進学や就職、異動、引っ越しなどで環境が変わると、以前と同じように勉強できなくなることがあります。「前は続けられたのに」と、戸惑うこともあるのではないでしょうか。
そんなときは、今の生活に合った学び方を考える機会にしてみましょう。使える時間や必要な知識が変われば、学習の進め方も調整できます。
■ まずは「何が変わったか」を整理する
例えば、帰宅が遅くなったのに、以前と同じ時間帯に勉強しようとしていないでしょうか。授業や仕事が難しくなり、これまでの知識だけでは進めなくなっていることもあります。
「自分は続けられない」と結論づける前に、時間・場所・学ぶ内容・相談相手を確認してみてください。減ったものだけでなく、新しい教材や質問できる人など、増えた選択肢にも目を向けてみましょう。
■ 成長につなげる3つの見直し
1.できるようになりたいことを一つ決める
「数学を頑張る」なら、「基本問題の解き方を説明できる」のように具体化します。確認できる目標があると、取り組む課題を選びやすくなります。
2.始める場面と課題を決める
「時間ができたら」では進まない場合は、「夕食の片付け後に、前回間違えた問題を1問解く」と決めてみます。分量は、今の予定と課題の難しさに合わせて調整しましょう。
3.学んだ内容を、自分で使ってみる
解説を読んだ後に、自分でも解けるかを確かめます。答えと照合し、違っていたところを確認すると、次に学ぶことが具体的になります。
■ 「できなかった」の先を考える
予定どおりに勉強できなかった日は、どこで止まったのかを振り返ってみましょう。教材が難しかったのか、時間がなかったのかによって、次に変えることは違います。
難しければ基礎や例題に戻り、時間が足りなければ課題を小さくします。疲れが強い日は休み、再開する日と課題を決める方法もあります。
振り返りは、「取り組んだこと・できたこと・次にすること」の3つで十分です。学習時間だけでなく、自分で説明できることや、対応できる課題が増えたかも見てみましょう。
■ 大きな変化がなくても、学び方は変えられる
成長のために、必ず転職や引っ越しをする必要はありません。今の場所でも、質問する相手や取り組む課題を変えられる場合があります。
一方で、必要な時間や支援が得られないなら、環境そのものを見直すことも選択肢です。まずは「何を学びたいのか」「何が妨げになっているのか」を整理してみてください。
今日できる一歩は、次に学ぶことを一つ決めることです。取り組んだ結果を見ながら、今の自分に合う学び方へ調整していきましょう。