ゴッホを見に行く。
先週の週末にゴッホを見に行きました。
彼女と一緒に国立近代美術館にお出かけです。
いってみてびっくり。土曜のしかも午後四時近くだというのに込みすぎです。
送迎バスに乗る前に係のお兄ちゃんに「入場は30分待ちですよ」といわれました。
30分待ちてキミ。ネズミの国かねここは。
五時閉館ということで、入場から30分で退場というサッカーでもあまりないような状況に巻き込まれた俺たちですが、なんで他の皆さんはあんなにのんびり見れてるんだろう。
「閉館です」のアナウンスが流れてるのにびくともしない。
チキンな俺は((;゚Д゚)ガクガクブルブル、分厚い面の皮を持つうちの彼女でさえ少し居心地悪そうだったのに。
帰りがけにマジックショップに行きたいという俺の希望で、マジックランドとトリックスに行ってきました。
本当はマジックランドで欲しいものをかって帰ろうと思ったんですが、売ってなかったんですよね。
彼女は少し離れた店で待機してくれています。俺がアドバイスとか聞くときに邪魔になるからと気を使ってくれまして。
うっうっ…普段は鬼みたいなのにたまにはいいところがあるじゃないですか。
彼女を迎えに行き、その旨を報告したところ
「じゃああっち行けばいいじゃん!何時までやってんの!急ぎなよ!」
「え?いや、いいよ。遠いし、もうすぐ閉店…」
ふとなにやら気配を感じて顔を上げます。
鬼 が い ま し た 。
「何時までやってるか調べな」
「間に合うじゃねーか」
トリックスでは予想外にもバウンス・ノーバウンスやひものマジックなど、掘り出し物がざくざくと。
バウンス・ノーバウンスに関してはsmall magician さんで見て以来欲しかったんですが、英語の解説は微妙だったので避けていたものが日本語解説書付で手に入って
:*:・。,☆゚'・:*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:*:・゚'☆,。・:*:
こんな感じです。
そして彼女!ありがとう!
ゴッホの話だったけどまあいいや。
言葉の手品。
昔からあるもの。
あなたはバスの運転手です。
よーーーく聞いてくださいよ。
最初のバス停で5人乗ってきました。いいですか、5人乗りました。
次のバス停で2人乗り、3人降りました。
次のバス停で1人のり、1人降りました。
さて、バスの運転手は何歳でしょうか 。
言葉の手品。
マッチ棒4本で、口の字を作る。正方形の数は1個だ。更に2本くわえて、正方形の
数を5個にした後、1本くわえて正方形の数を1個に戻すには。
Ultimate 3 card monte
今は亡き天才、マイク・スキナーの作品です。
俺のブログにはよく「天才」とか「鬼才」とか出ますが、そんなにごろごろいるもんじゃないだろう、と思う人もいるでしょう。
ところがそうでもないんです。たとえばサッカーなんかでは、世界トップクラスの人は大概「天才」ですよね。
ということでマジックの世界にも天才は多いのです。たまたま天才ばかりしか紹介しないだけなんです。
現象:
(第一段)マジシャンは3枚のカードを出し、「これからゲームをしましょう」といいます。
カードはダイヤのA、クラブの2、クラブの3です。
「ダイヤのAを当てることができたらあなたの勝ちです」といい、軽く混ぜてから表を見せます。
そのままひっくり返して、一枚ずつ置いていきます。
そして、すばやく手を動かして入れ替えようとしますが、観客には動かす振りだけなのが見え見えです。
この状態で当てます。当然、観客はどこにダイヤのAがあるかわかっています。
先ほどマジシャンがAを置いた場所を指差しますが
それはクラブの3です。
(第2段)「少し速すぎたようですね」
マジシャンはそういいながらもう一度ゆっくり混ぜ始め、今度は置く直前まで良く見せてから伏せます。
そしてまた混ぜるのですが、今度は超スローモーションのため混ぜてもどこかすぐにわかります。
今度こそ当ててやる!とばかりに指差しますが
またしても違います。
(第3段)マジシャンは肩をすくめて
「やはり3枚だと難しいんですかね。ではこれならどうでしょう」
といって、一枚をグラスの下に敷き、残りの2枚をしっかり見せて(当然ダイヤのAは残っています)、ゆっくりと伏せます。
今度は入れ替えたりしません。
観客がカードを選ぶと…違います。
もう片方も開いてみますが…違います。
そう…
グラスの下に伏せておいたカードがダイヤのAなのです!
ふじいさんがテレビでよくやってるやつです。最初に見たときはすっかりだまされました。
もともと、マジックはギャンブルと切り離せないものでした。原型はジプシーが良く行っていた「モンテ」と呼ばれるゲームだったそうです。お金をかけて、目的のカードがどこにいったか当たれば倍になって返ってくるとか。お金にかかわることですから自然とテクニックも身についていったのでしょう。
スキナー氏はテクニックで飯を食ってた人でしたが、これは売りネタとして世界中でベストセラーになりました。手先のテクニック不要、リセットは簡単、効果は強烈、まさに理想のマジックです。悪魔の3カードモンテです。
俺はフレンチドロップで3500円で買いました。レクチャーのビデオ付でこの値段(ただし、解説されているのはこれのみです)から、妥当なのかどうなのか微妙なところです。Magicwarehouseではなんと9ドルでした。すでに古典の名作扱いです。
届いてみての感想は、「ビデオがあってよかった」です。細かい指の動きなどもきちんと教えてくれますから。英語では写真が載っていますが、何がなにやら。特に初心者は気をつけてください。使い方がわからずお蔵入りになる可能性大です。日本で他にもビデオなしでもう少し安く売ってる店があるかもしれません。日本語の解説書が丁寧ならビデオ付じゃなくてもいいと思います。
一回やり方がわかってしまえば、あとはものの10分も練習すれば人前で見せられます。失敗の恐れがほとんどないので堂々と見せられるでしょう。特に第3段は強烈です。グラスの下でなくても、たとえば箱の中でも靴の中でもポケットの中でもあの子の手のひらの中でも好きなところでカードが入れ替わります。
注意点がひとつ。これをやるときには二度続けて演じてはいけません。八割暴かれてしまいます。ですからレギュラーデックの中に忍ばせておいて、トリか何かでやったらさっと引っ込ませるのがいいと思います。
参考までに、ウチの彼女の反応
(第一段)( ´_ゝ`)ンン?
(第2段)( ゚Д゚)アライヤダ!!
(第3段)ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
(・∀・)モエッ
難易度…★☆☆
効果 …★★★
言葉の手品。
無人島での出来事。どうにか小屋を建てた男が、小屋の中で飯を食っていると風が吹いて、
ドアが閉じたりしまったりした。なぜた。別に風が不規則に吹いたためにドアがパタパタした
のではない。書くと、すぐばれるが喋ると不思議がられる。
別のパターン。無人島の男が石を拾った。普通の石に思われた。ところがそれを池に投げると
石は沈んだりもぐったりした。なぜた。別に魚がいて石を持ち上げようとしたのではない。
Out of this world
20世紀、最大にして最高のマジックのひとつ「アウト・オブ・ディス・ワールド」です。
現象:
マジシャンはケースからデックを取り出し、シャッフルしながら
「超能力の存在を信じますか?今日はちょっとした実験をしましょう。エマール・キム博士の論文によれば、この実験であなたに能力があるかどうかわかります」
といって、カードを一枚ずつめくってテーブルの上においていきます。
「このように、カードにはハート、ダイヤの赤とスペード、クラブの黒の色がついており・・・」
何枚か分けたあと、ふと指を止め、
「・・・こうやって色を分ける作業を、あなたにやってもらいたいのです。ただし、表を見たら簡単ですから、裏側しか見てはいけません。感覚だけで、赤か黒かを判断して分けてください」
そして、テーブルの上に赤と黒のカードを一枚ずつ残し、「赤だと思ったらこちら、黒だと思ったらこちらにおいてくださいね」といい、他のカードは良く混ぜたあと、観客に手渡します。
観客は戸惑いながらも、一枚ずつ裏向きに置いていきます。
すべてを並べたあと、
「それでは、あなたに秘められた能力があるかどうか、見てみましょう」
表向きにしてみると、なんと
赤 と 黒 は 綺 麗 に わ か れ て い る の で す 。
最初に見たときは寒気がしました。観客は完全に自由意志でカードを分けていきます。
にもかかわらず、表向けるとすべて綺麗に分かれているのです。現象は強烈で、一度見たら忘れられないほどです。
ポール・カリー氏の原案です。あのダイ・ヴァーノン(近現代マジックの神様、故人)が
「20世紀に唯一新しい原理で作られたカードマジックである」
と絶賛したとか。
この人はアマチュア・マジシャンですが、その想像力は他の追随を許しません。このマジック以外にも、「モーレキュラー・カード」(カードが溶けるように移動する)など、数々の新しいエフェクトを作り出しています。
なんでもそうだとは思うんですが、一番難しいのは「新しい現象を作り出す」ことだと思うんです。
たとえばそれは「カードを当てる」マジックだったり、野球における変化球だったり、asimoだったり、女神さまだったりするわけなんです。最初に獣道を切り開くことがどれほど難しいか。
あまりの現象の鮮やかさに、数限りない改案が作られています。手順を変えてみたり、ギミックを使ってみたり。そのどれもがやはり原案には及びません。実に自然に、何ら怪しいところもなく、マジシャンは一切の手を加えず、しかしそれでも見事に赤と黒が分かれます。ギミックも使わないのですべてを調べさせることができます。
「マジック」と名のつくものの中で、コレは確かに最高峰のひとつです。
テクニックはほとんど必要ありません。ほぼセルフワーキング(観客が行うこと)で行われます。ただし、コレだけのマジックですから、だらだらと見せてハイ終わり、ではあまりにももったいない気がします。セリフも含めてしっかりと練習しましょう。また、ある程度マジックを知っている方なら、続けて行うことができます。
大好きなマジックなので、よく演じます。何人にも見せていますが、一番受けが良かったのは彼女に見せたときでした。あなたも「いやーっ!!!」という悲鳴を狙っているあの子に出させてみませんか?あれは実にいいものです(変態)
「カードマジック事典」に解説が載っています。
難易度…★★☆
効果 …★★★
言葉の手品。
三色ボールペンがあるが赤と青の出るボタンが不調で使えない。
それでも青い色と赤い色とが書けるというのだが、ボールペンを
分解したりせずに出来るのだろうか?
Twilight Angels
ファンタジックなマジックのとうちゃっくです(韻を踏んでみました)
どうも。最近太ってきたのを
「胸が大きくなったんだよ!」
で切り抜けているineedadrinkです(やれやれ、なんとかごまかせたぜ)
さてさて、この「トワイライト・エンジェルズ」ですがこの目の付け所がいいですよね!
天使が動きを見せるのはこの他にも「トゥーニー・エンジェル」だとか、このマジックのパワーアップ版である「ネイキッド・エンジェル」などがありますが、これが一番幻想的だと思います。
現象:
マジシャンは一枚のカードを選んでもらい、裏表を確認します。
そのカードをデックから取り出したら、「エンジェルキャッチャー」をとりだし、これには天使を捕まえる機能がある、と話します。
どう見てもただの鏡です。どこからどう見てもエンジェルキャッチャーです。
鏡エンジェルキャッチャーを慎重にカードの上で動かすと…
カードの裏模様の天使が一人、消えてしまいます。
さらにもう一度、カードの上で動かすと…
なんと先ほど消えた天使が、残った天使の隣に現れます!
どうですか?めるへんじゃないですか!
ポール・ハリスの原案です。「リセット」の開発者としても知られています。
Magicwarehouseで12ドル50セントでした。結構安いと思います。
テクニックは必要ですがさほど難しくはありません。あんまり好きなテクニックではないですが。
終わった後、お土産としてカードを渡すこともできます。また、このあとすぐに次のマジックに入ることができます。
単純なただひとつのことだが それ以外はどうでもいいのだ!的なことですが、このマジックを行う際には必ず実際の動きを確認してください。それを怠ったineedadrinkという男性が、彼女相手に不評でした。
。・゚・(ノД`)アイター
海外で注文する場合には、当たり前ですが英語の解説書しかつきません。どうしても英語が苦手だという方には、G’sファクトリーにて動画コーナーがあります。ちなみにG’sで買ってもそんなには値段の差はありません。
なんにしろ、これでござい!というように見せびらかすマジックではないと思います。さらりと上品に行うべきでしょう。
これを前田さんがやったら彼女がきゃーきゃー言うんだろうなあ、と思いながら練習しております。指が細くて綺麗な人がやるとかっこいいマジックです。
俺ですか?俺は雪男みたいな指をしています。
難易度…★★☆
効果 …★★☆