漢方って何?
漢方の知識や医術のベースは、
中国より5~6世紀頃に
日本に伝わってきて、
それを日本人の体質に合わせて
変化させていったものが
今の漢方と呼ばれているもの。
この「漢方」という名前は、
「蘭方(らんぽう)」
(今でいう、西洋医学のこと)と
区別をするために付けられた名前
なんですよー。
漢方って聞くと、まず
「漢方薬!」
を思い浮かべる方が
多いかもしれませんね。
私もそうでした!!
実は、「漢方」という
大きな枠の中には、
鍼灸、あん摩、気功、薬膳、
漢方薬、養生学
などがあります。
これらは全て、
自然治癒力を最大限に
ひきだすための方法。
漢方の考え方は、
「自然」がベースに
なっているので、
自分の治癒力を使って
治癒させていくことが、
1番の自然体(最適な治癒法)
という考えなのです。
その中でも1番大切なのが
養生学(ようじょうがく)
いわゆる、
日々の生活の仕方
です。
養生とは、
命を養う
という意味があります。
病気にならないようにするには、
日々の養生が大切だという
漢方の考え方です。
では日々の養生って
何をしたらいいの?
それは、
・自然に沿って生きる事
・自分の体質に合わせて生きる事
まだたくさんありますが、
この2つが基本だと私は思います。
自然に沿って生きるということは、
季節に合わせて生きるということ。
旬のモノを食べたり、地物を食べたり、
冬には動物は冬眠する季節だから、
私たちも、じーっとして過ごすことが
養生になるという考え方です。
そして
体質に合わせて生きること
は、人間はひとりひとり個性があるように、
体質にも個性があります。
たとえば、
「冷える体質が悩み」
の人がいたとしましょう。
冷えにも体質によって
主に4タイプに分けられます。
・老化による冷え
・エネルギー不足による冷え
・カラダに余分な水分がたまっているためにおこる冷え
・血行不良による冷え
同じ冷えでも、
4つの原因があり、
それぞれ養生法も違います。
だから、自分の冷えは
どこからきているのか、
まずそれを知る事が
大切なんですね。
自分の体質を知って、
日々それに合わせた養生をしていれば、
体調が不調になっても
カラダの土台がしっかりしているので、
回復力も早くなります。
なので、毎日の養生が
とても大切になるのです。
いつまでも元気で過ごすには、
日頃からコツコツ養生しましょうね♪