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Infinite Connection

私たちINCONNEは“教育の充実から国の充実へ”をモットーにしている関西最大規模の学生ボランティア団体です。ラオス南部のノンテノイ村に幼稚園と小学校を建設、現在はそれらの教育プログラムの充実と中学校建設、医療支援や道路整備を並行して活動中です。





『もし良ければ、この店で写真展とか開いてみませんか?』


とあるきっかけでこのお店と出会い、
インコネの説明や活動内容をオーナーの方にお話すると返ってきた言葉。
想像してもいなかった言葉を耳にして、
『めっちゃ嬉しいです!!!!やりたいです!!!』
と思わず叫んでしまいました。



“写真展”


この言葉を聞いたとき、

「あ、今つながれたんだ」

というワクワクした気持ちが沸々と沸き上がってきました。

このお店とインコネが繋がっただけじゃなくて、
これから開催する写真展を見てくださる人たちにラオスや私たちのことを知ってもらう可能性とも繋がることができたんだ。

そう思うと、嬉しくて、気持ちが高まって仕方ありませんでした。





何でもいい。
何でもいいから、
この写真を見てくれる一人ひとりの心の中に〝何か〟を残したい。



青空にそびえる黄金の仏像。

緑が広がる中にまっすぐと続く一本の道。

大きな瞳でにっこりと見つめている少年。

最愛の娘を、満面の笑みで抱いている母親。

立派な黄緑の小学校。

子どもたちの明るい未来を誰よりも強く望みながら、黒板チョークを滑らす一人の教師。



その人たちの目の前に広がる写真が、
見たことのない景色や出会ったことのない人たちの姿であったとしても、
一瞬だけでもいいから“何か”を感じてもらえれば。


それが〝ラオス〟や〝愛おしさ〟、〝夢〟など人それぞれ違ったとしても、
今まで知ることもなかった約3600キロ離れたところにいる人たちのことをこの一枚から知ってもらえたらいいなあ。

そして、その一枚がその人の次の架け橋になればいいな。

そんなことを考えながら、写真展に出展する写真を選んでいました。







私たち学生団体Infinite Connectionが設立されてから、6年が経とうとしています。
この6年私たちが全力で駆け抜けてこれたのは、
これまでに出会ったたくさんの方々のご協力のおかげであると日々実感しています。
そして同時に「繋がり」の大切さにも気づかされます。

今回の写真展のように、
1つの繋がりが、さらにいくつもの繋がりに派生すること、そしてそれがずっと続いていく可能性だってあるということ。

まさに“Infinite Connection”

“無限の繋がり”   なんだなぁって。


そして誰かと繋がるきっかけは、どこにでも落ちていると思います。
その「きっかけ」を自らの手で拾い上げ、
どれだけ大きなものにしていけるか。

どれだけの人に私たちのことやラオスのこと、
世界のことを伝えれるのか。


引退まで約5ヶ月。
一歩一歩大切に歩んでいきます。






読んでくださり、ありがとうございました。

関西学院大学
3回生 広報部
廣利千早


_____________

【絵本カフェ写真展のお知らせ】

開催期間⏩5/16~5/31
場所        ⏩PARENTA e CAFE SHIOSAI
                    西宮北口駅改札口から徒歩5分
定休日    ⏩毎週月曜、第2第4火曜





ラオス。
飛行機を降りた瞬間に、
私はその雰囲気に包み込まれました。
熱帯の気温、そして蒸せるような湿度。
一瞬で、"ついに来た"、そう思いました。

そこで口にした、スイカのスムージーもコオロギも、
ラオスの焼肉であるシンダートも

そこで目にした、道路を縦横無尽に走るトゥクトゥクも
乾期特有の砂埃も、メコン川のゆったりとした流れも

そして何よりラオスで感じた、人の優しさ・温かさは私の頭から消えることはないでしょう。


私はそんな異国の地に、多くの大切な人ができました。

支援先のある村を訪れた際、私に駆け寄って来てくれた子供達がいます。
彼らは初めて会う、10ばかりも年上の私に
何の恥ずかしさや迷いもなく、
飛びついて来てくれました。

彼らの笑顔は眩しすぎる。

自分は日本でこの1年間活動してきた中で
迷うことも立ち止まることもありました。
その要因の1つに、自分がやっている支援は"誰のための支援なのか"ということです。

確かに私は、ラオスのため、ノンテノイ村のため、カブー村のためと謳い、活動してきました。

その中で私が共創を目指す相手が見えなくなることがありました。
しかし、今回のスタツアでその相手がはっきりと見えるようになりました。

村の子供達と出会い、一緒に遊んで触れ合った時間はかけがいのないひと時です。

私たちが支援する村の1つである
カブー村にチュンミウという少年がいます。

彼は、私が村で最初に仲良くなった子供です。
村に入った瞬間、目があったと思えば、私に向かってダッシュ。
初めて会ったはずなのに、昔から知っていたお兄ちゃんに会ったかのように、私に接してくれました。
私の背中が空いているところを見るとすぐに、
おんぶをせがみ、それでは飽き足らず、ずっと肩車を求めてきます。

3人の弟を抱える私にとっては、余裕でしたけどね笑

そして次の日、彼は私にバーシーというお守りを巻いてくれました。

本当に嬉しかった。
私が彼を抱きしめたのは言うまでもありません。
彼は、今回のスタツアの中でも私の心に強く残った1人です。

もちろん彼だけではありません。多くの子供たちと接していく中で、私が支援しているのは、そこに住む大勢の子供たち一人一人なんだ、と気づきました。

彼らが不自由なく教育を受けるために
彼らが楽しく学校に行くために
彼らが彼ら自身の夢を叶えるために

僕らがいます


そんな気持ちを胸に、また次の機会、彼らに笑顔で会うために私は活動していきます。







拙い文章ですが、1人でも多くの人が私たちの活動に興味を持っていただければ幸いです。
ご一読ありがとうございました。

営業部リーダー
定廣 遼平




ノンテノイ村での活動が終わろうとするとき、子どもたちが私たちメンバーを囲んでくれた時に歌ってくれました。


チャオ サマ トゥー ケオ ダイ サー ボー♫


これは私たちが行っている歯磨きプロジェクトの一環で1年前に子どもたちと日本語の『はみがきじょうずかな?』の歌をラオス語に翻訳したものです。


こんにちは😊

営業部3回生の楠元真実です!


今回のブログテーマは、『スタツア10th』です!

私はラオスに行くのが3回目ですがインコネが始まってからのスタツアは10回目となりました😳!


3回目だからこそ感じられたこと、今回だからこそ感じられたことを、少しでも読んでくださっているあなたに伝えられるように書いたので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。




冒頭でもお話をした子どもたちが歌ってくれたはみがきの歌は、もともとラオスの歌ではありませんし、1年前に初めて私たちと子どもたちで歌いました。




そんな歌を子どもたちが歌詞カードなどなしに歌えるようになるためには、『誰か』の大きな協力があったのではないかと思います。



その大きな協力とは『ノンテノイ村の先生たち』です。


もちろん子どもたちも協力してくれました。

しかしそれ以上に先生たちの協力があってこと、子どもたちが私たちに歯磨きの歌を披露してくれたんだと思います。


私の想像ではありますが、私たちがいない間にも、先生たちが子どもたちに歯磨きの大切さなどを伝えてくれている風景が頭の中でビデオのように流れました。


1年に2回、しかも限られた時間しか彼らと会うことはできません。

彼らと村の未来を作って行くためには、何事も『協力』が必要不可欠だと改めて感じさせられました。

村人とインコネが協力して、頼って頼られるような関係であることが、子どもたちの夢の可能性を広げられる1番の近道なのでは無いかと感じました。



協力とひとことで言っても、なにか1つのことを一緒にやるだけで協力できた!なんて簡単なことではなく、少し大変なことでも、無理なお願いでも、一緒に叶えたい夢に向かって同じペースで進むことが協力なのではないかと思います。

困っていることを共有して、
一緒に叶えたい夢も共有して、
その夢が叶えられたときは喜びを共有して、、、

村の夢がインコネの夢で、
インコネの夢が村の夢で。


インコネの現役として残された時間は少ないですが、村の夢に少しでもはやく近づくように、そして子どもたちが思い描く夢が少しでも多く叶えられるように、全力で活動していきたいと思います!





最後まで読んでくださってありがとうございました😊

他のメンバーのスタツアブログもお楽しみに✨


4期生 営業部
関西大学  楠元 真実




一年前の春。
初めて東南アジアに位置するラオスに訪れました。
まだ右も左もインコネのこと、ラオスのこと、国際ボランティアのこと。
何もわかっていませんでした。

ノンテノイ村に着いたとき、
手を引っ張ってくれた子どもたち。
ヒアリングに協力してくれた校長先生。
そんな一人一人の優しさに、包まれていた自分がいました。







その優しさに包まれたまま無事に日本に帰国し、日本での活動がスタートしました。
活動する上で、何をしてても全然上手くいかなくてしんどいなぁって常に思っていた時期がありました。
そんな自分に向き合ってくれる人はたくさんいるのに、何もしてこなかった自分。
活動することへの、息苦しさみたいなものを感じていたのを覚えています。

昨年の夏、ノンテノイ村には緑の可愛い小学校が建ち、開校式を行いました。
先輩たち最後のスタディーツアー。
だけど、私はスタディーツアーに行きませんでした。
行かないっていう決断をしたのは自分。
それが悪いとも今でも思っていない。

けれど、フラッシュバックしたんです。
1年前。最後のノンテノイ村。
お別れの時に手を握ってくれた、大好きな子どもたち。
“また会いにきてくれるよね?”
そんな瞳で私を送り出してくれたことを思い出すと、“逢いに行けなくてごめんね。逢って、ちゃんとありがとうって言いたかった”  そう心から思いました。

スタディーツアーが終わり、先輩たちも引退し、4期インコネがスタート。

どうしてかわからないけれど、
毎日、毎日インコネのことを今まで以上にたくさん考えている自分がいた。

活動する上で、自分には何もできなくて、ふとした時に涙が出てくるときもあった。

大好きだったし、夢を一緒に追いかけたかったメンバーがどんどん去っていった。

自分が想像もしてなかった現状を見るたびに、どうしたらいいのかわからなくて何度も躓きながら、
一緒に叶えたい夢を追いかけるために毎日、毎日365日間、インコネのこと、ラオスの人のこと、忘れたことがなかった。
ただ一緒にひたすら走ってくれた仲間がいて、応援してくれる方々に支えられて。

毎日、この活動に関われている自分が幸せでした。
何か達成されたとき、一歩進んだ時にわかるんです。
少しでも関わっている人の素敵な未来を創れた瞬間なんかな!って。
そう考えたら、本当に嬉しくて、嬉しくて。
待ってる人たちの為に、ただひたすら走っている自分がいたなって思います。

スタディーツアーの期間は、8日〜18日間。
私が活動する上でやってみたいって思ったことを、一緒に形にしてくださった方々、ラオスに行きたくても行けなかったメンバー。
いろんな人の想いを背負って、空港まで向かってました。

スタディーツアー10thを振り返ってみると、
不特定多数のラオスの人と出逢うことができたスタディーツアーだったなぁと感じています。

ラオスの人に、お仕事を教えている大人の方とご飯をしたり、
通訳さんともたくさんお話ができたり、
ラオスの大学生と一緒に支援先の村を訪れたり、
支援先の大人たち、子どもたちの夢を
たくさん聞くことができたり。
たくさんの人と関わることができました。

その中で、いくつか知ってほしいお話があります。

まず1人目は、カブー村にいるおじいちゃん。





あなたの夢は何ですか?って聞いたら、“新しい学校が欲しいし、実は病院もほしい。 それは全部カブー村の子どもたちの為だから”と、答えてくれました。

その時に私は、おじいちゃんはこのカブー村のことが大好きなんだってすぐに伝わったんです。
カブー村の人たちは、十分な教育環境が整っていないから、夢を語ってくれてるんじゃない。
ただ、そのおじいちゃんの人生の中で
カブー村の子どもたちの為に、語ってくれている夢なんだって感じました。
これって、日本でもラオスでも変わらないもの。大切な人のために何か行動する気持ちは万国共通なんだって思います。

2人目は、ラオス支部のバンディーという男の子。





彼は、本当に優しくてとても頼もしい人です!
カブー村に入り、様々なコンテンツを行うときには、必ず彼がそばにいた気がします。
彼はいつも、全力で子どもたちを楽しませてくれました。
歯磨き、手洗いの講習会を行ったときは、私たちが伝えたいことはもちろん
何度も子どもたちに医療衛生の重要性を訴えかけてくれました。
まだラオス支部が結成して1年も経っていないのに、どう言葉で伝えたらいいのかわからないぐらい、ありがとうでいっぱいでした。
私は、日本だけじゃなくて、ラオスにも素敵な仲間がいます。一緒に夢を追いかける仲間がいるって胸を張って言えると、すごく感じます。

3人目は、1年前仲良くなったノンテノイ村の女の子。





1年ぶりに村へ入ると、すごくニコッと笑ってこっちに駆け寄ってきてくれました。
覚えてるもんなんやな〜〜ってしみじみ感じてたのを覚えてます。
その女の子に手を引かれ、見せられたのは絵本でした。
これ私の好きな本なんだよ!そういって、お気に入りの本をたくさん紹介してくれました。
その本を見ると、本が紛失しないよう番号がつけられていました。
先生たちが、がんばって1つ1つの本に番号を貼ったのかなって思うと、
ちょっと泣きそうになりました。
1年前は、本も整理されておらず、
番号なんてもちろん貼っていなかったのに。
私たちにとったら、絵本って馴染みのあるものですが、ラオスの人にとっては、絵本はあまり馴染みがありません。何でもそうですが、今まで生活に無かったものを大切にしたり、楽しいって思うことって難しいと思うんです。けれど、彼ら自身が自ら行動を起こしてくれたからこそ、私は今、最高の景色を見れているんだって思いました。 そんな彼らをこれからもずっと応援してます。

スタディーツアー10thは、
生涯忘れることがないくらい充実していました。
いつも私の頭の中にフラッシュバックする、ラオスで出逢った一人一人の表情が焼き付いていて、映像として残っています。

高校生の頃、
ボランティアって支援する側がとても偉いって本気で思ってたけれど、
活動する上で思うことは、支援する側は何も偉くないんです。

ラオスの人たちが、持っている夢を
全部叶えることはできなくても、
私は、夢を持って行動している時点で、前進しているんじゃないんかなって思います。
だから、夢ってすごくキラキラしてる。
日本にいてもわかっていたようなことかもしませんが、ラオスに訪れ、関わる中で、私はラオスの人に大切なことを教わったような気がします。










そして、私の人生の中で
いつまでも大切な“人”の中に
ラオスの人たちがいます。
将来、インコネを引退しても、社会人になっても、家族を持ってお母さんになっても。大切な“人”です。
読んでいただき、ありがとうございました。



武庫川女子大学
広報部4期 狭間奈緒




こんにちは!
関西学院大学新2回生の芳田大海です。
今回のブログのテーマは"スタツア"です!


1年生の5月から活動してついに、待ちに待ったラオスに初めて行くことができました。
なので、今回は現地で学んだことや感じたことを中心に書いていきたいと思います。


今回のスタツアの感想を一言で述べると、本当に充実していたなということです。正直、どのメンバーよりも充実させた自信があります。

充実というのはもちろん楽しさもそうですが、それ以上に深くラオスについて考えさせられました。

その内容を全て伝えるのは難しいので、代表していくつか述べようと思います。


まず1つに現地の人とのコミュニケーションの難しさを感じました。

ラオス語がほとんどわからないので、子どもや大人と接していて、何かを訴えかけてくれてるのに、ただただ笑顔で対応することしかできませんでした。

言葉1つでこんなにも苦労するのかと実感させられました。

ただ、私たちには、英語とラオス語を介す通訳さんが何人かいました。そして村人に村の現状や未来の理想像などを聞く現地調査をしました。

ラオスに行く前は、通訳さんがいるから村の人とのコミュニケーションはあまり気にかけていませんでした。

実際、通訳さんがいたことで、現地の人と何とか会話はすることができました。

ただ話をしていて思ったことがありました。それは、本当に村の人と会話ができているのかなということです。

確かに会話は進んでいましたが、お互いの目が合うことも少なく、通訳さんと話をしているような感じがありました。自分の話し相手は村人だったのかと疑問になりました。

今回、改めて言葉・会話の大切さを身をもって感じることができました。

そして僕はラオスの人が大好きです。なので、ラオスの人と心の底から楽しめるような会話をしたいと強く思いました。
そのためにラオス語を勉強し、現地では少しでも多くラオス語を使う機会を自分自身で作り出したいと思います。



そして2つ目に支援のあり方を感じさせられました。

私たちインコネはラオスに教育支援をしています。もちろん教育が大切だと思い、ラオスに支援をしています。ただ、本当に教育支援を続けていいのかと実感させられたことがありました。

それは私たちの支援先であるカブー村を訪問した時です。

多くの子どもたちは靴を履いておらず、足には傷が目立ちました。また中には訪問した3日間とも同じ服装の子どももいました。さらに平気で井戸水を飲んでいる姿。実際にラオスでは井戸水を飲む場合は煮沸させる必要があり、煮沸しないことでお腹を壊したり体に悪影響を与える可能性があります。

なので、それらを見た時に、本当に教育支援をしていて良いのかを考えました。

また、この子たちは、本当に教育の充実を望んでいるのかということさえ考えていました。

日本に帰ってきてしばらく経ちましたが、正直なところまだはっきりとした答えは出せていません。

ただ、僕は教育支援に携わり続けています。

スタツア中、カブー村の子どもたちと話をしていたときに、彼らが夢を教えてくれました。そしてその夢を叶えるために勉強したいという願いを直接彼らから聞くことができました。

僕は、この団体で「ラオスの子どもたちのため」にという想いを持って活動しています。そんな子どもたちが教育を少なからず求めています。

なので、僕は、1人でも多くの夢を叶えることができればと思い教育支援に携わり続けることに決めました。

今回現地ラオスを訪問して、本当に自分たちには"相手"がいることを身をもって感じることができました。

私たちインコネは普段は日本で活動しています。しかしラオスを訪問する時だけでなく日本にいても支援先と繋がっています。

なので次にラオスに行くときは胸をはって村人に会えるよう、現地のことを考えながらしっかり日本での活動を大切にしていきたいです。





読んでいただきありがとうございました!

関西学院大学
芳田大海