2022年1月15日(土)実施、大学入学共通テスト本試験の国語第1・2問、現代文の解答とざっくりした解説を掲載するページです。問題は一定期間、大学入試センターのWEBサイトで見られます。

 

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■評論 漢字1ミス+読解1ミス以内に収められると◎

問1 ア② イ③ エ④ / ウ② オ③
(i) 過剰(→剰余)、傷(→感傷)、遂(→完遂)。同音異義語に注意しつつ漢字力・語彙力を高めよう。
(ii)ウ:普通の「襲う」とはニュアンスが違うものを選ぶ。「世襲」「踏襲」「襲名」は「受け継ぐ」。
オ:「与」は漢文で「あづカル」とも読み、それは「関与する」ニュアンス。後はgiveの系統。
 

問2 ① 宮沢賢治の文章だけでなく、P4後半からP5「当然のこと」の段落までも読み、思考の順序をどう著者が解説しているかに注目。例えば、④は他者犠牲→自己存在疑義という順だが、逆である。
 

問3 ② ④が紛らわしい。我々全員に共有されるものとまで議論が展開されることを思うとき、④は終わりの言い過ぎと、最初3分の1部分の絞り込み過ぎが、ひっかかる。
 

問4 ② 前半を見たときに、④は外れる(後半も変だが)。「地球全体の生命活動がうまく回転」「つぎの生きものに生を与えるバトンリレー」というあたりから正解を確認できる。
 

問5 ④ ①心情はさほど触れていない。②比喩は「厳密に」につながらない。③擬態語は「筋道立てて」につながらない。⑤「誇張して」は言い過ぎ。
 

問6  (i)② ③は「意図的に」が変。④食物連鎖云々は「むしろ」の手前で言及され、主題ではない。
(ii)③ ①問2④と同じ理由で消える。②1文目がつながらない。④文章2で「循環」は触れられているが、上下の序列とはいっていない。

 

■小説 形式にまどわされなければ、選択肢は消しやすい年。1~2ミス以内に収められれば◎

問1 ②(P18の最後の方)
   ⑥(「ほとんど無意識に」とあり、成功しそうな策があったか怪しい)


問2 ①
直前の文が大きなヒントになる。さらに後ろにも「無視と捨台詞にもにた罵言」が耐え難かったとあり、②だと主眼がずれてきてしまう。
 

問3 ③
「あ奴はあ奴で」とあるし、①のように「同様に」「共感」というのは言い過ぎであろう。「認める」としか言っていないので、②「陰ながら応援」も言い過ぎだろう。
 

問4(i)② ③は「最中はつねに」となっているが、1回しか呼び掛けておらず、根拠がない。
  (ii)① ②の卑屈かどうかは判断に悩む部分だが、「敬意を全面的に示すように『あのオジサン』と呼んでいる」に無理があるので、②は消せる。
 

問5(i)① 歳時記にまどわされず、家の窓から見ているときは怖がっていて、近づいたら拍子抜けしているという点を押さえて解答すればよい。
(ii)⑤ (i)で①を選べていれば、連動して正解しやすい問題。「苦笑した」に近いのは④より⑤であろう。