Dr.誠です。
10/31投開票の衆議院選挙。
全国で僅差で敗れた野党系の候補。
私にとってショッキングな結果でした。
小選挙区制という
「小さな票数の差を議席差として最大化する」制度の
その恐ろしさを見せつけられた選挙でした。
今回の選挙では、
自民党・公明党・維新の会の会派が、
再び全体の2/3を握るという事態と
なってしまいました。
ここから先の国会運営、
本当に恐ろしいことになると思います。
そのことと、未来ある若い人に
私からメッセージを伝えたい。
これが今回の投稿テーマです。
=========
実はもともと2017年の選挙時点でも
与党側が圧倒的に強い状態になっていました。
そのため、
森友学園や加計学園問題、
カジノ汚職や広島の大規模選挙買収など
どんな不祥事が起きても
与党側=自民公明(+維新)は
国会を国民の要求通りに開くことをせず、
疑惑からひたすら逃げ続け、
国民に負担を押し付ける一方の法律も、
どんどんと強行採決していました。
今回の選挙はそうした無茶苦茶な状況をひっくり返す
最大のチャンスのはずでした。
実際、比例区選挙での票を見てみると、
与野党はかなり拮抗しているのです。
しかしその小さな差を極端に議席に
反映させてしまうのが、
現在の小選挙区(+比例代表)制という選挙制度です。
本当に何とかしないといけないと思います。
全体の2/3を与党が握ってしまうということは、
議会運営を自由自在に操れるようになるため、
自民党の思いついた法律はすべて
ごり押しで通せてしまう、ということになります。
どんなに野党が抵抗したとしても。
「情けない野党」ではなく、
抵抗のしようがないのです。
そういう運営ルールなので。
そして
全体の2/3を与党が握ってしまうということは、
「憲法」すらも変えられてしまう、
そういう恐れがあるということです。
憲法というのは社会の理想が書かれている、
法律のさらに上位に立った概念です。
我々弱きものを、法の隙間から最後に救ってくれる、
蜘蛛の糸のような存在が憲法です。
参議院でも2/3取られてしまうと
憲法改正は可能になってしまいます。
現在、たった数議席差で、
その状態は回避されてしまいます。
来年にはその参議院選挙があります。
次回もまたこの2/3は死守しなければいけません。
=========
衆議院選挙での与党+維新側の大勝利。
やはり自民も公明も維新も、
経験に裏打ちされた「選挙巧者」なのです。
それは厳然たる事実として
認めないといけないことです。
しかしこのままでは、
社会の制度が
「弱い者にとって絶対にひっくり返せないもの」
にされてしまう可能性が
非常に高くなってしまいました。
未来を生きる若い人にとって、
ひたすら劣悪な環境に服従し続ける社会が
訪れてしまいつつあるということです。
強い者だけが勝てばいい、
弱いものはひたすら隷属するしかない、
そういう新自由主義社会を
作ろうとしているのが
現与党の自民・公明・維新といった勢力です。
しかし
人間はある瞬間に「勝って」いたとしても、
いつまでも勝ち続けられる存在ではありません。
いつかは老いるし、
いつかは天災や病気や不幸が襲ってくる。
そういう時がいつか来ることが
分かっているからこそ、
すべてのひとにやさしい社会でないと
いけないんです。
今勝てているからいいわけではないんです。
勝ち組になればいいわけではないんです。
それは社会を生きていくほどに
わかってくることだと思います。
==========
皆さんにとって
あまり気分のいい話ではないと思いますが、
私はいわゆるこの競争社会を
「ほぼ勝ち続けてきた」人間です。
何不自由なく暮らしています。
某私立高校ではずっと上位3指に入っていましたし、
旧帝国大学の医学部へは
ストレートで入学できましたし、
その後も大きな問題を起こすことなく
社会生活を送り、
年収は普通の方の何倍かはいただいています。
ムカつくなーって思われても当然だと思います。
でも私が「勝ち抜いて」こられたのは、
たまたま育った環境が恵まれていたことと、
たまたま幸運に支えられてきただけのことです。
そしてその私が毎日目にするのは、
社会の歪みの中で苦しむ人達です。
必要な医療にかかるだけのお金を持てず、
理不尽な社会環境に振り回され、
何十年必死に生きてきた人生の
その尊厳を保つだけの環境にいられない、
そういう人たちです。
あまりに理不尽だと思います。
誰も「一生懸命生きていない人」などいない。
生まれた環境で人生が決まってしまう。
生まれた時代で全てが決まってしまう。
私はそんな社会は絶対に
変えないといけないと思っています。
そしてだからこそ、
常に批判的精神で野党の側に立つ少数派の政党、
日本共産党という政党を応援してきました。
偏見にさらされながらも長年、
一番まっとうなことを言ってきた政党だからです。
その存在がメジャーかマイナーかは
私には関係ありません。
選挙での一票は、どんな選択をしようとも、
日本の歴史に刻まれる大切な一票なんですから。
=========
皆さんは疑問に思ったことはないでしょうか。
なぜ、この世には敢えて
野党というマイノリティ側につく人がいるのか。
なぜ大多数が支持する与党の側にくみしないのか。
皆さんにはわかりますか?
それは、彼らは、
どんなに自分たち自身が幸せであったとしても、
「こうした矛盾」が
許せない人たちだからです。
あえて不利益な、
よりエネルギーのいる側についてでも、
社会を変えていかないといけないと思っている、
そういう人たちだからです。
野党は批判ばかり。
当然です。それが仕事なんですから。
反対するのは簡単だ。
いえ、簡単ではありません。
マジョリティの側にいる方がよほど楽です。
そういう多数派にいたいだけの人も多いしね。
でも野党の人たちは、
皆さんのために
必死で声をあげているわけです。
必死で悪い流れに抵抗しているんです。
皆さんの味方こそが、野党側なんです。
野党って、少数派って、批判的な人たちって、
決して悪い存在ではないんです。
どうか、それを理解して応援してあげてください。
今の世の中、特に若くて弱い立場の人たちは、
「波風立てない」「体制に従う」ことが
賢い生き方だとわかっていても。
そしてもし可能だったら
ともに社会を変える力になってください。
どうか若い人たち、
未来に希望をつなぐために、
よろしくお願いします。
