○色彩俳句683・蒼17・甲士三郎01・2025-01-15(水)
○「雪国の底なす蒼き流れかな」(甲士三郎01)
○季語(雪国・晩冬)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたうえくけすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめも)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:雪国の原野にはこの時期は厚い根雪となっている。とすればこの蒼き流れは伏流水ということになる。あとどれぐらいで蒼い流れに雪解水が混じるのだろうか。


甲士三郎(こうしさぶろう)
○好きな一句「光塵の舞ひ降りる冬桜かな」02
○季語(冬桜・三冬)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)

【Profile】:1956年東京都出身神奈川県鎌倉市在住。日本画家。俳人。歌人。「天為」(→有馬朗人〔1930-2020〕創刊主宰)同人。

○五体俳句683・臑(すね)3・野口明子01・2025-01-14(火)
○「風花や市聖の臑細き」(『青黛(せいたい)』2011)(野口明子01)
○季語(風花・晩冬)(「→ふらんす堂」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「市聖(いちのひじり)」とは「空也上人(くうやしょうにん)」。この臑(すね)の細さは→六波羅蜜寺の空也上人立像のことであろう。口から6体の阿弥陀仏を吐き出すあの像である。


野口明子(のぐちあきこ)
○好きな一句「雨匂ふ神木蛇の衣垂らし」(『青黛(せいたい)』2011)02
○季語(蛇の衣・仲夏)(「→ふらんす堂」より引用)

【Profile】:1955年東京都出身。1996年「」入会。2002年「街」同人。2004年「街」退会。2005年「」創刊同人として参加。「麟」同人。「猫蓑会」同人。連句協会会員。

○次元俳句683・八方(空間)2・福田甲子雄04・2025-01-13(月)
○「八方の嶺吹雪きをり成人祭」(→福田甲子雄04)
○季語(成人祭・新年)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:白馬八方尾根は吹雪の中に煙る。2025(令和7)年「成人の日」。山岳の固有名詞かも知れないが次元・八方を採る。


○挿絵俳句683a・スキー板・鎌田透次697a・2025-01-12(日)
○「山頂へ舳先を向けてスキー挿す」(『遠景』2025)(鎌田透次697a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(スキー・晩冬)

insert skis into
the snow field
align the tips / Touji

【作句メモ】:二人とも雪国生まれ雪国育ちなのでスキー板とスキー靴はそれぞれ所有していた。しかし二人では一度もスキー場へ行ったことがない。私の物は1・2回ほど使用した。ヒッコリーの艶消しの黒の板。ずいぶん昔に処分した。君の物は昔勤めていた職場の近くのスポーツ用品店で買ったという。一度も使ったことがないと話していた。ついこのあいだ処分した。しっかり地上を歩くということが目標である今やスキー靴を履くなど思いもよらない。今日は「スキーの日」。拙句を一句「→私をスキーをした頃に連れてつて」(『蒼穹』2019)(鎌田透次)。


○挿絵俳句682b・粉雪や・透次696b・2025-01-11(土)
○「粉雪やもはや諍ひなき人と」(『遠景』2025)(鎌田透次696b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(粉雪・晩冬)

powder snowー
I'm with you
but we can't argue / Touji

【作句メモ】:雪の形状はいろいろあるが「粉雪」は気温の低い方の降り方のひとつである。詫びるばかり。感謝ばかり。もはや諍いをすることのない人と居る晩冬。