○次元俳句702・時(時間)1・渡辺徳堂01・2025-05-25(日)
○「花時計入道雲へ時を告ぐ」(渡辺徳堂01)
○季語(入道雲・三夏)(「俳句界201604」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:時はいつでもつつましい。その最小単位が刹那であるからだ。しかし時は無限の力を持つ。あの力強い入道雲へも時を示すことができる。


渡辺徳堂(わたなべとくどう)
○好きな一句「青竹の蓋をめくれば噴井なり」02
○季語(噴井・三夏)(引用同上)

【Profile】:1944年東京都出身。「七曜」にて堀内薫、→橋本美代子の指導を受ける。2015年「ぽち袋」を創刊し代表。


○挿絵俳句701b・掃除機に・鎌田透次715b・2025-05-24(土)
○「掃除機に釦吸はれて夏端月」(『転生』2025)(鎌田透次715b)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集へ】
○季語(夏端月・初夏)

button sucked into
vacuum cleaner
in NATUHADUKI / Touji

【作句メモ】:カラカラと筒を登っていった。畳に落ちていたボタン。「夏端月」とは夏の初めの月の意から陰暦四月の異名。

○特集俳句701・唯我独尊俳句5唯・小島麦人03・2025-05-23(金)
○「プラトンと名付けて唯の金魚かな」(『田には風』2005)(→小島麦人03)
○季語(金魚・三夏)(「→齋藤百鬼の俳句閑日」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5検索6【→俳人一覧(いいいたせそちつてとぬねのへほむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:蘭鋳(らんちゅう)や琉金(りゅうきん)などの高価な金魚ではない。だだの駄金魚である。なんとその金魚、名前を「プラトン」という。

○方法俳句701・仏教用語15声明(しょうみょう)・浦戸和こ01・2025-05-22(木)
○「声明の声焦螟を飛びたたす」(『起き臥し』2021)(浦戸和こ01)※声明:三宝の功徳をたたえるため、梵語または漢文の経文や偈(げ)を、節をつけてとなえること。梵唄(ぼんばい)。※「焦螟」(しょうめい):架空の虫で、蚊のまつげに巣くい、そこで子を生ずるものとされる。非常に小さいことの例え。
○季語(焦螟・三夏)(「→朔出版」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたけこせそ・たにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「しょうみょう」というお経のような仏教用語と「しょうめい」という架空の虫との取り合わせ。夏の心の散華。


浦戸和こ(うらとわこ)
○好きな一句「起き臥しは流れにもあり魂送り」(『起き臥し』2021)02
○季語(魂送り・初秋)(引用同上)

【Profile】:1937年東京都出身。2004年→水内慶太に師事。2010年「月の匣」創刊・同人。2017年「月の匣」水精賞。2021年月の匣賞受賞。


○挿絵俳句701a・小満の・鎌田透次715a・2025-05-21(水)
○「小満の花瓶の水位減りゆけり」(『転生』2025)(鎌田透次715a)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集へ】
○季語(小満・初夏)

the season when
everything grows
water in vase decreases / Touji

【作句メモ】:小満。初夏の後半。気が成長する万物へと供花の花瓶の水が沁み込んでゆく。