ただ恋愛を楽しんだり、見合いをするだけなら何の問題もありません。ところが何事も形にすると壊れてしまうのが、天中殺現象です。恋愛関係ならいいのですが結婚を前提として発展したとたん、親の反対にあったり、過去の恋愛遍歴が暴露されたりとさまざまな男女間のトラブルを引き寄せてしまうので、天中殺中に将来を誓い合うのは逆効果と言えるでしょう。

 

シングル同士がこの時期に肉体関係を深めるのもおすすめできません。ただし、女性が年上のカップルや、どちらか一方、または男女ともに再婚同士だったり、相手が外国人などの国際恋愛の場合はこの限りではありません。肉体関係も結婚を前提とした付き合いも大いに結構です。災いが出ないばかりか、いつになく盛り上がりめぐりめく恋愛を楽しめるでしょう。

 

見合いも断るのなら構いませんが、相手と結婚を前提とした付き合いを始めるなら、意思表示は天中殺明けに。天中殺に入ってすぐのお見合いでは、返事まで2年近くかかるので、見合いの時期そのものを検討しましょう。

 

 

 

天中殺期間に購入した土地に家を建てたり、新築する時期が天中殺に当たっていたら、その家には災いがストレートに反映する可能性があります。建築中に事故が起きたり工事を巡ってご近所ともめるなど、予想外のトラブルが勃発しそうです。あげくにせっかく建てた家が欠陥住宅で数年で住めなくなったら泣くに泣けません。

 

そうならないためには、建築時期をずらすか、天中殺ではない家族など本人以外の名義で建てるようにしてください。どうしても建てなければいけない事情があったり、すでに新築してしまった場合は天中殺明けにベランダを造るなど一部を増築して、家の外観を外側に広げれば、その時点で災いを食い止められます。

 

また、別荘など短期間たまに使用するもの、子どもや孫など本人以外の人が暮らすのは問題ありません。

 

増改築に関しても、天中殺中に家の外観が変わってしまうと家相が変わって悪い運気が宿ってしまうので避けましょう。

ただし、外観に手を付けず、内装だけをリフォームするのならOKです。この時も内装や室内装飾だけにとどめて、間取りには手を付けないでください。

 

 

 

 

 

不動産の中でも、土地だけを買うのなら天中殺期間でも構いません。算命学では土地、すなわち大地は「人ではなく天が造ったもの」と考えるので、それを手に入れることはタブーを犯すことにはならないのです。

 

その場合、資産として土地を所有したり、資材置き場などに活用するなど、土地をそのままの状態にしておくことが条件です。何かを建設する目的で土地を購入すると、建築物は人の手によるものですから、土地に宿った天中殺パワーがストレートに移り、後々災いが表面化することもありえます。

 

また、建築物は住居に限らず店舗、工場など、人の手によるすべてのものが対象となります。天中殺期間に購入した土地に何かを建てるときは、いったん売り払い、天中殺明けに買い戻してからにすると良いでしょう。また、必要に迫られて土地を手放すことは、天にお返しすることですから何ら問題ありません。

 

とはいえ、天中殺なので、購入にしろ、売却にしろ、本人が交渉に当たると契約上のトラブルが起きやすいものです。代理人を立てるなどして必ず第三者を仲介させ、直接あたらないほうが良い結果が出るでしょう。

 

 

 

自分から望んだのではなく、辞令としての転勤なら素直に受けてください。自然の流れに従うことも天中殺の災いを避ける過ごし方です。一切の条件をつけずに社命に従えば、天中殺のダメージを相殺できます。

 

命じられての出張も、何ら問題はありません。ただ、新規開拓のための出張では何かと邪魔が入り、スムーズに仕事が進まないので、他の人に変わってもらった方が無難です。また、出張中の空き時間を利用して遊んでしまうと事故やケガなどトラブルを招きやすいので自重してください。

 

 

 

新しいことを始めてはいけないこの時期に開業や設立を考えているなら、天中殺明けまで先送りにした方が良いです。

天中殺を無視して立ち上げたとしても、業績が良いのは最初だけです。数年後には資金繰りに困ったり、社員が定着しなかったりで、思うように事業が発展しません。

すでに独立している場合は天中殺明けに社名を変更したり、会社を移転するなどして運の仕切り直しをすると憂いがありません。

 

 

 

天中殺期間に就職した場合、天中殺明けくらいから少しずつやる気がなくなり、居心地が悪くなります。早い人は、天中殺期間内にも転職したくなりますが、この期間では同じことの繰り返しになるので、移るのなら天中殺明けをお勧めします。

 

ただ、日本では新卒だと入社時期を選べないので、どうしても天中殺期間に就職せざるを得ない場合もあります。辞めたくないと思うなら、自分のために働くのではなく、ただひたすら人の為に尽くすというくらいの心がけで働くことです。その心構えが天中殺の災いを避けることに繋がります。

 

具体的には、自分が認められたい、トップに立ちたいと努力をするのではなく、だれかの補佐役となって相手の手助けに徹したり、腹心の部下として陰ひなたなく努める事。そうすれば、災いのほとんどを消し去ることができるでしょう。

 

また、天中殺期間での転職は現実逃避の場合が多いものです。どんどん条件が悪くなるばかりですから我慢したほうが無難です。とくに、給料アップや役員待遇など好条件に釣られての転職はタブーです。

浴に駆られての転職は、結局泣きを見ることになるので絶対に避けてください。

 

 

 

自我と欲を捨て、内面を充実させる自分磨きを

 

天中殺期間は何をしても報われないことが多いですが、だからこそ無理をしても、動きたくなる、という逆転現象が起きやすくなるのが人の心の弱さでしょう。でも、状況が悪いときこそ、じっと耐えることが必要なのです。

 

自分からアクションを起こしたり、誰かの手助けを求めるなど周囲の力を当てにする行為は、全て空回りすると心得てください。また、何かを形にしたり、後に残るものを手に入れようとすると、必ず後々不満の種になるのが天中殺です。

 

とくに、お金儲けやギャンブル、自己顕示欲に走ったスタンドプレー、名誉欲を満たすための自己PRなど、自分の満足や欲の為に動く行為はことごとくNGアクションです。極端な場合、しゃにむに仕事に打ち込むというのも、そのことでお金儲けや昇進をもくろんでいるなら、たとえ意識的にそのことを考えなくても、結果的に本人にとってデメリットとなるNGアクションなのです。

 

では、天中殺期間は何もできないのかというと、そうでもありません。先祖の供養のためにお墓を建立する、神社仏閣へのお布施や寄進、募金などの社会奉仕やボランティアなどは何の障害もありませんし、普通に貯金することも、お中元やお歳暮のやり取りも大いに結構です。利益抜きなら世話役や役員を受けることもOKです。

 

要は、その目的なのです。善意の募金はOKでも、富を誇示するためならNGです。人から頼まれて役目に就くのはOKですが、自らが役につきたくて活動に参加するのはNGというように、自分有利のためにアクションをおこすことは全て災いを引き寄せるといっても過言ではありません。

 

一番良いのは、天中殺期間は身を慎んで、欲も名誉も捨てて隠居生活を送ることですが、現実的には無理な話です。せめて私利私欲を捨て、内面の充実させること。自分の生きる意味や役割について考えながら、流れに身をゆだねてください。

 

どんなことでも真剣に受け止める姿勢で日々を過ごせば、心の乱れも少なくて済むでしょう。あせりや迷いは厳禁です。どんな嵐も、身を低くしていれば、やがて過ぎ去ります。力まず自然体で自分自身を見つめる時間・・・・それこそ、天中殺期間がくれた人生をステージアップさせるための最高の贈り物です。上手に過ごして、天中殺明けの幸せにつなげましょう。

 

次回からは、人生の中でだれもが経験する事例をあげます。天中殺期間にこれらの行動をとるときの参考にしてください。

 

 

 

前回まで、宿命の天中殺と後天運(巡りくる運勢)の天中殺のお話しをしてきました。

 

では、もともと天中殺とはどのようなものなのか。

その基本となる考え方をお伝えしていこうかと思います。

言わば、「天中殺基本編」ですね。

 

今回の内容は、後天運の天中殺の説明が主になります。

宿命には当てはまらないことも多いのでご注意ください。

 

天中殺とは、12年周期の2年間、誰にでも訪れる運の低迷期ととらえて頂いて結構です。

つまり、

「天の法則からはみ出し、天の恩恵を受けられない時期」ですね。

 

取り立てて努力しなくても、何をやってもとんとん拍子に上手くいくときがあります。

逆に、どれほど頑張ってもどうにもならないばかりか、全てが裏目に出てしまう事もあります。

この時期が天中殺の時期であることが往々にしてあります。

 

天中殺の時期にスタートさせることは、そのことが実らないことが多いです。また、トラブルや災難など

いつもなら起こらないような不運に見舞われることも多々あります。

天中殺の時期は、新しいことは控えて、今まで通りに過ごすことが最大の回避方法になります。

 

運勢を好転させる奥義とは

 

上手に過ごして、天中殺パワーを味方につける

 

この世に生まれた以上、人間は大枠としての天の法則から逃れることができません。ただここで誤解をして頂きたくないのは、「運」は必ずしもすべてがきまっているわけではないということです。

 

「運」には「宿命」と「運命」があります。「宿命」は、人が生まれながらに背負っている「エネルギー」の特徴です。

ある意味では、その人がその人であるための基本ベースなのです。どの時代に、どのような親から生まれて来るかは天の配剤です。

 

算命学では「宿命」を誕生日から解き明かし、その人の性格、生き方、人生観、運のよい時、悪い時などを読み取っていきます。

「宿命」はある意味ではその人の「持ち味」です。したがって「宿命」だけで、全人生を通じて良いとか悪いとかは断言できません。

これに対して「運命」は自分で選択するもの。たとえどれほど厳しい「宿命」に生まれてきても、それ以降の自分の判断や選択によっては人生が大いに異なってくるのです。

 

例えば、「宿命」からみて運が悪くなりそうな時があったとします。その場合には、その時期の運の下降をどれだけ食い止められるかを考え、「運命」をよくするために手を打てば良いわけです。また宿命的に良くなりそうなときには、それを最大限に活用するにはどうすればよいかを考えます。

「宿命」に暗示された内容を生かすも殺すも本人の心構え次第なのです。それによって「運」は大いに変化させることが出来るのです。

 

人が、「宿命」として、一体どのような役割を天から授けられているかを考えるとき、算命学ではそれぞれを大きく6つに分類しました。それが前述した各天中殺の宿命です。

宿命は、いわば天命ですから、人智の及ぶところではありません。誰もが、その宿命を活用して前進すべき時期、後退すべき時期を考えながら生きていけばいいのですが、そう簡単にはいかないのが、人の業です。だからこそ、様々な人生があるのです。

宿命で定められた役割によって運気の流れが決まっているのですが、うまく生きられない人は、その流れに逆らったり、上手に流れに乗れなかったりします。その原因の多くは、自分の運の流れが見えていないからと言えます。先々の運気の波はもちろん、現状自分がどんな運気に置かれているかを知らないからなのです。だから宿命に対処できなく不運を招き入れてしまっているのです。

 

あらかじめ、上昇気流に乗れるとわかっていれば、その時期に合わせて前もってエンジンを全開にすればいいし、目の前に大きな嵐が迫っていることがわかれば、過ぎ去るのをじっと待ち、被害を最小限に防ぐことも出来ます。

 

算命学の「天中殺バイオリズム」は、宿命ごとに決められている12年周期の運気の流れをひも解いたものです。これを知っていれば、いつ幸運期や天中殺期間が来るかがわかるので、どこで人生の勝負をかければいいのか、どこを警戒すればいいのかが一目瞭然です。

天中殺のダメージをできるだけ受けないようにし、運気の流れに上手に乗れば、12年周期で、人生のステージアップが可能になります。「宿命は不変(変えられない)、人生の可変(変化可能)」だからです。いうなれば、天中殺という宿命を知ることで、運気の流れを利用し、自ら人生を切り開いて幸せをつかむことができのです。

それには、天中殺期間中の過ごし方が重要な問題になります。天中殺期間を有意義に過ごすと、大きなダメージを防げるばかりか、今後の幸運期の恩恵をあまるところなく受け取れるからです。

その具体的な過ごし方は前述したとおりですが、基本姿勢は、「あえて事を起こさないこと」。特に一見、自分の利益になるように見えるもの、また自分が楽になるように思える事は、大抵の場合、天中殺期間中は裏目に出がちです。自らの思惑と正反対の現象が起きるので、ひたすら身を慎んで過ごしてください。

まずは、自分の天中殺がいつ来るのか、それをしっかり刻み込んでおきましょう。