こんにちは。秋山靖子です。
乳がんステージ3
Her2 陽性 ホルモン0 ki-67 70%
現在「パーチェタ ハーセプチン ドセタキセル 療法」
分子標的薬+抗がん剤を投与していただいています。
さて、今日は2回目の抗がん剤投与の日。
約5時間の点滴中にレシピをひとつ書きたいと思います。
最近料理て心がけていることは
①がん治療中でも安心して食べられるもの。
②シンプルな作り方。(なるべく手間をかけない。)
この2つ。
今のところこれは大事にしたいところ。
なぜなら…
まずは
①安心して食べられるもの についてですが
「がんは生活習慣病です」の言葉が案外自分の胸を突き刺してきており、
えっと⁈
何が悪かったのかな⁈という気持ちになっています。(実は…ね)
なので、「ならば、何を食べたら良かったのー?」と思うわけです。(逆ギレ?)
がんになってからは特に…ね。
全国の同じ病気の皆様
そう思いませんか?
まぁ、でもね。
がんを予防するためには必要な言葉ですものね。
さてっと、と、いうことで気持ちを切り替えて(切り替え早っ)
抗がん剤の治療効果を上げるためにまずは基本の身体作り。
バランスよく食べる事。
にプラスして抗がん作用の強いものを毎日のように食べよう!と思うのです。
身体作りを兼ねているとはいえおいしく食べられなきゃ意味なしです。
味覚障害中でもおいしいものを食べたいのです
②シンプルな作り方
についてですが、治療中は副作用が辛くて料理作るの大変!無理って思う日もありますよね。
そんな時でも作る気持ちになるようになるべく簡単にしました。
そして地味だけど滋味がある。(ダジャレ?)
実はこれ、昨日の晩御飯でして。お代わりしてまで食べてしまった料理です。
シチュー以外にも数品並べましたが、シチューだけかな。お代わりしたの。
家族もお代わりしていましたよ。
よかったら作ってみてくださいね
それから、現在手探りでおいしくて安心して食べられるもの、副作用中でも辛くないものを探しています。
探しながらのレシピ作成で、完全なものではないけれど…このような形でもお許しいただけましたら嬉しいです
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もずく入り鶏のココナッツミルクシチュー
材料
鶏もも肉 1枚(300gくらい)
生もずく 80g
生姜・ニンニク ひとかけ〜
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1本
じゃがいも 1個
しいたけ 3個〜(きのこならなんでも!しめじやマッシュルームでも良いかと)
オクラ 8個(1パック)
ココナッツミルク 1缶(400g)
塩 少々
昆布水 200ml〜300ml(昆布水については補足みてねなければ水でも良いかと。)
下準備
・鶏もも肉下ゆで用の湯を沸かし酒(分量外)を加える。
・生もずくはサッと洗う。
作り方
①ニンニク・生姜は粗みじん切りに、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、オクラはそれぞれ1.5㎝角程度に切る。しいたけは食べやすいサイズにスライスする。
②厚手の鍋にニンニク・生姜・玉ねぎにんじんと昆布水100ml(または水)を入れ火にかける。
玉ねぎとにんじんがやわらかくなったらじゃがいもを加えやわらかくなるまで加熱する。
(鍋の蓋はします。少ない水分でも野菜がおいしく仕上がります!
ただし、焦げないように注意。水分がなくなっていたら昆布水(または水を加えます。)
③鶏もも肉は下ゆで用の湯でさっと茹で、余分な脂を落とす。
④②に③とオクラ、しいたけを加えさっと煮る。
⑤ココナッツミルクともずくをを加え5分~〜10分くらい煮込む。水分が足りなければ昆布水を加える。塩で味をととのえる。
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捕捉
*昆布水は冷蔵庫に常備しています。
昆布を水に浸して置くだけ。簡単出汁です。
*厚手の鍋についてはル・クルーゼとストウブを持っているのでどちらかで作っています。
*今は味覚障害中なので料理に塩味はほぼつけていません。鶏肉も下味なしです。
家族も自分も味が薄い?と感じたなら食卓で塩をしています。
ちなみに今投与している抗がん剤の副作用は塩味が薄く感じることもあるみたいなのです。
なので、調理中に味見なんてしてしまうと訳分からなくなるかも⁈
挙句に塩分摂りすぎになりそうで怖い
やはり、しばらくは味付けの塩は少なめにしてテーブルで味を足してもらおうと思います。
皆さまは…味つけについてはお好みでなさってくださいね
あとはずっと胃腸は炎症っぽいのでスパイスはなしです。
こちらも皆さまはお好みでどうぞ〜
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がん闘病中でも安心して食べられるポイントがありますので書きますね。
①余分な炒め油は使わず、水分で野菜の旨味を引き出す。
オリーブオイルで玉ねぎにんじん、じゃがいもを炒めてももちろん良いです。
が、サラダ油のようなおめが6系のオイルはただでさえ口や喉、胃腸の炎症に苦しんでいるのに炎症を助長してしまう!
オイルを使いたい場合はオリーブオイル(加熱可能)または亜麻仁油やエゴマ油で(加熱しちゃダメ)
亜麻仁やエゴマでしたらテーブルで上からかけて必ず非加熱で!ね
亜麻仁オイルや荏胡麻油には抗炎症効果あり。嬉しいね💓
②動物油脂の摂取は控えめにする。
脂肪の多い食事は乳がんの大きなリスクと聞いています。
でも鶏もも肉で作りたい!のでサッと茹でて余分な脂を落としてからシチューにしています。
③がんに治療中や予防によいという食品をたくさん入れる。
ニンニクはアメリカの国立がん研究所がまとめたがん予防の食品の重要度が一番高い食品です。
(もっと多めに入れてもおいしいし良いかも!)
それから海藻にたくさん含まれる「フコイダン」もがんによいのです。
オクラのネバネバには整腸作用やコレステロール排出の力があるようですし、きのこに含まれるβグルカンにもがんと戦う免疫細胞を増やしてくれるようです!
加熱して栄養成分が流れ出ることも心配ご無用です。
スープごと食べてしまうのですから
野菜を大量に摂取することが良いようですね。
この資料も読みましたよ。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/20/1/20_1_11/_pdf
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いかがでしたか?
簡単でしょ
写真よりオクラは煮込んでもやわらかくておいしいかも!
お好みで加熱時間加減してくださいね。
基本的には加熱時間短めでラクなレシピだと思います。
元気な時間帯に仕込んでおいても良いかと思います。
それから、
ココナッツミルクにもずく?と思うかもしれませんが、もずくがよいアクセントになっているので塩分少なめでも充分おいしいと思いました。後から塩味は足せますし!
スープはもずくとオクラの効果でトロミをつけていないのにとろみがあります。
どうかな。
皆さまのお口にも合うと良いのだけど
よろしければ作ってみてくださいね
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
またたまにがん患者目線のレシピ書きますね。
秋山靖子
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ご参考まで
このココナッツミルクで作りました↓