○挿絵俳句685a・堅雪を・鎌田透次699a・2025-01-30(木)
○「堅雪を渉つて硝子工場裏」(『遠景』2025)(鎌田透次699a)【→Haiku and Illustrationへ →第14句集50句へ】
○季語(堅雪・晩冬)

walking to behind
the glass factory
on solid snow / Touji

【作句メモ】:冬の硝子工場は閉鎖されていた。少年達は田園の堅雪を渉って硝子工場の裏へと辿り着いた。田園の堅雪を歩くには隠れた小川の流れに気を付けなければならなかった。

○方法俳句685・オノマトペ96わいわい1・宮崎すみ01・2025-01-29(水)
○「おもちや屋のネオンわいわい雪降り来」(『宮崎すみ集』2016)(宮崎すみ01)
○季語(雪・晩冬)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえせそにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:ネオンにはジリジリと音がある。作者にはおもちゃ屋のネオンが「わいわい」という音に聴こえた。雪の降りしきる中で。


宮崎すみ(みやざきすみ)
○好きな一句「神々の交信獅子座流星群」(『宮崎すみ集』2016)02
○季語(獅子座流星群・初冬)(「→俳人協会・俳句文学館>今日の一句」より引用)

【Profile】:1927年宮崎県出身福岡市在住。「対岸」(→今瀬剛一主宰)同人。

○五体俳句685・顔21・中村ひろ子01・2025-01-28(火)
○「春待つや簡単な顔持つ土偶」(『ドロップ缶』2018)(中村ひろ子01)
○季語(春待つ・晩冬)(「→永田満徳-中村ひろ子句集『ドロップ缶』」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたくけせそぬねのへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:遮光器土偶など複雑な顔を持つ土偶もあるが。作者が見たのはかなり簡素なデザインの土偶。その丸い口が春を待っている。


中村ひろ子(なかむらひろこ)
○好きな一句「鯛焼を抱へ小熊座大熊座」02
○季語(鯛焼・三冬)

【Profile】:1969年熊本県出身。1997年「未来図」熊本支部入会。2014年「未来図」杙の会参加。2016年「未来図」新人賞受賞。2017年「未来図」同人。「未来図」青山句会参加。「未来図」400号記念コンクール秀逸第一席。

○五感俳句685・感情60順応1・吉井まさ江01・2025-01-27(月)
○「晩年の一人にも慣れ煮大根」(『木雫』2021)(吉井まさ江01)
○季語(大根・三冬)(「→Miho Haiku Note(俳人あらきみほの俳句Note)」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:よく煮込んでしみしみの煮大根。一人暮らしにも慣れてきた晩年。ほんの少しでも大根を煮る余裕があればいいのであるが。


吉井まさ江(よしいまさえ)
○好きな一句「木雫の大円描く秋の水」(『木雫』2021)02
○季語(秋の水・三秋)(引用同上)

【Profile】:1932年東京都出身。1991年→深見けん二に師事、「屋根」入会。1994年「花鳥来」入会。1999年「屋根」同人。2017年「屋根」終刊に伴い、後継誌「」入会。「花鳥来」会員、「秀」同人。

○次元俳句685・亀裂(空間)2・加賀谷凡秋01・2025-01-26(日)
○「つはの葉につもりし雪の裂けてあり」(加賀谷凡秋01)
○季語(雪・晩冬)(「→ハイクノミカタ」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いたうえすせぬねはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:光沢のある石蕗(つわぶき)の葉に積った雪。裂けたまま落ちないでそのまま葉に乗っている。細かいところに気づいた写生句。


加賀谷凡秋(かがやぼんしゅう)(1895-1970)
○好きな一句「水仙の葉に葉かげあり賑はしく」02
○季語(水仙・晩冬)(引用同上)

【Profile】:秋田県横手市出身。東京帝国大学法医学教室の先輩、→水原秋櫻子、→高野素十らに従って俳句を作り始める。1941年医学専門部の「やはぎ会」の選者となる。「ホトトギス」同人。