

⑥の若年期には天印星があります。これは赤ちゃんの星で皆から無条件で可愛がられる時期となります。

⑦の中年期には天南星があります。冒険心にあふれて、開拓精神を発揮していく時期ですね。とても行動的で恐れを知らない時期です。

⑧晩年期は、天馳星が来ています。性急さがありますが、何でもこなせる時期でもあります。ただし体力はあまりないのとミスが多くなる時期ですね。

 

このように大まかに見ることができます。

 

ちなみに、この星はプロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手です。

彼女の発言はみなから「かわいい」と言われるのは天印星が発揮しているからでしょう。

自立心が強く、プロとして活躍するには、どこにも所属しないで生きる彼女の宿命と合致しています。

 

これが簡単に星を読み解く方法です。

これに、いろいろな技法を駆使して、「活きる星」や「輝きにくい星」など読み解くことが鑑定士の役割となります。

 

まずは基本をおさえてみてくださいね。

 

 

 

「自己肯定感」と言う言葉を心理ではよく使いますね。

これは、「自分は自分のままでいい」という自分を肯定してあげる感覚ですね。

 

よく、似たような言葉に「自尊心」「自信」などがありますが、

ここでは、「肯定感」という言葉を大事にしたいと思います。

つまり、同じように使うカウンセラーさんもいると思いますが、あえて違うとらえ方をしたいと思います。

 

心理カウンセリングをしていると、「自己肯定感」の低い方が多くいらっしゃいます。

自分はダメな人間だ

役に立たない

何もできない

など、自己批判する方が多いです。

 

ここでは、「肯定」できないことがポイントだと思います。

 

「肯定」と自信はニアリーイコールではあっても、イコールではありません。

 

この「肯定」について、心理カウンセリングでは、より深く内省していきます。

 

心理的視点からみると、

「肯定」するには、それなりの「尺度」を自分が持っているということになります。

つまり、「テストの点数で80点取れたら、自分を認められる」とか、「この営業成績を達成したら自分を認められる」など人それぞれ尺度があります。

その尺度を超えると、自分を肯定できるのです。そして、それが続けば続くほど、「自分はできる。会社の役に立っている」など「自己の尺度の判断の中で、肯定してきているわけです」

 

この自己尺度は、人によって違います。優勝目指してきた人の準優勝と8位入賞を目指した人の準優勝では、自分の尺度が違います。

この尺度によって、自分を認められるかどうかが分かれてきますね。

 

つまり、どの尺度を自分が持っているかで、「自己肯定感」が変わってきます。

 

自己肯定感が低い人とは、自己尺度が「高い水準」であることが多いですね。

 

そして、もうひとつ重要な裏の尺度を持っているのです。

それが、「永遠には続かない」「「たまたまだ」という認知を入れ込むことです。

 

準優勝しても、「来年は優勝できない」と思い込むと「肯定」はできないですね。

 

このように、「認知の歪み」によって、自己肯定感が低くなる人がいます。

 

この辺り気づくことが出来るかがポイントです。

 

また、もうひとつ自己肯定感に関する重要なポイントがあります。

 

それは、「その自分の尺度は、本当に自分の内側から出てきた尺度ですか」という視点です。

 

実は、自己肯定感の低い人の多くは、厳しい親のしつけなどの経験があります。(先生や上司なども含む)

すると、自然とその「親の尺度」を自分の中に取り入れているのです。

「そんなことをしてはだめ」

「もっとできるでしょう」

「あなたはだからダメなのよ」などなど、様々な厳しい「メッセージ」を受け取ったことでしょう。

それが自動化してしまい、無意識のうちに「自分の尺度」として、使っていることが多いのです。

 

ここに気づくことがとても重要です。

 

ですので、「自己肯定感を高めよう」とする時に、自信がつく体験をしましょうや

成功体験をしてくださいというようなアドバイスもよく聞きますが、

根本的に、自分の尺度を見つめなおさないと、なかなか難しくなってきます。

 

その辺りを理解して支援している人は少ないと思います。

 

心理カウンセリングや心理療法とは、自分を見つめる作業であり、自分への「気づき」から

変化が起こります。

 

よく相手を変えることはできないといいますね。

 

自分に気づくことで変わるというのは、このような事が根本にあるからです。

 

これは誰の尺度?本当に自分のもの?

 

そこからスタートすると、ただやみくもに成功体験をすればよいと言うものではないということが分かると思います。

 

例えば「認知行動療法」という心理療法がありますが、

これは、「認知」と「行動」によって変化を促す方法です。

「認知」から気づき(広い視野)を得て、その新たな指針・価値観を確かめるために体験(行動)することで、確信に変えていく。それを何度も繰り返していくことで、「新しい自分の尺度(価値観)が形成されていく」これが新しい自分との出会いであります。

 

心理カウンセリングや心理療法は、受け身では効果は薄いです。

能動的に、日常で訓練出来る人が効果が高いです。

 

是非、自分を見つめるきっかけにカウンセリングや心理療法を実践してみることをお勧め致します。

 

 

 

算命学プチ講座 「天中殺」シリーズ 全6回

 

天中殺は、6種類あります。

一人につき1つです。

宿命(持って生まれた質)で表れる特徴と、後天運(回ってくる運勢)で利用する方法がありますが、今回は宿命のみお伝えします。

 

第27回 「戌亥天中殺」 孤軍奮闘することで、中年期から運気本番

<キーワード>

デリケートなのに大らかに見える 静けさ 一代運 無から有を作り出す 応援を期待しない

 

戌亥天中殺は孤独の雰囲気をまとっています。これは天涯孤独なのではなく、精神面でのこと。「心の支え」や「家系の流れ」が欠けているので、人が生きていくうえで支えとなるべき信念や、心から応援してくれる身内や友人に恵まれにくいと言えます。また、独特の感性とデリケートな神経を持ち合わせているので、周囲の理解がなかなか得られません。そのため、どうしても孤軍奮闘せざるを得ないのです。肉親や友人の助けがあてにできないということは、人生のスタートラインから自力で未来を切り開いていくわけで、最初のうちは何かと苦労することも少なくありません。

その分、年月を重ねていくうちに徐々に運気が上がっていき、中年期以降から本当の運をつかむ大器晩成型といえるでしょう。

誰かを頼ったり援助を望むことは本来宿命に逆らうことになります。生家が裕福でも、その恩恵にあずかろうとすると、それがブレーキとなって不満が多い人生を歩むことになります。苦しくても独力で頑張ったほうが、晩年に安定感が得られます。

もう一つの特徴は、試練が多いということ。それは天中殺の期間でなくても、大なり小なり数々の苦難や試練が待ち受けています。心や精神的な支えに乏しい戌亥天中殺は、試練にあたって苦しみ悩んだ末、それを乗り越えながら心を磨くというプロセスを繰り返します。試練にあえばあうほど心が磨かれ、それに伴って少しずつ魂が昇華されていくという宿命なので、避けて通ることはできません。

戌亥天中殺は、人生をただ楽しむためだけではなく、一生をかけて人として成長し続けるということなのです。逃げずに是非真正面から取り組んでください。すると道が開けてきます。

 

戌亥天中殺は自分一代で新しい世界、財産を築いていく運命を持っています。その意味で子丑天中殺の初代運とも似ていますが、本質は異なります。これは心の修練を積む必要があり、それに集中した人が心の高い次元を会得して、例えば、宗教家や思想家などになっていきます。とにかく、戌亥天中殺は心の修練をしたかどうかで非常に差が出るのが特徴です。

 

戌亥天中殺の方は、辰巳天中殺とは違って、現実的な行動で心を表すことはなく、言葉で大事な心の中を表現していきます。古来より「戌亥天中殺の者の言は、これ金言なり」と伝えられています。

 

「無から有」というのは、全くゼロ=無のところから、何か自分のものを作り出していく力です。学者なら何か新しいものを発明、発見した、創りあげたというような人が多いです。単に、アイディアが浮かぶといった程度ではなく、もっと大きな働きをすると言っていいでしょう。ただし、何かを作り出すといっても戌亥天中殺ひとつでは芸術性はありません。芸術的センスはあるのですが、それが発揮されるのは創造面ではなく、鑑賞力の面においてです。音楽においても演奏者というより聴く耳を持っているのです。ですから、コレクターなどになるには最適です。

戌亥天中殺はどんな分野においても、自分独自の世界を開く力を持っているので、その意味で、ある種のカリスマ性を備えた人が少なくありません。

 

戌亥天中殺は、仕事のときにはどんなに忙しくても平気です。それに十分対応できるパワーもスケールもあります。しかし、いったん、それに区切りがついたら静かなシーンとした自分だけの時間がないとやっていけないのです。また、そういう時間を持つことが、運を伸ばしていくことになります。

大変働き者の面と、大変怠け者の面の両方を極端に持っているのです。

どちらかというと、若い時代にはあきらめの良さがでて、仕事が安定せず、あちこちの会社を変わったりすることになりがちです。自分ではダメを見切りをつけたわけですから平気なのですが、周囲の人には理解されません。

 

総じて、ゆっくり、静かに人生を歩いて、大きな運に達すると思った方が良いでしょう。ただし、いったん人生の横道にそれて「遊んでいるのが平気」という面が出てしまうと、遊び人の中の遊び人が出るのも戌亥天中殺なのです。

この天中殺は、他人からはわかりにくいし、見かけと違うといった評価を得やすいことになるでしょう。

 

 

 

算命学プチ講座 「天中殺」シリーズ 全6回

 

天中殺は、6種類あります。

一人につき1つです。

宿命(持って生まれた質)で表れる特徴と、後天運(回ってくる運勢)で利用する方法がありますが、今回は宿命のみお伝えします。

 

第26回 「申酉天中殺」 

<キーワード>

行動力あり 働き者 多方面で活躍 変化に対して柔軟 体験学習型 跡取り運

 

申酉天中殺に「休息」という字はありません。「安息の地」を意味する西の座が欠けているため、いつでも何か活動している状態が申酉天中殺の日常です。本人は自然に身体が動いてしまうだけで、特別に頑張っているとか無理しているわけではありません。

バイタリティと、瞬発力を兼ね備えているため、じっとしていることが苦手です。仕事のやり方ひとつとっても、1つのテーマにじっくりと取り組むより何種類かのプロジェクトを立ち上げ、同時にいくつもの仕事をこなす方が向いています。

休日の過ごし方ものんびりリラックスするというより、普段できない家事に精を出したり、趣味や遊びで外出したり、活発に動き回ります。一見落ち着きがなくせわしない印象ですが、単にマメでフットワークも良い天性の働き者なのです。

生まれながらのパワーも、寅卯天中殺に次ぐ勢いがあります。そのときどきの環境の変化を読み取る独特の感覚を持っているので、状況の変動に素早く対処しながら力強く進んでいきます。

この一種の「要領の良さ」は申酉天中殺の第二の本能。社会の荒波を上手に泳ぎ切れるのも、この処世術があるからです。自分にとって必要なものや人材を見抜く目もあるので、出世街道をスムーズに駆け上がっていけるでしょう。申酉天中殺は財運に恵まれる傾向もあります。ただ、この財運は自ら財を成す場合は子どもとの縁が薄くなり、財が残せない場合は子どもが財運を成していく、シーソーのような移動運となります。いずれにせよ本人の晩年は安泰でしょう。

 

例えば、事業家なら世の中の変動に対する対処の仕方は非常に速いです。株価が上がったら売り、下がったら買うといったような対応の速さは大したものです。ただし、申酉天中殺が持っているこうした一種の感覚は全て、現実の世の中のことに対してだけです。つまり芸術的な感性や創造的な感性があるというのではありません。言ってみれば世渡りのうまさです。処世術といったものに対する独特の感覚を持っているといってもいいかもしれません。

 

もし母親が申酉天中殺の場合は、家庭でもせわしなく働いているため、静かなムードを持つ子丑天中殺や戌亥天中殺の子どもがいると、母親に対してはどうしても反抗的になってしまいます。かといって、申酉天中殺は家族思いではないということではありません。特に親とか目上に対しては非常に重んじる、大切にするという面があります。家系も継ぐし、伝統も大切にするし、親の面倒も見るという具合に、古風なくらい、目上を大切にする面があります。ですから、申酉天中殺の女性には嫁姑の関係もわりといい可能性が強いです。

ですから、お互い自分の世界を持っていて、「自分は自分のことをする、あなたはあなたのことをしなさい」という相手と結婚した方がお互いにとって過ごしやすい相手となります。

 

というのも天中殺の基本となる算命学では、夫が外で仕事をバリバリこなし、それを家庭にいる妻が支えるという、いわば日本古来の結婚形態を「結婚」とみているので、このかたちでの結婚では、西に位置する申酉天中殺の場合、配偶者、補佐役の欠如となってあらわれるからです。したがって、妻はあくまでも補佐役というかたちではなく、友人のような間柄、同志的な結婚で、お互いにそれぞれ人生の目的を持っていた方がうまくいくのです。

結婚運が悪いというわけではありませんのでお間違えないようにしてください。

 

 

 

 

算命学プチ講座 「天中殺」シリーズ 全6回

 

天中殺は、6種類あります。

一人につき1つです。

宿命(持って生まれた質)で表れる特徴と、後天運(回ってくる運勢)で利用する方法がありますが、今回は宿命のみお伝えします。

 

第25回 「午未天中殺」 社会的評価が高く、すべての運を締めくくる

<キーワード>

繊細 しめくくり運 補佐役 準備 蓄積能力 凝り性 反骨精神 自由業 芸術性

 

ひとつのものをとことん追求したり、興味があるものにこだわりがある午未天中殺は、何事もまとめあげる能力に長けています。

物事をまとめあげるのは、必要な情報を整理して自分の考えを入れながら新たに作り上げていく作業。何かと何かを結び付けて構成していく能力です。これができる午未天中殺は、家族の中では一家のまとめ役になっていたり、組織の中でも知らず知らずのうちにリーダーシップを発揮して、指示を出す立場に祭り上げられるようです。

 

コツコツ地道な努力ができ、状況もきちんと把握し、しかも結果が出せるわけですから、当然ビジネスシーンでの午未天中殺の評価はとても高くなります。部下や目下に縁が薄い分、上司や実力者からの引き立てがあるので困った時は、援助の手が差し伸べられたり、打開策が示されたりと周囲からはうらやましいほど「運がいい」と思われがち。良いところだらけの午未天中殺ですが、いざ、ひとつの事業や家業を切り盛りする、つまり頂点に立った時困った作用が起こります。

 

実は、午未天中殺の宿命は「末代運」。全てのことを締めくくり、後始末をすることが宿命づけられています。そのために代々続いてきた事業のトップなどになると、たとえ業績が良くても後継者に恵まれなかったり、何らかの理由で自分の代がひとつの区切りとなってしまいます。次の代では、創業時とは違ったカタチでの再スタートになる場合がとても多いのがこの天中殺の人です。ただ、これは時代や環境に合わせて変化する運気の波にうまく対応するためのもの。破産しかねないほどになったら、上手に後始末して後々ダメージを残さないように整理することは、お手のものなのです。家族関係でも、一族の中で家系を締めくくる運なので、やるべきことをすべてきちんとこなした後で大往生を遂げるという長寿に恵まれます。

 

長男に生まれたとか、長女だとかいうことではなく、何番目に生まれようと、この天中殺は中年期にさしかかる頃になると、なんとなく一家のまとめ役をしているということになります。気づくとみんなが午未天中殺の人の指示を待っているといったようなところがあるのです。あるいは、午未天中殺が乗り出していかないと、ことがうまく運ばないというようなことがあります。

このような働きは、組織の中へ入っても同様です。これが午未天中殺の得難い才能であり特色です。もし、寅卯天中殺のように非常にスケールは大きいけれど大雑把だというような人の配偶者とか補佐役に午未天中殺の人がなると、この「まとめあげる」という力が大いに活用されるわけです。このような原理を用いて、窮地を脱するのが星のエネルギーを活用した具体的な方法となるわけです。

 

ところで、「まとめる」という働きには、「準備する力」とか「蓄積する力」も必要です。小さなものを集めて、少しずつ積み上げて、一つのものにまとめあげるのです。ですので、積み上げていくような能力もこの天中殺の非常に得意とするところです。それもただ学者のように探求するわけではなくて、自分が実際行動してみたり、経験してみないと気が済まない。そこに行動性があるわけです。それに好きなことに熱中するから「凝り性」になって、努力を積み上げる面があるということになります。

 

コツコツ努力もできる、まとめる能力もある、後始末もうまい。こういう午未天中殺の人の特質は仕事の面で評価されるのは当然でしょう。

組織の中でも十分に才能を発揮できるし、また独立して自由業の世界でもいいわけです。

組織の中におさまりきらない、どこからもはみ出していくエネルギーを持った辰巳天中殺に比べたら、この天中殺は世渡りは上手い方だと言えるでしょう。

 

午未天中殺の人が、本当に困ったときには、必ず助けてくれる人が出たり、何事かが起こって物事がうまく運ぶというツキがあります。自分では、日ごろの人間関係の良さがものを言ったのだ、ぐらいにしか思っていませんが、「要領のいい、世渡りの上手い人」と見られるフシもなくはありません。

 

子どもは何人いても、年齢をとってから、そばにいてくれる子どもはいないとか、女の子には縁があるけれど、男の子はまるで縁を切ったように離れていってしまうとか、子どもは全く別の生き方へ進んでいってしまうというような状態で、自分の跡取りをする子どもはいないということです。せっかく長寿に恵まれるのですから、縁の薄い子どもにこだわるより、持って生まれた知的で創造的な感性を活かして、なにか趣味の世界を作り上げるようにしたいものです。

これは、大きく目下運が欠けるということですから、もし子ども運がなければ、部下運があり、部下運があれば、子ども運がないという状況になります。

ちなみに部下運がないということを例えれば、自分は上司などを盛り立てるけれど、今度自分の番になったとき、案外自分を盛り立ててくれる良い部下には恵まれないということです。

また、「反骨精神」の意味あいは、この天中殺にとって大いに味方になってきます。それだけにどちらかというと自由業の世界を本能的に目指すのが特徴とも言えます。

 

 

算命学プチ講座 「天中殺」シリーズ 全6回

 

天中殺は、6種類あります。

一人につき1つです。

宿命(持って生まれた質)で表れる特徴と、後天運(回ってくる運勢)で利用する方法がありますが、今回は宿命のみお伝えします。

 

第24回 「辰巳天中殺」 親元から早く離れて「自分流」で道を開く

<キーワード>

常識を超えた生き方、たくましい、逆境に強い、体験的事象により心の形成、分家運、企画力

 

同じことをしているのになぜか目立つ、どこか不思議な存在感を持っています。組織の中にいれば「どこか浮いた」一匹狼、家族の中にいれば「変わり種」ともいうべき存在で、飛び出た個性を持つようになります。それだけに社会のルールや常識の枠の中で穏やかで平凡な人生では満足しない、破天荒な生き方を選ぶことも少なくありません。

周囲からは浮き沈みが激しく、不安定な人生と思われがちですが、本人は気にしません。「人と同じではないことの、どこが悪いの?」と自分の生き方を曲げず、かえっておもしろがるくらいでしょう。

行動力もあり、どんな逆境にあってもたくましく生きる辰巳天中殺は、ドラマチックで起伏の激しい人生を宿命づけられている「はみ出し運」。家庭からも世間からもはみ出すこと(嫌われるのではない)で、当然、親や兄弟との縁も薄くなりがちですが、人生の早い時期から自立することが運気アップにつながります。いつまでも親元にいるとトラブルやストレスも多く、運を生かしきれません。

また、徹底したリアリストなので、実際に自分が見たり、感じたりしたことによって、価値観をつくっていく経験主義者。独自の感性に従って動くので、ときに周囲からの理解が得られにくい場面もあるでしょう。

その分、人には思いつかないアイディアや視点を人生に生かせます。良い時と悪い時の波が極端なのも、辰巳天中殺の特徴です。しかし、それを楽しみ、乗り切る強さを生まれながらに備わっております。世の中の常識にはまりきらない天衣無縫さと持って生まれたユニークさ。自由スタンスでそれを生かせたとき、成功をおさめることができるでしょう。

 

逆境に強い個性が、ともすると人の言うことを素直に受け入れない頑固さに出ることもあります。また、本人は決して人は悪くないのですが、言葉や表情に表すことが苦手なため、誤解を受けることもあります。辰巳天中殺の人は、行動による表現そのものが、その人の心であるというのが特色です。古来より「辰巳天中殺の者から戴いた物は、真の心である」といわれるのもそのためです。

 

親との関係でもうひとつ言いますと、親縁が薄いため両親が離婚したとか、片親を亡くしたとか、父親が単身赴任でほとんど家にいない等片親の縁の薄い傾向があります。あるいはお父さんの子、お母さんの子という具合に、親との縁に偏りがでやすいという特色を持っています。

 

辰巳天中殺は他の天中殺に比べて変わったエネルギーをお持ちの為、普通では考えられないようなアイディアで一発当てて大儲けするようなことも夢ではありません。ですから、たとえ組織に入っても、企画や開発といった部門で、常に新しいものへ向かっていくような部門が向いています。つまり、今までのものを破って、はみ出していくような塩とならいいというわけです。ところが、「前の人の仕事の方法を大切に守って」と言われるような仕事ならだんだん元気がなくなってしまいます。

 

また、辰巳天中殺の感情にはある種の二面性があって、それが、いっそう運命の波を大きく振幅させます。この天中殺は、「他人のことなんか関係ない、自分さえよければいい」といった、非常に薄情なタイプと、反対に「人の苦しみや悲しみを自分のもののように感じてしまう」非常に情的なタイプの極端な二派にわかれます。こういう二面性は個々のなかにもあるようです。普段は、人の世話をよくしたり、思いやりのある人なのに、あるとき突然、身体の具合が悪くて悩んでいる人に「怠けものだからそうなるんだ」などど冷酷なことを言ったりしてまわりを驚かせる。かと思えば、いつもは他人のためには何もしたくない、ましてやお金なんか・・と言っている人が、落ち込んでいる友人を食事に誘って慰めるなど、「優しいのか、薄情なのか、いっこうにわからない」と言われるこの二面性が、周囲を振り回してしまいます。

 

辰巳天中殺の考え方、行動は非常に直感的です。人の話を聴いて反射的にパッと判断してしまいます。理屈はないのです。物事を勘で判断しやすいのです。ですから、勘が当たると大成功するし、外れれば大失敗というわけです。

また、才能豊かにぐんぐん伸びるときがあるかと思うと、反対に、個性が強すぎて嫌われ、非常に荒くなり、グラフにするとその線はまるでノコギリの歯のように鋭くなります。

 

では、運が悪いのかというとそうではなく、経済や政治の世界の駆け引きや競争といった、現実の激しい世界では、むしろ大変にたくましいエネルギーを発揮します。

なかには何か人と一風変わった、世の中の常識を覆すような破天荒のおもしろさを内在させているのが辰巳天中殺の人であり、運命であるといってもよいでしょう。ですから、革命家とか冒険家といった、ちょっと変わった職業の中に、この辰巳天中殺の星の方が多いのです。