○色彩俳句679・人肌色1・廣瀬町子04・2024-12-21(土)
○「人肌の色に日暮れて冬至かな」(→廣瀬町子04)
○季語(冬至・仲冬)(「→今日の季語」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのふへほみむめもゆ~)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:「人肌」と言えばぬくもりの印象が深いが掲句は色彩である。「肌色はだいろ」(#fce2c4)という→和の色。冬至南瓜の色を薄く伸ばしたような日暮れである。


○挿絵俳句679b・極月の・透次693b・2024-12-20(金)
○「極月の卓鈴振りて喚ばるかな」(『遠景』2025)(鎌田透次693b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(極月・暮)

last month of the year
ring the tablebell
and call you / Touji

【作句メモ】:「呼ぶ」「喚ぶ」と言う意味の「よばる」。東北を中心に諸地方で使われている。君が僕を呼ぶために使っていた卓鈴。今は君を呼ぶために使う。

○特集俳句679・びんびん俳句1-3瓶2・河内静魚05・2024-12-19(木)
○「空瓶の流れてゐたり鴨の中」(『花鳥』2002)(→河内静魚05)
○季語(鴨・三冬)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5【→俳人一覧(いいいたせそちつてぬねむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:群れている鴨のなかでたったひとつの空瓶は孤独だ。まるで「みにくいアヒルの子」のように。ところで「空瓶」は「あきびん」か、「からびん」か、「くうびん」か。あなたはどれ?。

○方法俳句679・遺留品9・栗山政子01・2024-12-18(水)
○「拾ひたる捻子を机に冬籠」(栗山政子01)
○季語(冬籠・三冬)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえせそにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:拾ったのは路上ということも考えられるが、これは部屋の箪笥の下あたりであろう。はて、拾ったのはいいが何の捻子(ねじ)であるか思い出せない。いずれ何かに必要な捻子なのだろう。とりあえずは机に入れておく。「冬籠」とはそんな季語であることを掲句は納得させる。


栗山政子(くりやままさこ)
○好きな一句「列島の片側は雪セロリ嚙む」02
○季語(セロリ・三冬)(「→俳句同人誌・ふう」より引用)

【Profile】:1942年東京都出身府中市在住。1982年「青山」入会、→山崎ひさをに師事。第17回(2002年度)俳壇賞受賞。2003年「」(→水田光雄主宰)創刊参加。2016年「田」退会、俳句同人誌「ふう」創刊代表。

○五体俳句679・拳8・穂積茅愁01・2024-12-17(火)
○「外套の深き処の拳かな」(穂積茅愁01)
○季語(外套・三冬)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねのみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:人物を主に考えれば「拳を外套のポケットに深く入れる」であるが拳を主に考えると掲句となる。さて外套を主に考えれば「こいつの拳を俺の深くまで飲みこむ」であろうか。そしてこの拳は何を考えているか。悔恨か、哀惜か。


穂積茅愁(ほづみぼうしゅう)
○好きな一句「婚ほどの昏さを灯し螢籠」02
○季語(螢籠・仲夏)

【Profile】:1949年静岡県伊豆生れ。東京都品川区在住。