こんにちはnagisaです
いつもながら更新が滞ってしまい、大変申し訳ありません
これから少しずつペースアップして更新していきたいと思います!
前回までの「感覚」についてのエントリーも、続けて書きたいところではあるのですが、日も空いてしまったので、今考えている別のトピックについて書いていきたいと思います。
本日のテーマは、
地道にコツコツ「技術」を磨くことの利点です。
私の視点では、INFPの方がこの世の中で自分らしく輝き生きていくためには、
何らかの形で自分に向き合い、表現するという「活動」を通して、
社会に居場所を作っていくことが重要であると考えています。
以下の記事でも書いています
そして、そのためには、自分自身の「世界観」を確立し、表現する「技術」を磨くこと、が必須であると考えています。
なんかこう書くと、すごくストイックで厳しいような印象を持たれるかもしれないですが、もう少し柔らかく言えば、
「自分の自分らしさについて自分自身が気づき、それを適切に他人に表現できるようになろう」
ということです。
それは、無理をするとか、他人に合わせるとか、何かの基準をクリアするとかそういうことではありません。
また、ある一定のレベルに達したら終わりというものでもなく、一生を通じて追及していくことでもあると思います。
私自身も、その道の途中ですが、最近、なんとなく自分の活動が軌道に乗ってきたというか、自分のいるステージが、別のレベルに変わったな、という実感を得るようになってきました。
(もちろん、自分比なので、私自身がすごい地位に就いたとか業績を残しているとかそういうことではないです・笑)
自分の体感的に、以前とは違う段階にいるのかな、と感じているというイメージです。
個人的な経験からの記述になってしまいますが、今回はそれについて少し情報を整理してみようと思います。
自分のいるステージが、別のレベルに変わったということは、具体的にどういうことなのかというと、以下のようなことです。
- 同じような仕事をするときに、以前よりも負荷が少なく感じる。余裕を持って取り組めるようになった
- これは自分ができる仕事、これはできない仕事(自分がやらなくていい仕事)というのがわかるようになってきた。
- 以前の自分(や自分のした仕事)について、客観的に見ることが出来、またその時の問題点に気づくことが出来るようになった
私は博士課程を修了したあと、現在は研究職として定職を探しながら、フリーランスで活動しているのですが、実に15年以上は研究活動を続けてきたことになります
その長~~い下積み(?)時代は、本当に雲をつかむようなというか、自分がどこに向かっていて、何をしているのかわからなくなることも多々ありました。
研究論文一つ書くにしろ、学会発表をするにしろ、申請書一つ書くにしろ、非常に時間がかかり、先輩や先生にダメ出しをされ、叩かれ…。
自分の駄目さかげんに嫌気がさし、自分の能力のなさに絶望し、就職した同期をうらやみ…
正直、別の道に進んだほうがいいのかなと思ったことも何度もありました。
子どもを出産した後は、研究を中断した間(1年弱)のカンがなかなか戻らず、また、時間がなかなか作れずそれもストレスになりました。
ただ、なんか最近、「あれ?この仕事前よりも簡単にできるようになってきたな」とか、「この仕事は大体〇時間ぐらいかかるから、それほど大変じゃないな」とか、昔ほど同じ作業をするにも労力がいらなくなっていることに気づきました。
まあ、長く続けているので当たり前のことかもしれないですが。笑
同じようなことを何度も繰り返しやっているので、大体の自分の中での作業フローや所要時間などがわかってきて見通しが立てられるようになっているわけです。
また、大体その見通し通りに仕事を終わらせることが出来る、という自信もついている。
心理的にも、物理的にも余裕が生まれてきたという感じでしょうか。
そこで思ったんですね。
「なんだ、みんな実はこんな感じで仕事をしていたのか…?」と。
こんな感じ、とは、過去の積み重ねにより、現在の仕事を負荷が少なくスムーズに進められる状態、という意味です。
これまでの私は、「仕事=めちゃくちゃ大変なもの」というイメージがあり、
社会で仕事をしている人は、みんなこの「めちゃくちゃ大変なこと」を毎日していて、めちゃくちゃすごい!と思っていました。
今は、「多くの人は、ルーティンのような仕事を、それほど負荷なく行っている」場合も多いのではないかと思っています。
(もちろん、そうした仕事が向いている人と向いてない人がいると思います)
おそらく、仕事でも勉強でもなんでもそうなのですが、始める(駆動させる)ときが一番負荷が必要です。
車も、エンジンをかけて走り出すときが一番負荷がかかっています。(イメージです。実際は知りません笑)
回り出したら、その先はスムーズに進んでいくわけです。
その始めるときのエネルギーと、それを続けていくエネルギーが一番大きく必要で、それをある一定の期間続けることが出来れば、自分の身体的に、それを続けていくことが難しくなくなっていくという段階になります。
例えば、筋トレなども、毎日続けていくとそれが習慣化し、自分の身体が慣れていくので負荷なくできるようになっていくのと同じようなイメージです。
・・・で、以上のことはいろいろなところでも言われていることだと思うのですが、私が体感したのは、技術を磨く上で、ある程度の段階に達するまでが長く、達した後は割と楽になる、ということです。
英語学習でもなんでもそうなのですが、成長の仕方というのは、単純な一直線に進むわけではありません。
成果が目に見えない時期が長く続いたり、急にレベルアップしたりすることがあります。
やはり、ある程度のレベルになるためには、時間がかかります。
一つ言えるのは、長い間中断すると、また再開するときに大きな負荷が必要だということです。
その意味でも、数多くのことに手を出すよりも、ある程度自分の長所を伸ばせる分野を絞り、一つのことに長期間コツコツ取り組むほうがいいのではないかなと考えます。
理由は、単純に、時間が限られているからです。そして、「技術」を自分の力として活用できるまでになるためには、時間がかかるからです。
一つのことに取り組む、というのは、1つのことしかやってはいけないということではなく、一つのことを長期間続けていく、ということです。
複数のテーマに渡ったとしても、対応できるものがいいと思います。
いわゆる「技術(スキル)」という言葉で表せられるようなものです。
INFPとしては、自分の「世界観」を表現するための「技術」です。
一つのことを続けていくことのその他の利点としては、確実に自分の技術レベルがアップするというだけでなく、「続けている」ということそのものが自分の自信につながるということです。
また、自分の自信になるだけでなく、他人からの信頼も上がります。
長期間それに携わっている、ということは、その分野について新たに入ってきた人よりは信頼のおける人という印象を与えます。
一度そういう地位に着けば、結果的に他者評価も上がり、自己肯定感も上がっていきます。(お金に結びついたらさらにいいですね・笑)
そのほかの利点として、単純に、同じこと(似たようなこと)を何度も繰り返すので、過去に作ったものを再利用して短時間で新しいものを作ることが出来るという点もあります。
いわゆるアーティスト、作家、技術職みたいな人の場合、割とそうやって仕事をしていたりします。
過去に作ったものを焼き直したりプラスαして、新しいものを作るということです。
ゼロから作るより短時間でより質の良いものを作ることが出来ます。
私の場合でも、自分の過去の論文やプレゼンを引用したり、構造を流用したりで時短になるという面があります。
でも、そういった基礎を作るためにも、ゼロからものを作る体験というのは必要だと思います。
何もわからぬまま取り組んで、指導者に叩かれてもがくという過程がなければ「技術」は身につかないからです。
自分自身で苦労して、自分の身体にそれが習慣化するように体感して得たものは、努力の甲斐あってやはり自分の実力に繋がっているという感じがします。
でもそれには、ある程度の時間がかかります。
学生さんや、若い方にとっては、自分がどんな「技術」を磨いていけばいいのか、まずそれがわからない、という場合も多いと思います。
その場合、とりあえずその時自分の興味があることに取り組んでみると良いのではないかと思います。
20代前半くらいまでは、自分の方向性を模索する時期と捉えて、いろいろ動いてみるほうがいいんじゃないかなと。
①自分のことを知る、そして、②自分を生かす道を考える。
その二つの軸を立てながら、地道に活動を始めていく。(対外的なものだけでなく、自分一人でコツコツやるのでもいいんです)
私は、この方法がやっぱり、すべての活動の基礎にあるんじゃないかなと考えています。
巷にはキラキラ成功哲学があふれていますが、
実は、こんなキラキラしてない当たり前のことが、いわゆる「成功」みたいなものの遠回りのようで近道なんじゃないかなと考えています。
良かったら参考にしてみてください♪
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