さて今日は、「呼ばれる者は少なく、選ばれる者は更に少ない!」という少しだけ(?)厳しいお話をします。
昨今の大学新卒者の就職状況が厳しいということは、就活女子のみなさんの方がご存知なのかと思います。
テレビや新聞などのメディアでも、新卒者の内定取得の困難さを盛んに報じていますからね。
また、日本の景気全体が更に後退局面に入っているという最近のニュースもありますので、就活女子のみなさんが受ける就職試験についても、楽観視できない状況ではあります。
確かに、依然として厳しいのは厳しいのです。
しかし、途轍もなく厳しい!という訳ではありません。
多くの企業は昨年と同様に新卒者の募集を行いますし、就活女子のみなさんを新入社員として受け入れる準備を着々と進めているのです。

就活女子のみなさんは、まだ小さなお子さんであったので、メディアの報道でしかご存じないと思いますが、20年ほど前でしょうか、バブル景気というものがありました。
この時期は、大学の卒業生であれば誰でも(←語弊でなく)、今で言う超有名企業にも容易に内定するという状況でした。
大学新卒者の就職を取り巻く環境が厳しくなってきたのは、このバブル景気が崩壊してからです。
要するに、日本全体が不景気になってしまったということです。
(バブル=泡と呼ばれているように、土地や株などに投機目的の資金が流入していただけで、実体経済が伴っていない好景気であったのですが・・・)
でも日本のみならず、この頃から欧米先進国やアジア諸国も景気が弱含みしてきていたので、グローバルでの経済活動が停滞してきたということもあります。
(しかし、欧州諸国の景気が良かったことなんて、ほとんど無いのですが・・・)
以前のように景気が良ければ、企業はとにかく人員が必要なので、多くの大学新卒者を採用する必要がありました。
どれだけ採用しても、まだ足りないという状況で、超売り手市場などと言われていました。
(でも、この頃に入社した方は“バブル世代”とか、“バブル入社組”と言われ、現在では仕事が出来ない人の代名詞のようなレッテルを貼られているので、時代って本当に分からないですね。)
しかし、逆に現在は企業の収益も良くなく、人員も余り気味であるため、どうしても大学新卒者の採用を控えなければならない状況です。
だからと言って、就活女子のみなさんは、そんなに落胆する必要は無いですよ。
多くの企業が採用を控えていると言っても、全く採用しないという訳ではありませんし、“有能な人材”はどの企業でも必要としているからです。
そして、この“有能な人材”というのが、一番大切なところなのです。

就活女子のみなさんは、“有能な人材”と言われた場合、どのような人物を思い浮かべますか?
「英語やその他の外国語に堪能?」「成績がほとんど“優”?」「一分の隙も無く、何事も論理的に分析できる?」
そうですね。いろいろ考えられますが、大抵は“理想的な”人物になるかと思います。
そのような方も若干はいるかも知れませんが、企業が求めている人材ではありません。
実際に企業が求めている“有能な人材”は、本当に“普通の人”なのです。

例えば、指示された事をキチンと“やりきる”、決められた“期限(納期)を守る”、“真面目”に“コツコツ”と業務を行うなど、就活女子のみなさんであれば「それって全く普通のことでしょう!」と思うようなことなのです。

特別な能力や才能なんて、全く必要無いのです。
人間(ひと)として、極めて“ありきたりの人”、とても“平凡な人”なのです。

このような人材を、企業は求めているのです。
そして、実際に企業で働いている人達は、このような人達なのです。
だからこそ企業に入社でき、今も働き続けられているのです。
この人達に類まれな才能や能力があったら、企業は採用していなかったのです。
なので、就活女子のみなさんは、いつも通りの自分でいれば、大丈夫です。
それから、就職活動だからといって、部屋の中で企業研究や志望動機ばかりを考えていてはダメです。

コンサートや映画を見に行ったり、ショッピングしたり、お友達とおしゃべりしたりと、とにかく青春を楽しむのです。
そのような経験の中に、企業研究や志望動機が次第に見えてくるのです。

なぜなら、企業はお客様に商品やサービスを提供して、利益を得ているのです。
お客様に満足して頂けなければ、企業はとても困るのです。
そして、企業はお客様に如何に喜んで頂くかを絶えず考えているのです。

就活女子のみなさんが、お友達とショッピングしたり、スイーツを食べたりして楽しい時間を過ごすことが、とても大切な経験となるのです。
そういった経験から、どうしたら自分達と同じように、お客様に満足して頂けるのか?お客様に喜んで頂けるのか?という視点が生まれるのです。

このようなことが、「誰に対して、どのようなサービスを提供し、お金を頂いているのか?」という“企業研究”や「何をやりたいのか?」という“志望動機”を考えるヒントに繋がるのです。
このような本当に普通のことをやることが、真の就職活動であり、内定に繋がることなのです。

確かに、大学新卒者を取り巻く雇用環境は厳しいものですが、企業が求めている学生とは、勉強や遊びを十分に満喫し、学生生活を楽しんできた人なのです。

それが仕事をする上で役に立つことを、企業は経験で知っているからです。

しかし、「呼ばれる者は少なく、選ばれる者は更に少ない!」という現実はあります。

就活女子のみなさんは、学生生活を振り返り、自分自身をもう一度しっかり見つめ直し、“呼ばれる者”、そして“選ばれる者”になってください。

青春を謳歌し、それをキッチリと表現できる就活女子のみなさんであれば、大丈夫です。
そうすれば、来年の春
には、絶対に内定します。