声を我慢することも忘れ、
何分キスをしていたでしょう。
彼は私の唇をなくなるのではと思うくらいに貪りました。
私は私でそんな彼のキスに酔いしれていました。
「…ホテル…行きますか?」
と彼は私を誘いました。
待ってましたと言わんばかりにすぐに。
でも、恥ずかしいのを隠したいために私は小さくうなづきました。
そこから一番近いホテルを考え移動中、
お互いドギマギしています。
自分の経験では、
ホテルに向かうことに緊張よりも喜びと高揚感が勝っていたことは
数少ないことなので、自分の感情が素直に嬉しかったです。
本来はこういう気持ちになるのだと。
ホテルに入るなり、私は緊張を隠したいがため
一通り置いてあるものや場所をチェックしていました。
彼はそんな私を正面から抱きしめて止め、
一枚一枚少しずつ私を無防備にし、はだけた胸元を見るなり、
「えろいね・・・」と呟いた彼の声に
私の局部の熱さは極限に近づきました。
彼は、私の身体だけでなく下着や目まで見つめます。
そんな彼の目は私の心まで裸にしました。
彼の肌に触れ、彼の鼓動を感じ
彼の熱さを知り、
本当に長い時間密着していました。
色んな彼を受け入れ、
色んな私を受け止めてくれました。
終始私をどこまでもまっすぐ見つめる彼の目に服従を誓いました。
(貴方は私のご主人様です。)
ラッキーなことに相性バッチリです。
彼は私の好みの、「変態という名の紳士」でした。
寝息を立て私に抱き着く彼を横目に
終始思い出しその日は全く眠れませんでしたし、
今でも私の身体が火照ってきます。
交際テンポのスピードは人それぞれです…w