⚡️⚡️⚡️⚡️
単に「夫の駐在期間も残り短くなってきたので、幼稚園児の末っ子も本帰国を見据え、夏休みを挟み、現地の幼稚園から日系幼稚園に転園することにし、今日がローカル幼稚園の最後の登園日でした!」
という話。
それが、わたくしこと“駐妻詩人”の手にかかると――
主語と目的語をそっと霧の中に隠し、具体的な情報を極限まで削ぎ落とし、読み手に「何かあったの……?」と思わせる、母の葛藤ポエムへと昇華される。
<ポエム>
この景色を、こうして眺めるのも今日で最後。
何気ない毎日の中にあった場所ほど、いざ離れるとなると、急に輪郭がくっきりして見えてくる。
季節の変わり目は、心の中の棚卸しをするタイミングなのかもしれない。
しまい込んでいた気持ちや、見て見ぬふりをしていた迷いが、ふとした瞬間に顔を出す。
決めなくてはいけないこと。
まだ決めきれないこと。
本当はもう、心のどこかで答えが出ていること。
頭の中は相変わらず忙しいのに、時間だけは淡々と進んでいく。
手放す、というより、
次の場所へ持っていくものを選んでいるのかもしれない。
子どもたちにとっても、私にとっても、きっと大きな区切りになる2026年。
さぁ、後半戦の幕開けだ。

