2019年1月5日の二日市・太宰府歴史散策の続き。
「菅原神社」「高橋紹運首塚」「五輪種子石塔（伝紅姫供養塔）」と見学した後は、「隈麿公奥都城（くままるこうおくつき）」に向かいました。
高橋紹運首塚・五輪種子石塔（伝 紅姫供養塔）・菅原神社のレポ
https://ameblo.jp/indyaki12/entry-12465713150.html
「五輪種子石塔（伝紅姫供養塔）」から西に進み、西鉄太宰府線の線路を越えると、大きな樹木が見えて来ます。
その大木に向かうと、建物が見えて来て…。こちらは「鹿島神社」。
おお～立派な本殿だこと！
拝殿の中の様子。
「鹿島神社」の拝殿を別角度から…。
拝殿の横には、先程見えていた大木が…。大きいですね～！
その根元には、毘沙門天の祠がありました。
石碑・石塔があって…。
お参りを終えて、拝殿正面の石段を下り、石の鳥居をくぐって、振り返って…。
「鹿島神社」の参道は、民家の間の路地になっているんですが、参道は丁字路に突き当たるので、そこを左折すると、左手に「猿田彦太神」と刻まれた大きな庚申塔がありました。あら？「猿田彦大神」ではなくて「猿田彦太神」？
「猿田彦太神」がある四つ角を右折すると、高台に御堂が見えて来ます。
スロープを登って…。こちらは「榎納骨堂」。
「榎納骨堂」の敷地は、広場のようになっています。
「榎納骨堂」の横には、南無阿弥陀仏と刻まれた石碑や慰霊碑があって…。
その一角に、玉垣に囲われた大木があるんですよね。
「隈麿公奥都城（くままるこうおくつき）（墓）について」という由緒書きがありました。
菅原道真公が筑紫に流された時、隈麿と紅姫の二人の幼い子女を伴われて、朝夕愛されました。
「少男女を慰む」の漢詩には「不自由な暮しの中にも食べ物や住居に恵まれていることは感謝せねばならぬ」と教えられています。
隈麿は、菅公が榎寺に流された翌年延喜2年（902）に病没されましたので、菅公は詩を作ってその死を悲しまれました。
苔生したその墓石の傍には、六弁の花を咲く老梅があります。
近くの路傍に紅姫の墓と伝えられる碑もあるとのことですが、これは、前回レポの「五輪種子石塔（伝紅姫供養塔）」になりますね。
大木の根元には、「隈麿之奥都城」と刻まれた石碑があって…。
その横には、祠がありました。こちらが「隈麿公奥都城」。
「隈麿公奥都城」のすぐ後ろには、梅の木があって、蕾を膨らませていました。こちらが「六弁の梅」になるようです。ちょっと時期が早かったか…(^^;
祠の中には、注連縄をかけられた石が安置されていました。隈麿公の墓石になるんですね…。
「隈麿公奥都城」のお参りを終えて、上って来たスロープを下りると、公園のようなスペースがあるんですが、その一角に、「秋夜」という漢詩の碑がありました。菅原道真公が、隈麿が亡くなった時に詠まれた詩なのでしょうか…。
その歌碑がある公園のようなスペースと、「榎納骨堂」を…。
菅原道真公が大宰府に流され、失意のうちに亡くなったということは知っていましたが、幼子を二人連れて来ていたことや息子が先に亡くなったということは、全然知らず、今回の散策で初めて知りました…。そんな悲しい歴史もあったんですね…(涙)
今回の歴史散策は、有意義だったな(^^)
「鹿島神社」「猿田彦太神」「隈麿公奥都城」とお参りした後は、「飛梅の原木（通古賀の飛梅）」に向かいました。
その様子は、また後日。
鹿島神社
福岡県太宰府市朱雀4-18
庚申塔（猿田彦太神）
福岡県太宰府市朱雀4-18-32付近
http://www.city.dazaifu.lg.jp/bunkazai/6/gtiku/6114.html（太宰府市HP）
隈麿公奥都城・榎納骨堂
福岡県太宰府市朱雀3-8-27
https://www.kyuhaku.jp/dazaifu/d-map/kaisetu52.html（九州国立博物館HP）
http://www.city.dazaifu.lg.jp/bunkazai/6/gtiku/6114.html（太宰府市HP）
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