こんにちは☆ ちぃです☆
何日か前の記事ですが、GID治療の躍進と考えて、このブログでも報告を。
『性同一性障害 ホルモン療法 15歳以上に引き下げへ』
日本精神神経学会の性同一性障害(GID)に関する委員会は12日、心の性に合わせて体を変える「性ホルモン療法」を、これまでの18歳から、条件付きで15歳以上に引き下げる方針を固めた。
近く改訂する同学会の指針に盛り込む。生殖機能を失う可能性がある治療を中学3年生から認めることには慎重論もあるが、
男女の特徴が著しくなる思春期途中で身体的治療に移れるため、幼少期から体に強い違和感を抱くGID患者にとっては朗報といえる。
改訂作業が大詰めを迎えているのは、同学会「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン第4版」。
同委員会によると、新指針では、専門の医療チームによって2年以上診察を受けており、ジェンダークリニックに属し身体的治療の申請をした経験のある精神科医2人以上が賛成した場合、
15歳から性ホルモン療法を始められる。同委員会への報告も義務づける。
一方、戸籍の性別を変更する場合の条件となっている「性別適合手術」の最低年齢は20歳以上のまま変えない。
(神戸新聞 2012/1/13)
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18歳からとされていた性同一性障害の性ホルモン療法が15歳からと引き下げになったのは大きな進歩だと思います。
このところによると、体の性別に対する深刻な違和感から低年齢で自殺未遂を起こしたり、不登校になるケースが少なくないことに配慮した結果もあるでしょうが、
小学校高学年で抗ホルモン療法している戸籍上男児の影響が大きいようです。
ただ個人的に引っかかる点はその条件が
「専門の医療チームによって2年以上診察を受けており、ジェンダークリニックに属し身体的治療の申請をした経験のある精神科医2人以上が賛成した場合」
とある点。
多くのGID当事者は自分をだましだまし生活したり、家族や他人の目を気にしたり、家族の理解を得られなかったり、
経済的な理由(ホルモン療法は保険適用外の場合が多い)で治療を受けれない人もいる中で、この条件は個人的にどうかと……。
特に関西や東京はジェンダークリニックも豊富で理解のある病院も多いのに対し、地方はその手の病院が圧倒的に少ない中で、その条件をクリアーするのはかなり難しい。
確かに「性」の診療は困難を要するし、デリケートな問題だけど、それを診ることのできる医師が圧倒的に少ないことも問題視したいです。
個人的な意見ですが、年齢引き下げも大事ですが、それよりももっと治療・診断できる医師を増やしてほしいですねぇ。
まだまだ課題だらけです☆
ではでは( °д°)