○挿絵俳句684a・我が胸に・鎌田透次698a・2025-01-20(月)
○「我が胸に二つの記憶雪兆す」(『遠景』2025)(鎌田透次698a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(雪兆す・晩冬)

there are two memories
in my heart it looks like
it's going to snow / Touji

【作句メモ】:雪が兆す時の空は雪空 一片の雲もなく ただ灰色で真白な雪空 降り出しても雪の粒は空の色に隠されて見えない

○五感俳句684・感情59意志2・成田三樹夫01・2025-01-19(日)
○「おおきい意志にて氷柱まがるぞ」(『鯨の目』1991)(成田三樹夫01)
○季語(氷柱・晩冬)(「名句集100冊から学ぶ俳句発想法(ひらのこぼ)(草思社)」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:軒下の氷柱がごつごつなのも曲っているのも氷柱の意志による。それともその家の主の意志によるものなのか。


成田三樹夫(なりたみきお)(1935-1990)
○好きな一句「背をのばせばどこまでも天」(『鯨の目』1991)02
○季語(無季)(引用同上)

【Profile】:山形県酒田市出身。1959年に俳優座養成所に入所。卒業後に大映と専属契約を結び俳優の道を歩む。大映倒産後は東映の「仁義なき戦い」シリーズなどに出演。俳句は自由律句が中心。


○挿絵俳句683b・古びた朝に・透次697b・2025-01-18(土)
○「古びた朝に積雪が薄くある」(『遠景』2025)(鎌田透次697b)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(積雪・晩冬)

one morning
in old memory
there is a light snowfall / Touji

【作句メモ】:今日は寒土用の入り。今日の関東に積雪はないが古い記憶には積雪の記憶は何度もある。そのたびに新雪に足跡をつけてから銀世界の様子を話した。

○特集俳句683・びんびん俳句1-7びん1・住宅顕信04・2025-01-17(金)
○「点滴びんに散ってしまった私の桜」(→住宅顕信04)
○季語(桜・晩春)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4検索5【→俳人一覧(いいいたせそちつてぬねむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「びんびん俳句」7句目がひらがなの「びん」。夭折の自由律俳人・住宅顕信(すみたくけんしん)の一句。点滴瓶を透かして落花の風が吹く。

■Pickup117「阪神・淡路大震災から30年」9句(2025-01-17)


2010/12/14「平成七年一月十七日裂ける」(時実新子)

2013/01/17「枯草や住居無くんば命熱し」(永田耕衣)

2014/01/17「神戸かなしも風花已まぬルミナリエ」(市堀玉宗)

2015/01/17「一月のネオンの青き阪神忌」(赤尾恵以)2016/01/17「言の葉の失せし寒さや阪神忌」(手塚美佐)

2017/01/17「水減りし阪神大震災忌の花瓶」(森田智子)

2019/01/17「黒き箭のごとく暁鶴現はるる」(友岡子郷)

2022/01/17「あをあをと空あり阪神震災忌」(角川春樹)

2023/01/17「懲らしめにしては神さま度が過ぎる」(山藤章二)

○方法俳句683・憑依6・金杉ふみ子01・2025-01-16(木)
○「水鳥の大き身震ひもらひけり」(金杉ふみ子01)
○季語(水鳥・三冬)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえせそにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:大きな身震いの水鳥が作者に憑依した。過去の「憑依」5句のなかで動物への憑依は「→まくなぎ」1句である。


金杉ふみ子(かなすぎふみこ)
○好きな一句「夜の新樹大き月置き雨上る」2
○季語(新樹・初夏)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)

【Profile】:1931年千葉県出身千葉市在住。1980年杉本北柿主宰「原人」入会。1990年「原人」同人。1991年「木語」千葉さわらび会入会。1992年→山田みづえ主宰「木語」入会。1993年「木語」同人。2004年「木語」終刊。