言葉の手品。
あなたは、あるアパートに引っ越すことになりました。
しかし、そのアパートを下見にいったアナタは驚きました。
階段はところどころ穴が開き、床はくさり、窓ガラスはひび割れ、
壁にはヒビが入り、天井にはカビが生え、ドアもミシミシいい、
とってもボロボロでした。
そこでアナタは管理人さんにブチ切れ、
「全部修理してもらわないとこんなところには住まないぞ!」
と怒りました。
管理人さんは、どうにか全部修理するからここに住んでくれ、と懇願しました。
そして数週間後、管理人さんから「アパートを全部修理しました」と連絡がありました。
アナタが見に行くと、階段は新しいモノに交換されており、床も張り替えられ、
ガラスも新調され、壁のヒビは補修され、天井も板ごと張り替えられ、
ドアも蝶つがいからドアごと交換されていました。
しかし、コレをみたアナタは「修理されてないじゃないか!!」と怒りました。
なぜでしょう?
ラ・トゥールといえば。
なんかたまたまトラックバックのテーマになってるんで。
こないだ見に行ったときに一番印象に残ったのはやっぱギャンブルのやつかなあ。
どの絵にも魂が入っててすごかったんだけど、自分がマジックやってるってこともあって。
もうね、絵の中に入れそうだったもの。
絵だってわかってるんだけど、中に引き込まれそうになるっていうか。
ちなみに凝視しすぎて目が痛くなったことは秘密の中の秘密です。
輪ゴムマジック:5『貫通する輪ゴム』
2番目に期待していたマジックです。
ちなみに一番は『星型になる輪ゴム』です。
現象:
マジシャンは両手の指に輪ゴムをかけます。
二つの輪ゴムは交差しているので、当然ながら引っ張っても抜けません。
しかしマジシャンが魔法をかけると
輪 ゴ ム は と け る よ う に 外 れ ま す。
最初にこのビデオを買ったとき、間違いなく『クレイジーマンズ・ハンドカフス』だと思いました。
アマー氏の最高傑作。話には聞いていますが実物を見たことはありません。
それがなんとこの値段で!
「最高の夜になりそうだ・・・」とつぶやきながら帰宅、デッキにセットでレッツゴー。
ジー…(視聴中)
そして「渋谷さん、あんたもなかなかやるね」などとつぶやきながらふけていった夜…
数日後。
ミスターマジシャンのカタログを見ていたら大事件が。
【効果】
二本の輪ゴムを交差させて両手の親指と人差し指の間にはめます。指よりはずす以外は輪ゴムをはずす術はありません。しかし、輪ゴムはまるで溶けるかのように離れ離れになってしまいます。もう一度やってみましょうと言って今度は肩越しに見せますが、結果は同じです。最後に両手を上げ、客に後ろから見せますが、それでも離れるのは見えません。
以上ミスターマジシャンホームページから抜粋。
( Д ) ゚ ゚ スポーン!
そう、このマジック…
本 物 に は 続 き が あ る ん で す 。
渋谷さん…ウァーン・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )ナクナ
ちなみに続きはミスターマジシャンで2000円、magicwarehouseで6ドルです。
基本的に冊子ですので日本で買ったほうがいいかもしれません。
もしくはアマー氏の「classic revelation 2」というDVDを買うとか(海外だと31ドル)
難易度ですが結構最初は手間取ります。指の動かし方が難しくて。慣れてくると自分でも外れる瞬間がわからないぐらいになります。
効果は抜群です。誰が見ても驚くと思います。
準備は輪ゴムを二本持ち歩くだけ。手軽かつ効果的でオススメです。たとえばカードなんかを出すと浮いてしまうような雰囲気(気をつけてください!だんだんうまくなってくるとこういうことがありますが、周りからは相当変だと思われています!)でも、これならスムーズにできます。
『スター・ゲイザー』につなげたい方はこのビデオだけでなくきちんとマスターしておいたほうがよいと思います。
以下、こないだ俺が見た夢。
俺「引っかかってるはずの輪ゴムをこうやってこすると…アーラ不思議はずれます」
彼女「…それだけ?」
俺「え?…うんまあ」
彼女「なんだつまんない。貸して」
俺「えっ?」
彼女「あたしならもっとうまくできるよ。ほら」
すげーうまい演技中
彼女「そんでさ、はずすだけじゃなくてまたつなげたりとか」
俺「……」
彼女「よく見えるように後ろ向いたままやるね」
俺「……」
彼女「手だけ上に上げるから良く見ててね。ほーら」
俺「……」
彼女「練習すれば僕のようになれるよ」(彼女のマスクをはずすとそこには渋谷さんが)
汗だく。
効果 ・・・★★★
難易度・・・★★☆
ジョジョの奇妙なミ○ターマジシャン。
「なにジョジョ?ミ○ターマジシャンから注文品が届かない?
ジョジョ…それは早く届いてほしいと思うからだよ…
逆に考えるんだ…『届かなくてもいいや』って考えるんだ…」
。・゚・(ノД`)
本当はらはらさせてくれます…
輪ゴムマジック:4『リンキング・ラバーバンド』
4つめ。さくさく参りましょう。
現象:
マジシャンは二つの輪ゴムを取り出し、
「今からこの二つをつなげてみせる」
といいます。
一生懸命くっつけようとしますがなかなかくっつきません。
「俺一人ではだめだ。キミの力が要る」
そういって輪ゴムを手の中に握り、一本だけ突き出した状態にした後、観客に引っ張ってもらいます。
「ダメだ!もっと念をこめて!そう!いいぞ!」
なかなか抜けませんが、徐々に抜けてくるとそこには…
きっちりつながった輪ゴムがあるのです。
別にそんなハイカラな印象のマジックではありません。
ていうかなぜにこれだけ英語なんでしょうか。
残念ながらお蔵入りになってしまったマジックです。俺の中では。
何がダメかって、セットアップが面倒くさいんですよ。
現象的にはいいものだと思います。ビジュアル的にはやや地味ですが簡単なので失敗の恐れもありません。
解説では一応手渡しもできるように説明してくれています(丁寧!)が、多少不安も残ります。
また、つながった後、はずすこともできません。ということでトリに持ってくるしかないですが、輪ゴムのトリといえばあの『スター・ゲイザー』が…
ヽ(`Д´)ノヽ`Д´)(ヽ`Д)( ヽ`)( ヽヽ(`Д´)ノウワーン
難易度…★☆☆
効果 …★★☆
言葉の手品。
9月のある雨の日の夜。東京都の、目黒警察署巡査部長である林一平は、部下の大下浩とともに目黒の大富豪、太田垣義久邸にいた。
そう、家主である太田垣義久殺害の捜査のためである。義久は、頭部を鈍器で強く殴打されて死亡。犯人の手掛かりになるような物的証拠は皆無だった。
林らの捜査で判ったことは、義久殺害の動機がある人物が複数いるということ。
1年前からメイドとして住み込みで働いている吉田玲子。父親が義久から多額の借金をし、それを苦に失踪している。
そして、太田垣義久の息子5人のうちの一人、孝明。金に困り、援助を申し込んだが厳しく断られたという。
残りは、義久の専属マネージャー加藤順一郎。会社での不祥事が相次ぎ、始末を圧し付けられていた。
もう一人、太田垣邸住み込みコックの滝淳。義久の父の時代から働いていたが、義久が家主になってからは相当確執が在ったらしい。
その後の捜査で、義久殺害推定時刻は午後11時から午前2時の間と判明。だが、聞き込みや状況などから吉田玲子、太田垣孝明、加藤順一郎、滝淳のアリバイは完璧だった!
それぞれ二人以上で行動しており、まったくトリックの入り込む余地が無い。犯人は外部犯なのか? 内部犯なのか? しかし、それならば動機がまったく無い…。
林はひらめいた。やはり犯人はこの容疑者の中にいる、と。
画面の前のあなたは犯人がわかるだろうか?
輪ゴムマジック:3『分裂する輪ゴム』
3つ目はコチラ。
現象:
マジシャンは一本の輪ゴムを取り出し、
「今からこれを分裂させて2本にして見せます」
といいます。
マジシャンが怪しい手つきをした後、両手を動かすと、なんと!
輪ゴムが二つに分裂しています。
でも待ってください、よく見ると一本の輪ゴムを2本に見せかけているだけです。
観客は文句を言いますが、マジシャンがにやりと笑って輪ゴムを見せると
本 当 に 2 本 に な っ て い る の で す 。
これはなかなか面白かったです。
一回失敗して、それから奇跡が起こるという、いわゆるサカー・トリックのひとつですが、完成度も高く、楽しめると思います。
個人的にはオープニングにいいかなと思います。
テクニックですが、不要です。少し練習が必要ですが。
また、「マジックだ」と相手に思ってもらわないと、ただ単に「ふーん」で終わる恐れがあります。
難易度…★☆☆
効果 …★★☆
ジョジョの奇妙なダレイ・ラスト・トリック。
「ま・・・これでマジックの年季の違いというのが
よぉーくわかったじゃろう
『相手がカードを当てたと思ったときそいつは既に違うカードになっている』
これがダレイのやり方
老いてますます健在というところかな。」
そう、おかしいんです。
『I shoud have done it myself』を練習しているときのこと。
あれって一人でやると相当マヌケな姿になるんですよねえ。
でもまあ練習だし本番でとちらないためにもと思ってさっさかやってると
隣から声が。
「ねえ、その手はおかしくない?」
ギャー(|| ゚Д゚)
彼女にばっちり見られました。
なんたるちーのかんたるちーや!
本当は完成してから見せたかったのに…。・゚・(ノД`)
間違いや不自然なところを指摘してもらえるのはすごくうれしいけど、一番見せたい人に指摘されるのは…
でも言ってもらわなきゃうまくならないし、悩みどころです。
まあとりあえず彼女には謝っておこう。大人気なかったし。
輪ゴムマジック:2『移動する輪ゴム』
久々になってしまいましたが、二つ目のトリックのご紹介です。
まず現象をどうぞ。
現象:
マジシャンは薬指と小指を縛るように輪ゴムをかけ、観客に
「今から輪ゴムを瞬間移動させたいと思います。しかし、単純な方法では面白くないので、少し難しい方法でやってみましょう」
といい、観客に人差し指と中指を押さえてもらいます。
その状況で上からハンカチをかけ、空いているほうの手を突っ込みしばらくもぞもぞ動かしますが、突然にやりと笑います。
マジシャンがハンカチをどけると
なんと輪ゴムが人差し指と中指を縛るかのように移動しています!
えー、二つ目も特にテクニックはいりません。
俺の中ではこれはお蔵入りになっています。
なぜかって?
もぞもぞやるのが怪しすぎるからですよ!
そう思わない人もいるとは思いますが、俺はあの怪しさに耐え切れません。
たいていの人は、「なんか怪しい」と思うでしょうし、マジックをやっている最中ならなおのこと。
だいたい瞬間移動って。
渋谷さんは今すぐ辞書を引いてください。
本当に一瞬で移動していたら、今頃は大絶賛だったかもしれません。
解説は本当に丁寧です。こちらが恐縮するぐらい。
まあタネにかかわるので言えませんが、アレをもうひとつ準備して二回やると面白いかも。
手間要らずで現象は確かにすごいんですが…
難易度…★☆☆
効果 …★☆☆