(あらすじ)※引用

あってはならない感情なんて、この世にない。
それはつまり、いてはいけない人間なんて、
この世にいないということだ。

息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。

しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった――。

「自分が想像できる"多様性"だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな」
これは共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か?

 

少し前の作品になってしまいましたが、話題になっていた映画をアマゾンプライムで観ることができました。

 

記録として残しておきたいと思います。

 

ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)
組織や社会において多様性を尊重し、すべての人々を包摂的な環境で受け入れ、多様な人材を活躍させることを重要視する考え方を意味している言葉です。「ダイバーシティ(Diversity)」は多様性を指し、「エクイティ(Equity)」は公平性を、「インクルージョン(Inclusion)」は包括・受容を意味します。

私は自分の役割として、使命として、「普通をつくる」「適合できる人をつくる」ではなく、DEIをスローガンとし、多様な価値観をもつ人材が受け入れられる、活躍できる社会にしていくために尽力したいと考えています。

人には先入観や固定観念である、アンコンシャスバイアスがあります。別名「無意識の思い込み・偏見」と呼ばれているものです。あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるもので、本人が気づかない場合も多くあります

また、人は多くの環境によって、出逢ってきた周りの人の正義や正解、普通や当たり前でジャッジされ、自身の才能や可能性、また評価を決めつけているケースが少なくありません。

 

私は、人を観るものさしに客観度があるか・・常に人を育てる現場で考え続け、教育技術のみならず、心理学や脳科学、また運命学まで学んできました。

 

深いところまで行き、当たり前、当然過ぎて意識さえしなかったところに、思い込みがあることを知ることができたことは本当によかったと思っています。

 

性格の特性だけでなく、宿命としてもっている様々な特性を知ることは、生年月日を知るだけで人に涙をするようにもなりました。

 

フランスの作家マルセル・プルーストは「本当の発見の旅とは、新しい風景を探すことではない。新たな視点を持つことなのだ」と話しました。

 

私は、思い込みに気づき、自身の言動の客観度を上げ、SEIな社会になるように尽くしたいと思っています。

 

また、どんなマイノリティな特性であっても、それが正しいとか間違いとかじゃなくて分かち合える者同士が分かち合える者同士で支え合っていくコミュニティづくり、したいなと思っています。マイノリティ度が高いほど、そのグループの絆も深いのだと思います。そのことが自身や自身の未来を肯定していく、ワクワクしていく力になるのだと思っています。

 

ブログのタイトルにある自己理解はファーストステップであって、私はその先にある他者理解、そしてお互いのよさで貢献し合うリレーションシップづくりをお手伝いさせていただきたいと考えています。

「そのまんまでいいんだよ」というセラピーアプローチではなく、お子様や保護者様が、過度に自己否定をせず、自分を信頼する力、自分を信じる力、こんな力を高められるように寄り添わせていただき、お志事をしていきます