しばうら鉄道工学ギャラリー ~芝浦工業大学附属中学高等学校 ~東京都江東区豊洲の鉄道博物館 | 九州下町おやじの珍道中

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2019年3月中旬に、江東区豊洲方面に仕事で出かけた際、芝浦工業大学付属中学高校の前で、生徒の皆さんが集まって、何やらやっていたんですよね。

レールが敷かれていて、ミニチュア列車を走らせていました。楽しそう♪

 

 

 

芝浦工業大学附属中学高校は、鉄道にゆかりの学校なんですよね。

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芝浦工業大学附属中学高等学校の歩み

(中略)

■東京鉄道中学のはじまり

わが国に最初の鉄道が開通したのは1873(明治5)年である。その50周年記念行事として、鉄道省経理課長・十河信二(後の国鉄総裁)の発案により全国に鉄道中学の設置が計画されたが、実現したのは本校だけであった。池袋にある東京鉄道管理局教習所の付帯設備として設置された。なお、もう1つの記念行事は東京駅の神田駅寄りに設置された鉄道博物館(後の交通博物館、現在の鉄道博物館の前身)であった。

(後略)(しばうら鉄道工学ギャラリーHP)

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で、後日、20196月中旬に、また豊洲に出かけた際に、芝浦工業大学付属中学高校に「しばうら鉄道工学ギャラリー」という鉄道ミュージアムが併設されているというので、立ち寄ってみましたよ♪

 

 

 

しばうら鉄道工学ギャラリー」の開館時間は、火曜日〜土曜日、10:00〜12:30, 13:30〜16:00(最終受付15:30)、休館日は日曜・月曜・祝日になります。

 

 

 

 

校舎の前には、何やら、展示されていますが…

 

 

 

 

展示されているのは、「連結器」。並形自動連結器と呼ばれ、ヨ5000形車掌車に使用されていた部品で、連結や解放の作業効率が良いですが、連結した時の隙間が大きく、乗り心地を悪くするため、旅客車両には向いておらず、主に貨車や機関車に使用されています。

 

 

 

車輪

この車輪は、ヨ5000形車掌車で使用されていた部品で、1両につき、車軸が2本、車輪が4つあります。

 

 

 

 

ヨ5000形車掌車の連結器をじっくりと…その横には、車輪もありましたよ。

 

 

 

 

 

校舎に入り、守衛室で受付して、「しばうら鉄道工学ギャラリー」に向かいます。

 

 

 

しばうら鉄道工学ギャラリー」についての説明パネル。

鉄道資料の寄贈受け入れと収集・整理も行われているんですね。

 

 

 

 

ギャラルーの展示物

ショーケース展示、小物展示ケース、鉄道模型展示、ギャラリー駅名標、運転台とあるんですね♪スゴいや!

 

 

 

 

昭和40年代の豊洲・晴海」ということで、航空写真のパネルがありました。

赤い線が鉄道路線。晴海埠頭や豊洲にあった工場へと貨物線路が続いていた訳ですね…現在は、旧晴海橋梁が残っているくらいで、鉄道が走っていた面影はありません…

 

 

 

 

しばうら鉄道工学ギャラリー」の入口は、改札口になっていました。それもかなり昔のタイプの…面白い!

 

 

 

 

入口脇のショーケースには、鉄道模型・プラレールの車両が展示されていて…

 

 

 

 

入口の改札を抜けて、運転台。これはしびれるな~大興奮♪

 

 

 

 

こちらの機械類は、「デロイト式見送り給油機」(左)、「ボイラー安全弁」(右)。

蒸気機関車の部品だったそうですが…

 

 

 

デロイト式見送り給油機

蒸気機関車の空気圧縮機と給水ポンプに潤滑油を送る装置で、空気圧縮機や給水ポンプは蒸気で駆動しますが、その蒸気に見送り給油機から送り込んだ霧状の潤滑油を混ぜることで、駆動部分の潤滑を確保していました。

油に蒸気よりわずかに高い気圧をかけて水中に一滴ずつ上昇させ、水面に上がった油滴を蒸気で吹き飛ばして駆動用の蒸気に合流させます。

シリンダーには油ポンプ、車輪やロッド類にはその付近の油壷から毛糸製の通綿を使って、別途給水していました。

 

 

ボイラー安全弁

蒸気機関車のボイラーに所定以上の圧力がかかった場合に、圧力を放出させてボイラーの破損を防止する装置で、国鉄の標準的なもの。

ボイラー上部に取り付けられていて、通常はバネの力で弁がボイラー側に押し付けられていますが、所定以上の圧力がかかるとバネの力が負けて弁が開き、上部の穴から蒸気が放出される仕組み。圧力が戻れば、元に戻るようになっています。

 

 

 

 

こちらは…何だろう…おお!タブレットか!

 

 

 

 

タブレット

単線区間の走行時に、正面衝突を防ぐために用いられたもので、タブレットは閉塞機に納められ、同時に1個だけしか取り出せないようロックがかかる仕組みになっていて、閉そく機にいくつかのタブレットを入れておくことで、同じ方向に2回以上連続して列車を運転することもできました。

 

 

 

隣接区間のものと取り違えないように、中心部の穴の形状が異なっていて、○、□、△の3種類が基本で、楕円も使われていました。

列車にタブレットを受け渡す際には、キャリアと呼ばれるケースに入れ、ループ状の輪はキャリアで、タブレット自体はその中に入っています。

 

 

 

Nゲージの模型・ジオラマもあって…列車を走らせることもできますよ。

 

 

 

 

列車の座席シートもあるのか~

こちらのシートは、「485系特急者座席」。北陸地区を走っていた特急グリーン車の座席で、リクライニング、フットレスト付。

「通常の状態は土足可、裏返した状態では靴を脱いでお使いください。前方2組は回転させることができます。」と説明書きがありました。実際に座ることができるんですね♪

 

 

 

 

床の上には、レールが!このレール、1枚目の写真のレールのようですね~先に見える列車は、本棚になっていますよ。

 

 

 

 

おっ!?列車のボックスシートもある♪このシートは、「115系普通車座席」。

新潟地区を走っていたもので、首都圏ではボックス席のある列車もめっきり少なくなりました。知らない人と膝を突き合わせ話をするのも列車ならではの楽しみです。

通常のピッチ間隔より広く設置されています。

 

 

 

 

吊り革も!いろんな種類が展示されていました。

 

 

 

 

つり手」の説明書き。

一般には「つり革」と呼ばれますが、「つり手」が正式な名称で、もともとはループ状の皮ベルトを吊るしたものでしたが、大正時代頃からセルロイドやホーローの手掛けがついたものが現れ、昭和40年代以降は、樹脂製の手掛けと基布を樹脂で被爆しベルトが使われるようになり、今日の形態になりました。

 

 

 

 

硬券きっぷもあって…昭和7年8年のもののようです。

「鉄道資料の寄贈受け入れと収集・整理」をしていますからね。

 

 

 

 

こちらは、明治時代の優待乗車券。「中島伊平」という人物が所有したもので、中島伊平は高崎に1804年に誕生した絹問屋(屋号「福田屋」)で、時代からいうろ5代目伊平(1865年生まれ)のものと思われ、所沢の油屋小平(向山家)から中島家に養子に入り、翌年4月に家督相続、高崎経済界を代表する商人として活躍しました。

 

 

 

明治20年(1887)に設立された高崎商工会の中心人物で、明治31年(1898)高崎銀行を設立し頭取に就任。

昭和8年(1933)鉄道王と呼ばれた東武鉄道の根津喜一郎に「株は中島伊平」と言わしめたほど、その存在は当時の我が国の経済界でも異彩を放っていました。

 

 

 

 

こちらも、明治時代の優待乗車券。勿論、中島伊平のもので、伊野鉄道(現 東武鉄道)、日本鉄道(現 東北本線・高崎線・常磐線等)、関西鉄道(現 関西本線)、九州鉄道(現 鹿児島本線・長崎本線等)、東武鉄道など全国のものがあります。

 

 

 

 

新潟交通」の資料。新潟市の白山前駅と燕市の燕駅を結んでいましたが、1999年に廃止され(バス事業は現在も存続)、車両のカラーリングから「かぼちゃ電車」の愛称があります。

疫備え付けのハンコ、硬券の収納箱、時刻表、車両竣工図、沿線地図が展示されています。

 

 

 

 

こちらは、その硬券の収納箱。昔、駅の手売りのきっぷは、このような箱からきっぷを取り出していましたよね~懐かしい!

 

 

 

 

行先板、サボもありました♪「しろがね」「津軽」「彗星」…素晴らしい♪

 

 

他にも、鉄道に関するさまざまなコレクションの数々が展示されていて、鉄道好きには、堪らないもおんばかりで♪

 

 

 

由緒書き「東京鉄道中学」。ここ芝浦工業大学附属中学高等学校の歩みを記載したパネルもあって…

 

 

 

 

鉄道中学」の発案者は、鉄道省経理局会計課長だった十河信二。国鉄総裁を務め、「新幹線の父」と呼ばれた人物ですね。

初代学長 松縄信太の由緒書き示されています。

 

 

 

 

こちらのショーケースには、鉄道模型のHOゲージやNゲージの車両が展示されていました。

 

 

 

 

こちらにも…鉄道模型を見ると、やっぱりワクワクして来るな~♪

 

 

 

 

江東区豊洲にある芝浦工業大学附属中学高校に設置されている「しばうら鉄道工学ギャラリー」。

鉄道にゆかりのある学校に開設されたミュージアムだけあって、内容がとっても濃かったな~♪

館内は広くはないのですが、ワクワクしながら、見学できました(^^)

入館は無料ですので、一見の価値あり!日曜祝日は見られないのが残念ですが…学校ですから、仕方ないですね。

ただ、現在は、休館してようですので、ご注意下さいね…開館日をチェックしてから、お出かけを…

 

 

 

 

しばうら鉄道工学ギャラリー

東京都江東区豊洲6-2-7(芝浦工業大学附属中学高等学校内)

 

 

 

新幹線の父・十河信二

 

 

 

 

 

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