萬福寺(その4)~京都府宇治市の寺院 | 九州下町おやじの珍道中

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20209月27日の京都市伏見区・宇治市の歴史散策の続き。

 

萬福寺」の続き。

 

 

萬福寺(その3)のレポ

 

 

 

 

 

大雄宝殿の後ろには、法堂があります。

 

 

 

 

回廊を進むと、また別のお堂が見えて来て…

 

 

 

 

こちらは、「東方丈(重要文化財)」。

中央に寿位があり、襖や壁は池大雅の五百羅漢の図、虎渓三笑の図、西湖の図ですべて重要文化財ですが、現在は京都博物館に出陳されています。

額や聠は開山禅師木庵禅師筆で重要文化財。この奥に住職が居住する甘露堂があります。

 

 

 

 

法堂(ほっとう)」の正面に来ると…あら?ブルーシートで覆われている(^^;

 

 

 

 

法堂の前から、大雄宝殿を…

 

 

 

 

回廊を進んで、納骨堂。

 

 

 

 

大雄宝殿に向かって右手に進むと、大きな魚板が!!!

開梆(かいぱん)」というそうですが、大寺院ですからね、大きな音を出すためにも…

 

 

 

 

魚板がある御堂。

 

 

 

 

この堂宇は、「齋堂(重要文化財)」。

食堂のことで、中央には緊那羅王菩薩が祀られていて、約300人が一堂に会して食事することができ、表の額と聯は木庵禅師筆で、ともに重要文化財です。

 

 

 

魚梆(魚板)は木魚の原型となったもので、儀式や行事の時刻を報じる時に打たれ、当寺の時計に当たるものです。

雲水が棒で打つと山内の隅々まで響き渡る音が出ます。

堂前の生飯台は食前に一箸の飯を餓鬼や鬼子母神などに施しする台です。

 

 

 

その横には、聯燈堂

 

 

 

 

こちらの樹木は「黄檗樹(きはだ)

 

 

 

 

中国様式の門もあって…門の脇の脊柱には「賣茶堂」と刻まれていました。

 

 

 

 

門の奥の様子。

 

 

 

 

その並びにも、同じような門があって、「黄檗文華殿」「賣茶堂」の石碑があります。

 

 

 

 

門をくぐると、大きな建屋が!こちらが「黄檗文華殿」。黄檗宗に関する博物館とのことで、黄檗文化研究所黄檗山萬福寺宝物殿となります。

 

 

 

 

文華殿の前には、真新しいモニュメントがあって…

 

 

 

 

このモニュメントの下の方には、由緒書き「雪山道人川口慧海西蔵旅行歌碑」のプレートがあって、上段には、「ゆきの原 雪をしとねの ゆきまくら 雪をくらひつ ゆきになやめる」という歌が刻まれています。

 

 

 

黄檗宗僧侶の川口慧海は(1866~1945)は、大阪堺に生まれ、俗名定治郎、僧名慧海仁廣。明治17年大阪長柄正徳寺佐伯蓬山に師事し、明治23年東京本所羅漢寺海野希禅の下で得度、翌年住職、翌々年には哲学館(現 東洋大学)を退館しました。

 

黄檗版大蔵経を読み漢訳の不備を感じ、サンスクリット原典と、漢訳より忠実であるとされるチベット語訳の仏典を求め、ネパール・チベット・へ入国し、大量の仏典・仏像・仏画・植物標本・民俗資料などを蒐集請来しました。

帰国後、チベット・ネパール・インドの宗教・社会・歴史・地理などを紹介し、仏典を邦訳、啓蒙書を著述し、日本のチベット学の基礎を作りました。

大正10年、僧籍返上後は、ウパーサカ(在家)仏教を提唱し、「蔵和辞典」の編集に従いました。

著書に、「チベット旅行記」「西蔵文典」など多数あります。

昭和20年、東京世田谷の自宅で病死。80歳。

 

 

チベット学なるものがあるんですね…なかなか面白そう♪

 

 

 

文華殿の階段横には、石碑があって…文字が判然とせず…涙

 

 

 

 

天王殿まで戻って来て…

 

 

 

 

宝篋印塔。

 

 

 

 

境内には、朱の鳥居もあって…

 

 

 

 

鳥居をくぐり、御社。こちらは「鎮守社」。重要文化財。

 

 

 

 

萬福寺」の産廃を終え、総門から境内の外に出ると、目の前の緑地帯の一角に、井戸がありました。

 

 

 

 

この井戸は、「龍目井」。

寛文元年(1661)隠元禅師が掘らしめられたもので、萬福寺を龍に譬え、この井戸を龍の目とし、天下の龍たち、善知識が挙ってここに集まるようにと念願されたものです。

 

 

 

禅師曰く、「山に宗あり 水に源あり 龍に目あり 古に輝き今に勝る」。

 

 

 

龍目井」の奥、緑地の一角には、小さなお堂があって…

 

 

 

 

中には、お地蔵さまがいらっしゃいました。

 

 

 

 

総門の横の駐車場の一角には、道標もあって…

 

 

 

 

「萬福寺」をお参りした後は、すぐ隣の「萬松院」に向かいました。塔頭の一つのようです。

その様子は、また後日。

 

 

 

 

萬福寺

京都府宇治市五ケ庄三番割34

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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