海外投資をスタートするのに必要最低限の英語とは? | 世界共通の海外投資英語「ファイナンスグロービッシュ」入門ブログ

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中学レベルの英語で、海外に口座開設したり、フィナンシャルタイムズなどの英字金融情報を理解したり、有望な海外投資案件が入手できるようになる、世界共通の海外投資英語「ファイナンスグロービッシュ」をわかりやすくご紹介する日本でただ一つのブログです。

私が担当している「ファイナンスグロービッシュ」ですが、
そもそもは、海外投資のために英語として考案されたものです。

これは、アジアを拠点に活躍する、ある経営者の方に聞いたのですが、
いま、HSBC香港などの海外の銀行で口座を開く際に英語ができないと
開設できないことがあるでそうです。

意外でした。

書類やオンラインで、英語の読み書きさえできれば、
口座開設くらいできるのではと思っていました。

しかし、現地での窓口対応はもちろん、
担当者から英語で電話がかかってくることがあるらしいのです。

その際、きちんと英語で対応できないと口座を開くことができず、
海外投資のスタート台にさえ乗れないというケースが多数起きているという事実を知りました。

そこで、こうした英語のやりとりに「グロービッシュ」が活用できないものか、
いろいろHSBC香港の英会話内容を調査したり、海外の金融投資情報などの英語
を精査したところ、十分カバーできることがわかったのです。

ここでいう「十分」というのは、
・流暢で正確な英語ではないけど、銀行担当者と英語でコミュニケーションがとれる
・英語の金融情報の70%程度は理解できるようになる


「海外投資に必要最低限の英語として」という意味です。

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2015/06/22  フィナンシャルタイムズ  より

"Washington fears losing Greece to Moscow"

Throughout the prolonged showdown between Greece and its creditors,
the Obama administration has largely sat on the sidelines,
issuing the occasional warning about the potential economic impact of a default.

But with Greece now on the verge of bankruptcy, the US is also beginning
to worry about the political fallout from a deeper crisis and the potential
for Russia to gain increased influence over a Nato member.

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今日のキーワード
【fear】:恐れる
【prolong】:延長する

<1パラ>
主語部分=the Obama administration
動詞部分=has largely sat on

<2パラ>
主語部分=the US
動詞部分=is also beginning to worry

さあ、今日も類推読みでいきましょう!
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<グロービッシュ的70%解釈例>

"Washington fears losing Greece to Moscow"
ワシントンは恐れる、ギリシャを失うことをモスクワで

Throughout the prolonged showdown between Greece and its creditors,
the Obama administration has largely sat on the sidelines,
issuing the occasional warning about the potential economic impact of a default.

ギリシャと債権者の間の交渉延長の期限が迫る中、
オバマ政府はほとんど傍観しながら、デフォルトによる経済的影響についての警告は発表している

But with Greece now on the verge of bankruptcy, the US is also beginning
to worry about the political fallout from a deeper crisis and the potential
for Russia to gain increased influence over a Nato member.

しかし、倒産が近づくギリシャにおいて、米国は
より深い政治的な衝突とロシアのNATOメンバーへの影響力増加の
可能性について心配し始めている。

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2パラ目の英語は文法的にはやや難解です。

こんな時は細かくきちんと訳すことなく、
知っている単語から内容を類推しましょう。

まず、最後に"Russia"と”Nato”が出てきましたので、ここは
ロシアとの軍事的な問題のことを言っているのでは?
となんとなくイメージできますね。

もし”Nato”がわからない方は、ウィキペディアでざくっと復習してくださいね。

あと、But,・・・ ~also beginning to worry about
ときてますので、米国が何かを心配していることはわかります。

そこからは、ギリシャがNatoのメンバーであることを知っていると、
内容を類推できますが、

もし知らなくても、ギリシャを巡ってロシアと米国(NATO)の間に
軍事的な問題が起きるかも知れないという解釈だけでも、十分だと思います。


ではまた次回!
See you!