さて今日は、企業は“自己研鑽する者を求めている!”というお話です。
最近のある調査によると、就活生の多くが企業選択の基準として「自分を成長させてくれるか?」を挙げているという結果が出ています。
これは、社内研修の充実度や、企業が積極的に社員を成長させる環境が整っている、ということのようです。
そして面接の志望動機などに多く見られるのが「研修制度が充実しているので、成長できると考えたからです。」や「御社の仕事を通じて自分が成長できると思ったからです。」などです。
確かに、このような就活生の方々の思いは十分に理解できます。
でも、少しだけ厳しいことを申し上げますと、企業とは社員を、特に新入社員を教育する機関ではありません。
もちろん、企業側としても社員を“教育”し、成長させたいとは考えています。
これは、あくまでも企業の“利益に貢献できる”人材を育成させる!という思いなのです。

社員のモチベーション・アップのために行っている訳ではありません。
でも多くの企業では、新入社員研修やその他の社員研修カリキュラムを充実させていますので、その点は安心してください。
企業で働くからには「成長したい!」というのは、とても自然な感情ですものね。
せっかく「社会人としてどれだけ成長できるのか?」「バリバリ働いてみたい!」なんて考えると、とても楽しみですものね。

しかし、以前は人事部などが行う研修よりも、職場でのOJTが盛んでした。
もちろん、今でも多くの企業においてOJTの一環として、新入社員に対し先輩社員が一人付いて、1年間みっちりと仕事のやり方を教えるような制度はあります。
企業によって呼び方は様々(例:チューター、シスター、指導員など)ですが、内容や考え方はどの企業も同じです。
OJTによって実地に仕事を身に付け成長してもらい、企業に“貢献できる”ようにという目的です。
しかし、この先輩OJT制度は一年間のみで、2年目に入った後は一人で仕事を行わなければなりません。
以前は、2年目以降の若手社員に対して、OJTをした先輩社員はもちろんのこと、その他の先輩方や上司が優しく(!)指導しながら、仕事を教えてくれていました。
でも昨今の企業では全ての社員が、若手社員に何かを指導するという余裕が無くなってきています。

なぜなら、やる仕事の量が以前より増えているからです。
パソコンやインターネットの普及で仕事の効率化が進められている筈なのに、どうしてでしょう?
これは、長引く不況のために、多くの企業において事業の進め方を暗中模索しているからなのです。
「何をやれば収益が向上するのか?」「どのような手段であれば、黒字を維持できるのか?」
誰も、どのやり方が有益なのかを分からない状態では、とにかく思い付いたアイデアを実際に試して結果を見るしかないのです。
これにより、収益は上がらなくとも仕事の量がどんどん増え続けるという結果になっているのです。
そうすると、今までは若手社員の面倒を見てきた先輩や上司も、自分の仕事に追われ若手の育成にまで時間を割く余裕が無くなってしまうのです。

この結果、企業が新卒を募集する際の“求める人物像”として“即戦力”(!) という項目を入れざるを得ない状況になっているのです。

多くの就活生のが、企業に対して「育成して欲しい!」という気持ちでいることは十分に理解できるのです。
しかし、これを面接の志望動機として挙げてしまっては、面接官としても「・・・」という思いになってしまうのです。

これでは、企業が求めていることと、全く反対の方向なのですから。

就活生の「仕事を通して自己を成長させたい!」強い思いを抱いていることは十分に伝わります。
ですので、就活女子のみなさんは、この内容を“具体的に”面接官に伝えてください。
就活女子のみなさんが学生時代に得た知識や経験を使って、企業に如何に貢献できるのか?または、どのように貢献したいのか?を面接官にしっかりアピールするのです。
面接は、就活女子のみなさんが企業に対してアピールする場なのですから。
企業が求めているのは、“自らを成長”させようという“意識”のある就活女子のみなさんなのです。
もちろん企業としても、社会経験の無い就活女子のみなさんが、入社して直ぐに即戦力になるとは考えてはいません。
先輩社員による1年間のOJTを通して、しっかり“仕事の基本”を学んでもらい、2年目以降は、社内研修はもちろんですが、それ以上に実際の仕事を通じて“自らを成長”させて欲しいと思っているのです。
そうなのです。企業が求めているのは、即戦力である就活生ではなく、“一日も早く戦力になりたい”と“意識”している就活女子のみなさんなのです。
このように“自己研鑽している”就活女子のみなさんであれば、大丈夫。
そうすれば、来年の春
には絶対に内定します。