Dr.誠です。

お正月休みを頂いていて(という表現も本来変なんですけど)、時間を気にせず子供と関わることができていることがなによりの喜びです。普段は土日も本当に様々な仕事がありますので。
今、開業医のみならず、すべての人が「お金を稼ぐ」ことに追われています。多くの人は生きるため、ある人はなにかを成し遂げるため、そしてまたある人は「成し遂げたことを形として表現したいがため」に、お金を稼いでいる。
しかし考えていただきたいのは、すべての人が「お金の代わりに失っているもの」はなにか、ということです。それは「時間」です。有限の時間を、高い安いの違いはあれど、切り売りして我々は暮らしている。スキマバイト、ダブルワーク、あるいは「不労所得」のために株式市場を追う時間、すべては我々が切り売りした時間です。原資は我々の「人生のろうそく」なんです。減っていくのは変わりない。
ではどう切り売りするのが一番「高く」売る方法か。
それは「価値あるもののために人生を燃やす」か、
「その燃費をよくする」ことしかありません。
なにが価値があることなのか、それはたくさん無駄なことをしないとわからないものだと思いますし(私はたくさん道に迷って来ましたし、決して順風満帆ではありませんでした)、「コスパ」を考えれば考えるほど、私は人生を誤っていくようにしか思えません。なぜなら長い人生のリターンなど、その最後にしかわからないものなのに、得られるリターンを人生のなにも知らないうちにさっさと最初に決めてしまう行為だからです。そんなもの「たかが知れている」からです。
人生の「燃費のよさ」とはなにか。それは同じ努力で実入りを良くすることです。すなわち、給料が上がったり労働時間が短くなったりして自分の自由な時間を手に入れやすくなることです。どうしたらそうなるか。景気がよければ勝手にそうなるでしょう。しかしここまで自民党が愚かであるために30年間国が沈み続け、東南アジア各国にも抜かれた今、公定価格の医療業界だけ置いていかれようとしている今、それは「あるべきところから取り返す」しかありません。所得再分配をきっちり機能させ、(医療職のみならず)我々の人生の時給単価をあるべき姿に戻し、暮らしやすい社会を取り戻す以外にないのです。
ではその「原資」はどこにあるのか。それは、内部留保(儲かりすぎてダブつかせているお金)が600兆円近くある大企業です。空前の利益をあげながら献金で政治に働きかけ税負担を免れている大企業です。そして年収1億円の壁(ほとんどが株で儲けているだけなのに年収1億円を越えると金融所得課税20%しかないために途端に税負担が安くなる)の向こう側にいる富裕層です。
それを実現するのは社会運動であり政治運動です。それしかありません。世界各国、労働者が団結してそれを叶えています。
コスパを気にする人は「そんな面倒なこと誰かがやってほしい」と思うことでしょう。しかし皆さんがそういう感じで社会を放ったらかしにしてきたからこそ「こう」なっているのです。こういう地獄が続いているのです。今一番向き合うべきは社会です。それは「気がついた人からやるしかない」からこそ、社会がまだ変わっていかないのです。気づいてたら、今気がついたら、
あなたがやるしかないんです。
私と一緒にやるしかないんです。
その「コスパ」というものは、やっているとわかります。今の強いられた苦しさの中で耐え続けるのか、今から自ら手を動かして変えようとするのか、後者の方が圧倒的に人生が楽しくなることも、やってみないとわかりません。
私は楽しいです。他の誰よりも、人生の先に対する希望がちゃんと見えているから。他の誰よりも、希望に向かって歩めていることがわかっているから。皆さんも一緒に闘いましょうよ。「薄められたお金」ではない、本当の自由を手に入れるために。