「採用100人」「離職率5%」だけで、いい会社と判断していませんか? | 会社員×塾講師|教育・自己啓発・IT。学びのポイントを凝縮して発信中!

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会社の採用ページで「今年は100人を採用」「離職率は5%」という数字を見たら、どのような印象を持ちますか?
「成長していそう」「長く働けそう」と感じる方もいるかもしれません。

 

 

もちろん、数字は企業研究の大切な材料です。ただ、人数や割合だけでは、まだわからないことがあります。
今回は、就職・転職の前に知っておきたい、採用と離職の数字の見方を紹介します。

 

 

■ 採用が多い会社は、人も増えている?

 

たとえば、年初の社員が100人の会社を2社比べてみます。次の数字は、説明のための架空の例です。
どちらも、入社と退職以外に人数の増減はないものとします。

 

 

【A社】30人が入社、28人が退職
100人 → 102人。人数は2人増えています。

 

【B社】10人が入社、2人が退職
100人 → 108人。人数は8人増えています。

 

 

採用人数はA社のほうが多いものの、人数の増加はB社のほうが大きいですね。
採用には「増員」も「退職者の補充」もあるため、採用人数だけでは判断できないのです。

 

 

ただし、この例だけでB社のほうが働きやすいとも断定できません。退職の背景や仕事内容など、ほかの情報も合わせて見る必要があります。

 

 

■ 「採用率」は、何人を基準にした数字?

 

応募した人が100人、そのうち内定を受けた人が20人、実際に入社した人が12人だったとします。
同じ募集の結果でも、応募者に対する内定者の割合は20%、入社者の割合は12%です。

 

 

どちらも計算は間違っていませんが、意味は違います。「何人中、何人なのか」まで確認することが大切です。
全体の採用率が、そのまま自分個人の合格確率になるわけでもありません。

 

 

■ 離職率は「期間」と「対象」をセットで

 

会社全体の1年間の離職率と、新卒入社者の3年以内離職率は、別の数字です。
期間も対象者も違うため、率だけを並べて比べないようにしましょう。

 

 

数字を見るときの3つの確認

① 誰が対象? 全社員、新卒、正社員だけ?
② いつの数字? 1年間、3年間、いつ時点?
③ 何人中何人? 割合だけでなく人数は?

 

 

また、会社を辞めたことと、仕事がなくなったことは同じではありません。転職など、その後の働き方もあります。
離職した人を、一律に「失敗した人」と捉えないことも大切です。

 

 

■ 数字から、会社への質問を作ろう

 

企業研究では、数字を見てすぐに良し悪しを決めるより、気になった点を質問に変えてみましょう。
「今回の採用は増員ですか」「入社後はどのような研修がありますか」と、働く姿を具体的に確かめられます。

 

 

会社を知るためには、人数だけでなく、仕事内容や支援体制も必要です。数字を、次に確かめることを見つける材料にする。
その視点を持つと、採用ページの読み方も変わってきます。

 

 

HPの記事では、採用率・入職率・離職率の計算例や、「定着率は100%から離職率を引けばよいのか」といった疑問も解説しています。
会社選びや、採用後の支援を考える際にお役立てください。

 

 

採用・離職の数字を、計算例から確認

採用率・離職率の見方|採用人数だけではわからない会社の実態と数字の読み方

 

詳しい記事を読む →

 

 

参考:厚生労働省「雇用動向調査」「新規学卒就職者の離職状況」。本文の企業別数値は架空の例です。