LINEに送った内容が、スプレッドシートへ記録される。
「営業時間」と送ると、必要な案内が返ってくる。こうした仕組みを、自分でも作れたら便利ですよね。
その入口になるのが、Messaging APIとWebhookです。名前だけでは難しく感じますが、まずは「通知を受け取る」「処理する」「返信する」に分けると、全体像が見えてきます。
1.Webhookは「届いたよ」の通知
利用者がLINE公式アカウントへメッセージを送ると、LINEから、あらかじめ登録したサーバーのURLへ通知を届けられます。
この通知の仕組みがWebhookです。
ただし、通知を受け取るだけでは、データの保存や返信までは行われません。受け取った内容を見て何をするかは、自分のプログラムで決めます。
💡 基本の流れ
① 利用者がLINEで送信する。
② Webhookでサーバーへ通知が届く。
③ プログラムが内容を確認・処理する。
④ Messaging APIを使って返信する。
2.例えば、学習記録をLINEから残す
学習用のアプリとして、「数学 30」と送ると、数学を30分勉強した記録が残る仕組みを考えてみましょう。保存できたら、「数学・30分を記録しました」と返信する形です。
この場合、LINEは入力の入口になります。科目と時間の確認、記録の保存、失敗したときの案内は、アプリ側の仕事です。
「つながった」と「正しく記録できた」を分けて確認することが大切です。
3.最初に押さえたい、3つの注意点
① 届いた通知が正しいものか確認する
公開した受信先には、LINE以外からも通信が届く可能性があります。「署名検証」という確認を行ってから、保存や返信へ進みます。
② 同じ通知で、2回登録しない
通信の事情によって、同じイベントが届く場合があります。通知を見分けるIDを使い、同じ学習記録や予約を重複して保存しない仕組みを考えます。
③ すぐ返す返信と、後から送る通知を分ける
今届いたメッセージへの応答と、翌日のリマインドでは、使う送信方法が異なります。送信できる条件や、メッセージ通数の扱いも確認しましょう。
4.最初の目標は、一度返信すること
最初から予約管理や会員管理まで作ろうとすると、確認する場所が増えてしまいます。まずは、テスト用の公式アカウントへ送信し、プログラムから定型文が一度返るところまでを目標にしてみてください。
その後に、外部データを調べる、記録を残す、結果を通知する、と機能を足していきます。
一つずつ動きを確かめることが、仕組みを理解しながら開発を進める助けになります。
LINE連携の設定と仕組みを詳しく
本編では、Messaging APIの開始手順、Webhookの署名検証、返信と通知の違い、動かないときの確認箇所を整理しています。
LINE連携の始め方を読む →