こんにちは。
才能デザイン.Labです。
釈迦院について話題にしています↓
ここまで、3話にわたってお話ししてきました。
制度を整えても、人は辞める。
管理か、自律かの二択では、答えが出ない。
主体性は、号令ではなく、感情が受け止められた先に生まれる。
そして最後に、こう問いかけました。
なぜ、同じ出来事でも、人によってまったく違う感情が生まれるのでしょうか。
今日は、この問いの答えについて、お話ししたいと思います。
事実は一つ。でも、意味づけは人それぞれ
例えば、上司から「もう少し早めに進めてほしい」と言われたとします。
これは、ただの事実です。誰が見ても、同じ言葉、同じ場面です。
でも、この一言をどう受け取るかは、人によってまったく違います。
「急かされている」と感じて、萎縮してしまう人。
「なぜ急ぐ必要があるのか、理由が知りたい」と思う人。
「もっと大事な仕事を任せてもらえるチャンスかもしれない」と、前向きに捉える人。
事実は、同じ一言。でも、そこから生まれる感情は、まったく違います。そして、その感情の違いが、その後の行動の違いを生みます。
「なぜこう感じたのか」を、経験と勘だけに頼らない
第3話でお話しした通り、感情に丁寧に向き合う対話は、とても効果的です。でも、「なぜこの人はこう感じたのか」を的確に見立てる力は、対話をする人の経験や観察力に、大きく依存してしまいます。
私たちが「認知翻訳論」と呼んでいるのは、この「事実をどう受け取り、どう意味づけるか」という一人ひとりの傾向を、ある程度、言語化された地図として持っておくという考え方です。
占いのように、「あなたは〇〇なタイプです」と人を決めつけるものではありません。「なぜこの人には、この言葉が刺さり、あの人には刺さらなかったのか」を理解し、次にどう関わればいいのかを考えるための地図です。
この地図があると、感情に向き合う対話そのものの質が、特定の人の力量だけに頼らなくなります。誰が対話をしても、一定の精度で「この人は、何を大切にしているのか」に見当をつけられるようになるからです。
才能デザイン.Labが目指す組織づくりとは
ここまでの話を、一度まとめたいと思います。
組織が利益を生み続けるためには、自走する組織が要る。
自走する組織には、主体性が要る。
主体性は、感情に丁寧に向き合う対話から生まれる。
でも、その対話は、担当する人によって、精度がばらつきやすい。
だからこそ、対話の精度を支える地図が要る。
才能デザイン.Labが目指す組織づくりとは、
「管理か、自律か」の二択ではなく、
その間を翻訳できる人と仕組みを、組織の中に増やすことです。
管理を、ただの統制で終わらせない。
自律を、ただの放任で終わらせない。
その間をつなぐのが、一人ひとりの「受け取り方」を翻訳する力です。
個人の話は、組織の話に、そのままつながっている
以前このブログで、才能デザイン.Labの個人資産化戦略シートを受けられた方の物語をお話ししました。ご自身の「受け取り方の傾向」を知ったことで、キャリアの選び方が変わった、というお話でした。
実は、これは個人だけの話ではありません。一人ひとりが自分の受け取り方を知ること、そして、周りの人の受け取り方を知ること。この積み重ねが、そのまま、自走する組織をつくっていくのだと、私たちは考えています。
人は、事実によって動くのではありません。その事実を、どう受け取ったかによって動きます。
私たちは、その違いを「能力差」ではなく、「翻訳の違い」として捉えたい。
才能デザイン.Labは、その翻訳を支える地図を、個人にも、組織にも、一緒につくっていく場所でありたいと思っています。
今回で、4話にわたる「組織づくり」のシリーズは、一区切りとなります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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